収納不足を解決!アルファードの大型センターコンソール増設・自作カスタム
こんにちは。アルヴェル&ハイエース完全ガイド 運営者の「ホシ」です。
アルファードの運転席周りで、収納の少なさや肘置きの低さに不満を感じていませんか?
ベースグレードの小さなコンソールも、社外品の増設やDIY自作で劇的に使いやすく変えられます。
今回は大型センターコンソールの選び方から失敗しない自作手順まで分かりやすく解説します。
この記事のポイント
- 社外コンソール増設と純正流用の違い
- 車検の難燃性基準と通路確保の注意点
- 木材と合皮を使った自作DIYの手順
- 異音を防ぎ査定を守る安全な固定方法
アルファードのセンターコンソール増設と自作の基本

結論からお伝えすると、アルファードの運転席周りの収納不足や肘置きの低さを解決する方法には、手軽な社外大型コンソールボックスの増設、上位グレード純正部品の流用、そして理想のサイズで作れるDIY自作の3つの選択肢があります。
私自身も東京と山梨を往復する長距離ドライブの中で、箱ティッシュの置き場や左肘の高さがしっくりこず、コンソール周りを徹底的に見直したことで運転の疲れが見違えるほど軽くなりました。
まずはご自身のアルファードのグレード仕様を確認しながら、どの方法が自分の使い方に一番ぴったり合うのかを順番に整理していきましょう。
ベースグレードで感じる収納不足と肘置きの低さ
アルファードは高級ミニバンの代名詞とも言える車ですが、実はすべてのグレードに最初から豪華な大型センターコンソールが付いているわけではありません。
トヨタ公式の取扱説明書でも案内されている通り、グレードによってフロント席の間の装備は「大型ハイグレードコンソール」「大型スタンダードコンソール」「小型コンソールおよび折りたたみ式サイドテーブル」へと明確に分けられています(出典:トヨタ自動車公式『アルファード取扱説明書 収納装備一覧』)。
特に30系アルファードの売れ筋である「S」や「S“Aパッケージ”」、8人乗りの「X」グレード、さらには40系のベース仕様などでは、運転席と助手席の間を歩いて2列目へ移動できるウォークスルー構造が優先されています。
そのため、席の間には背の低い小物入れや簡易的な折りたたみテーブルしかなく、車内で毎日使うボックスティッシュや除菌シート、長財布、サングラスなどをすっきり隠して収納できる場所が驚くほど少ないのです。
さらに長距離を運転するドライバーにとって切実なのが、シートの横に付いている純正アームレスト(ひじ掛け)の細さと高さの物足りなさではないでしょうか。
純正の細いアームレストは角度調整こそできるものの、左腕全体をゆったり預けるには面積が小さく、高速道路を2時間、3時間と走り続けるうちに左肩や首筋にじわじわと疲労が溜まってしまいます。
また、折りたたみテーブル仕様の場合はドリンクホルダーの位置が床に近く、運転中にペットボトルやコーヒーカップを手に取ろうとすると視線が大きく下がり、わき見運転になりやすいという安全面での弱点も抱えています。
加えて、現代のドライブでは家族全員のスマートフォンやタブレットを同時に充電したい場面が多いですが、標準の小型コンソール周りでは充電ケーブルが床に垂れ下がって見た目も散らかりがちです。
こうした「収納容量の不足」「肘置きの頼りなさ」「ドリンクや充電周りの使いにくさ」という3つの悩みを一度に解消してくれるのが、運転席と助手席の間のデッドスペースを有効活用する大型センターコンソールの増設・自作カスタムなのですよ。
置くだけ簡単な社外大型コンソールボックスの魅力
「DIYで工具を使うのは少しハードルが高いけれど、今すぐ見栄えよく収納と肘置きを増やしたい」という方に一番人気なのが、車種専用に設計された社外大型コンソールボックスの増設です。
カー用品メーカーや内装カスタム専門ブランドからは、30系・40系アルファードの小型コンソールや折りたたみテーブルの形状にぴったり合わせて作られた専用コンソールボックスが数多く販売されています。
最大のメリットはなんといっても取り付けの手軽さで、純正の折りたたみ式サイドテーブルを畳んだ隙間に上からスポッと差し込む、あるいは小型コンソールの上から被せるだけで、工具を使わずにわずか5分〜10分で設置が完了する点にあります。
車種専用設計の製品であれば、アルファード純正のシボ革(黒革調)やピアノブラックパネル、シルバー加飾に近い素材が使われているため、後付け感の少ない落ち着いた見た目に仕上がります。
天板のクッション部分を後ろへスライドさせたり跳ね上げたりすると、中にはボックスティッシュが2箱以上余裕で収まる深型の大容量収納スペースが現れる仕組みです。
さらに、フロント側には運転席・助手席用のドリンクホルダーとスマホトレイ、リア側には2列目に座る家族が使いやすい後席用カップホルダーまで備わっているモデルが主流になっています。
最近のモデルでは、天板の前方に置くだけ充電(Qiワイヤレス充電)やUSB Type-A・Type-Cの急速充電ポート、夜間にブルーに光るLEDイルミネーションが最初から組み込まれている多機能タイプも2万円〜3万円前後で手に入ります。
もちろん車体に穴を開けたり純正パーツを削ったりする必要が一切ないため、車を乗り換える際にもそのまま取り外して次のオーナーへ引き渡すか、パーツ単体でフリマアプリ等で売却できるのも嬉しいポイントです。
ただし、既製品である以上「自分の身長だと肘置きがあと3cm高ければ完璧なのに」「手持ちの太い水筒が入らない」といった細かなサイズ調整はできないため、購入前に必ず内寸や天板の地上高をメジャーで測って自分の体格と照らし合わせることが失敗しないコツですね。
上位グレードの純正大型コンソールを流用する手順
2つ目の選択肢として、カスタム好きのオーナーの間で根強い人気があるのが、上位グレード(30系のS“Cパッケージ”やExecutive Lounge等)に標準装備されている「純正大型ハイグレードコンソールボックス」を丸ごと流用(移植)する方法です。
トヨタ純正部品として設計されたコンソールですから、ダッシュボードのセンタークラスターから流れるようなデザインの一体感や、蓋が開閉する際のダンパーの滑らかな動きは、やはり純正ならではの完成度を誇ります。
純正大型コンソールを流用する場合は、ディーラーや部品共販で新品パーツを一式注文するか、ネットオークションや中古パーツ専門店で状態の良い中古品セットを手に入れるのが一般的なルートです。
ここで自動車部品を扱うプロの視点から強く注意喚起しておきたいのが、「コンソールボックス本体だけ」を単品で買ってしまうと、車体フロアへの固定ができず取り付け途中で頓挫してしまうという落とし穴です。
小型コンソール仕様の車両と大型コンソール仕様の車両では、フロアカーペットの下にある鉄板へ固定するための「専用金属ブラケット(台座ステー)」の形状がまったく異なります。
そのため、流用作業を行う際はコンソール本体に加えて、前後のフロア固定用ブラケット、固定用ボルト・クリップ類、背面のリアエンドパネル、さらにはシフトパネル周りの化粧パネルまで含めた「流用フルセット」を揃える必要があります。
また、取り付けにあたっては運転席と助手席を一度取り外すか大きくスライドさせ、フロアカーペットの所定位置をカッターで一部切り欠いて車体側のネジ穴を露出させる加工が必要になるため、DIY初心者には少し緊張する作業になります。
もう1つ知っておくべき本音として、純正の大型ハイグレードコンソールは見た目が非常に立派な反面、内部に肉厚なインナーケースや可動ヒンジが入っているため、実は外寸の割に中の収納スペースが意外と浅くて狭いという特徴があります。
部品代だけで5万円〜10万円近い出費になることも踏まえると、「収納力よりもカタログ上位グレードと全く同じ純正の見た目にこだわりたい」という明確な目的がある方に向いているカスタムだと言えますね。
社外品と純正流用と自作の費用や収納力を徹底比較
ここまでご紹介した「社外大型コンソールボックスの増設」「上位グレード純正大型コンソールの流用」、そして後半で詳しく解説する「DIY自作コンソール」の3つの方法について、どれを選ぶのが一番お得なのかを比較してみましょう。
それぞれに明確な強みと弱みがあるため、予算や作業時間、そして車内で何を一番優先したいかによってベストな選択肢は変わってきます。
特に「車を長く快適に乗りつつ、将来のリセールバリュー(売却時の査定額)も守る」という視点から見ると、フロアカーペットを切る必要があるかどうかは見逃せない判断基準になります。
| 比較項目 | 社外大型コンソール増設 | 純正大型コンソール流用 | DIY自作コンソール |
|---|---|---|---|
| トータル費用目安 | 約15,000円〜32,000円 | 約45,000円〜95,000円 | 約6,000円〜14,000円 |
| 作業時間と難易度 | 約10分(置くだけで簡単) | 約3〜5時間(床加工が必要) | 約4〜8時間(木材加工と合皮張り) |
| 収納力と自由度 | 大容量(ティッシュや小物に最適) | やや狭い(外寸の割に浅め) | 自由自在(冷蔵庫やゴミ箱も収納可) |
| 原状回復と査定影響 | 無加工のため5分で純正に戻せる | カーペット切開跡が残る点に注意 | 非破壊固定なら無傷で純正に戻せる |
表を見ると一目瞭然ですが、1万円前後の少ない予算で、自分の体格や入れたい荷物に1ミリ単位で合わせた理想の空間を作れるのがDIY自作の最大の強みです。
たとえば小型ポータブル保冷温庫をぴったり埋め込んだり、家族が使いやすい位置にゴミ箱とティッシュ取り出し口を作ったりできるのは自作ならではの特権と言えます。
一方で、週末に作業する時間がなかなか取れない方には、2万円前後で買えて無加工でポンと置ける車種専用の社外大型コンソールボックスが最もバランスの良い選択になります。
ご自身が「作る過程も含めて自分だけの特別仕様を楽しみたいか」、それとも「時間を節約してすぐ快適に乗りたいか」を基準に選ぶと、購入後や製作後に後悔しない納得のいくコンソール選びができるはずですよ。
車検の難燃性基準やウォークスルーとの兼ね合い
センターコンソールを大型化したり自作したりする前に、安全面と車検(保安基準)、そして日々の使い勝手の変化について必ず押さえておきたい2つの重要ポイントがあります。
国土交通省が定める道路運送車両の保安基準(細目告示別添27)では、運転者室および客室に固定されるアームレストやトリム等の内装材料について、火災時に燃え広がりにくい「難燃性(燃焼速度が毎分100mm以下等)」を備えることが規定されています(出典:国土交通省『道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 別添27(内装材料の難燃性の技術基準)』)。
そのため、コンソールを自作する場合は、表面を覆う合皮レザーに必ず「自動車内装用難燃性合格品(JABIA規格適合品)」を選び、天板の角にはウレタンを入れて丸みを持たせることが安全かつ車検でも安心な鉄則です。
ここで、コンソール大型化に伴う安全基準と車内動線のチェックポイントを4項目で図解に整理しておきましょう。
大型コンソール増設・自作前に確認すべき4つの安全&動線チェック基準
チェック1:自動車内装用の難燃性合皮レザー(JABIA規格品)の使用
手芸用の燃えやすい布やむき出しの木材は避け、シンコール等の自動車用難燃PVCレザーで表面全体を被覆する。
チェック2:鋭利な角をなくすR加工とウレタンクッション被覆
急ブレーキ時に乗員がぶつかっても怪我をしないよう、木材の角は紙やすりで丸め、厚さ10mm以上のウレタンで覆う。
チェック3:1列目〜2列目間のウォークスルー動線の確認
雨の日に運転席から後ろのチャイルドシートへ移動する習慣がある場合は、全高や全長を抑えたコンパクト設計にする。
チェック4:シートベルトバックルとシート前後スライドの干渉ゼロ確認
コンソール横幅を240mm〜260mm以内に収め、シートベルトの抜き差しやシートスライド操作を妨げない構造にする。
特に小さなお子様がいるご家庭では、背の高い大型コンソールで1列目から2列目への通路(ウォークスルー)を完全に塞いでしまうと、雨の日の移動が不便になることがあります。
通路の移動も残したい場合は、コンソールの前後長を少し短めに設計するか、必要なときだけワンタッチで取り外せる面ファスナー固定方式を採用すると家族全員が快適に使えますよ。
アルファードのセンターコンソール自作手順と注意点

ここからは、実際にアルファードのセンターコンソールをDIYで自作するための具体的な材料選びと、初心者でも既製品のように美しく仕上げる製作ステップを詳しく解説していきます。
「日曜大工は久しぶりだから、手作り感が出たらどうしよう…」と心配な方でも、ホームセンターの木材カットサービスと基本工具さえ使えば、驚くほどきれいなレザー調コンソールが作れます。
また、作ったあとに後悔しがちな「夏場の合皮剥がれ」や「走行中のギシギシ音」を防ぐプロの工夫まで順番に見ていきましょう。
MDF木材やウレタンと合皮レザーなど必要な材料
自作センターコンソールのクオリティと耐久性の8割は、作業を始める前の「材料選び」で決まります。
まず骨格となる木材には、反りや歪みが少なく断面も滑らかで加工しやすい厚さ9mm〜12mmの「MDF材(中密度繊維板)」または軽くてネジが効きやすい「針葉樹合板・ファルカタ合板(12mm厚)」を選ぶのが正解です。
次に、肘を乗せる天板のクッション材には、沈み込みすぎない「チップウレタン(厚さ20mm)」の上に柔らかい「スラブウレタン(厚さ10mm)」を2層重ねにすると、高級ソファのような絶妙な肘心地が生まれます。
ここで、アルファード用センターコンソールを1台自作するために必要な材料と工具、予算目安を表にまとめました。
| 必要な部材・工具名 | 推奨スペック・規格 | 費用目安 | 選定のポイント・役割 |
|---|---|---|---|
| MDF材または合板 | 厚さ9mm〜12mm(910×1820mm等) | 約2,000円〜3,500円 | 店舗の直線カットサービスを利用すると正確 |
| 自動車用難燃PVCレザー | JABIA難燃規格品(幅125cm×長さ1.5m) | 約2,000円〜3,000円 | よく伸びるストレッチ合皮を選ぶと角が綺麗 |
| ウレタンクッション材 | チップウレタン20mm+軟質ウレタン10mm | 約1,200円〜2,000円 | 天板の肘置きと側面のソフトな触感を形成 |
| 耐熱スプレー糊・タッカー | 3Mスプレーのり99+ハンドタッカー(6〜8mm針) | 約2,000円〜3,000円 | 夏場の車内高温による合皮の浮き・剥がれを防止 |
| 埋め込み用カップ・丁番 | ステンレス製ドリンクホルダー+スライド丁番 | 約1,500円〜2,500円 | 内径80〜90mmの深型カップを選ぶと太い水筒も対応 |
特に重要なのが合皮レザーを貼り付ける接着剤で、一般的な文房具用の糊や両面テープを使うと、真夏の車内温度(70℃以上)で糊が溶けて合皮が浮き上がってしまうため、必ず耐熱性の高い内装用スプレー糊(3M スプレーのり99等)を選んでください。
また、表面の合皮は少し伸縮性がある「ストレッチタイプの難燃PVCレザー」を選ぶと、ボックスの角を引っ張りながら貼ったときにシワが寄らず、プロが張ったような美しい曲面を作ることができますよ。
型取りから木材カットと合皮張りまでの製作工程
材料が揃ったら、まずはダンボールとガムテープを使って実物大の試作型を作り、運転席と助手席の間に置いてサイズ感を確認することからスタートしましょう。
30系・40系アルファードの運転席と助手席の間に収める場合、コンソール外寸の目安は「横幅240mm〜250mm × 全長600mm〜650mm × 高さ350mm〜400mm(天板含む)」を基準にして調整すると、シートベルトのバックルにも干渉せずスムーズに収まります。
ここで、初心者でも失敗せずにプロ並みの仕上がりを実現する製作の4ステップを図解で確認しておきましょう。
アルファード用センターコンソール自作DIYの4ステップ工程
Step 1:ダンボールでの現車型取りとホームセンターでの木材カット
シートを前後に動かして干渉がない寸法を割り出し、ホームセンターのパネルソーでMDF材を正確に切り出す。
Step 2:ドリンクホルダー・USB穴開けと各パネルの個別レザー張り
箱に組み立てる前の「平らな板の状態」でホールソーによる穴開けと合皮レザー張り(スプレー糊+裏面タッカー留め)を行う。
Step 3:2層ウレタンクッション天板(アームレスト蓋)の製作
天板用の木材にチップウレタンと軟質ウレタンを重ね、四隅を対角線上に引っ張りながら合皮を巻き込んでタッカーで固定する。
Step 4:L字金具・スリムビスでの本組みと丁番・マグネットキャッチ取付
レザーを張り終えた各パネルを内側からL字金具とビスで箱型に結合し、開閉用の丁番とマグネットキャッチを取り付ける。
手作り感を出さない最大の秘訣は、「先に木材を箱型に組んでから合皮を貼る」のではなく、「バラバラの板の状態で1枚ずつ合皮を巻き込んでタッカー留めし、最後に内側からビスで組み立てる」という手順を採ることです。
また、ボックスの収納庫内にも黒い粘着フェルトシートを貼っておくと、中に入れたサングラスや小銭、充電器が走行中にカタカタと音を立てるのを防げるうえ、蓋を開けたときの質感も格段に高まりますよ。
きしみ音やガタつきを防ぎリセールを守る固定術
見た目も使い勝手も大満足なコンソールが完成したら、最後の仕上げとして「走行中のきしみ音(異音)対策」と「車体を傷つけない確実な固定方法」を施していきましょう。
アルファードは非常に静粛性が高い車だからこそ、段差を乗り越えたときにコンソールから「キュッキュッ」「ミシミシ」という擦れ音が聞こえると、せっかくの快適な空間が台無しになってしまいます。
自動車部品メーカーの現場でも純正コンソールの異音対策として使われているのが、パーツ同士が触れ合う部分に厚さ1mm程度の「不織布テープ(テサテープ)」や「EPDM発泡ゴムシート(エプトシーラー)」を貼って直接摩擦をなくす手法です。
具体的には、自作コンソールのパネルとパネルを合わせる隙間や、車両側の純正プラスチック部分と接する箇所、さらには天板のフタが閉まったときに当たるフチの部分に小さなフェルトクッションや不織布テープを貼るだけで、走行中のきしみ音は驚くほどピタッと消え去ります。
そして車体への固定方法については、将来の売却時(リセールバリュー)に査定額が1円も下がらないよう、車体のフロアや純正樹脂パーツへ直接ドリルで穴を開けるのは絶対に避けてください。
フロアカーペットの上に直接設置するタイプであれば、コンソール底面の四隅に幅50mmほどの工業用超強力面ファスナー(ベルクロのオス側・チクチクする方)をタッカーと接着剤で固定する方法が最も手軽で強力です。
アルファードの純正フロアカーペット自体が面ファスナーのメス側(ループ毛足)の役割を果たしてくれるため、上からグッと体重をかけて押し付けるだけで、急ブレーキや山道のワインディングでもビクともしないほど頑丈に固定されます。
また、純正の小型コンソールを取り外してその場所に自作コンソールを設置する場合は、純正コンソールを留めていた床面の既存ボルト穴(M6またはM8ボルト)をそのまま使い、ホームセンターの金属ステーを介して固定すれば車体は完全無傷のままです。
この「純正パーツの保管」と「無加工固定」の2つさえ守っておけば、数年後にアルファードを売却する際も10分あれば新車時と全く同じ状態に戻せるため、高いリセールバリューを100%維持したままカスタムを満喫できるというわけですね。
コンソール増設やカスタムでよくある質問

ここでは、アルファードのセンターコンソール増設やDIY自作に挑戦する方からよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。
材料を買う前や社外品を注文する前に、車検や電源容量、純正アームレストとの干渉などの重要ポイントを最終チェックしておきましょう。
Q1. 自作のセンターコンソールや社外コンソールボックスを付けたままでも車検には通りますか?
A. はい、基本的に車検は問題なく通ります。置くだけ・面ファスナー固定のコンソールは簡易着脱可能な室内アクセサリー扱いとなります。なお、ボルト等で常時固定する場合は、自動車内装用の難燃性合皮レザー(JABIA規格適合品)を使用し、角にウレタンを巻いて鋭利な突起をなくしておくことで保安基準にも適合します。
Q2. コンソール内にUSB充電器やポータブル冷蔵庫の電源を引く場合、どこから電源を取るのが安全ですか?
A. 最も簡単で安全な方法は、純正フロントコンソール下部にあるアクセサリーソケット(DC12V)からソケット分配器を使ってコンソール内部へ配線を引き込む方法です。トヨタ公式の取扱説明書にある通り、純正DC12Vソケットの許容電力は合計120W(10A)未満と定められているため、消費電力の合計が120Wを超えない範囲で使用してください。
Q3. 大型コンソールを増設・自作する際、運転席と助手席の純正アームレスト(ひじ掛け)は外す必要がありますか?
A. 純正の細いアームレストを取り外さなくても、上へ跳ね上げておくか、アームレストの下に収まる高さ(床面から約36cm〜40cm程度)でコンソールを設計・選定すればそのまま併用できます。純正アームレストを上げた状態でも干渉しないよう、コンソールの横幅を25cm前後に抑えておくのがコツです。
Q4. 自作コンソールの合皮レザーの色は、アルファードの黒内装には何色を選べば一番なじみますか?
A. アルファードのブラック内装(合成皮革やファブリック)には、真っ黒(漆黒)のツヤありレザーよりも、少しだけマット(つや消し)で細かいシボ模様が入った「ダークブラック(またはチャコール寄りの黒)」の自動車用PVCレザーを選ぶと、周囲の純正ダッシュボードやシートと違和感がなくなります。
事前にこうした細かい疑問をクリアにしておけば、取り付け後に「シートが動かせない」「ヒューズが飛んでしまった」と慌てることなく安全に作業を進められますよ。
アルファードのセンターコンソール増設と自作の総括

ここまで、アルファードの収納不足とひじ掛けの低さを解消するための大型センターコンソール増設と、MDF木材や難燃合皮レザーを使ったDIY自作カスタムの手順を詳しく解説してきました。
あらためて大切なポイントを振り返ると、手軽さと完成された見た目を優先するなら「車種専用の社外大型コンソールボックス」、予算を抑えて自分好みの収納や肘置き高さを追求するなら「DIY自作」を選ぶのが最も満足度の高い選択になります。
ベースグレードや中間グレードの小さなコンソールに我慢しながら乗り続けるのは、アルファードが持つ本来の快適なポテンシャルから見ても非常にもったいないことです。
もしDIYで自作に挑戦する場合は、①ダンボールでの事前型取り(横幅240〜250mm目安)、②パネルごとの個別レザー張り工法、③耐熱スプレー糊とタッカーの併用、④不織布テープと面ファスナーによる異音・転倒対策という4つの基本ルールを守るだけで、既製品に負けない見事なコンソールが完成します。
また、車体に穴を開けない非破壊固定を徹底しておけば、数年後に愛車を手放す際もわずか数分で純正状態に戻せるため、アルファードの大きな魅力である高いリセールバリューを損なう心配もありません。
運転席に座ったとき、左肘が自然な高さでふんわりと支えられ、よく使うティッシュや飲み物、充電ケーブルがすべて手の届く場所に美しく整理されている感覚は、毎日の運転を何倍も楽しくしてくれます。
まずは今日、ご自身のアルファードの運転席と助手席の間の幅をメジャーで測り、「ここにどんな収納とひじ掛けがあったら最高か」をイメージしながら、ぴったりの社外コンソール探しやDIYの設計図作りから始めてみてくださいね。
自分の手で少しずつ愛車を理想の快適空間へ仕上げていく時間は、車好きにとってかけがえのない楽しいひとときになりますよ。
この記事でお伝えしたノウハウが、あなたとご家族のアルファードライフをより快適で心地よいものにするお役に立てば嬉しいです。


