アルファードの燃費が悪すぎる?街乗り・高速の実燃費とガソリン代節約術
こんにちは。アルヴェル&ハイエース完全ガイド 運営者の「ホシ」です。
アルファードの燃費が悪すぎると感じ、毎月のガソリン代に驚いている方は多いでしょう。
私は自動車部品業界で15年以上、歴代アルファードの実燃費と燃料消費を検証してきました。
今回はプロの視点から、街乗りで燃費が落ちる原因とガソリン代を浮かせる運転術を解説しますね。
この記事のポイント
- 40系と30系の街乗りや高速道路におけるリアルな実燃費
- 街乗りでリッター5から6キロまで落ち込む4つの物理的原因
- 年間走行距離別のガソリン代とハイブリッド車の損益分岐点
- 発進時のアクセル操作と空気圧管理で実燃費を伸ばす節約術
アルファードの燃費が悪すぎる原因とガソリン代実態
念願のアルファードが納車されて街中を走り始めたものの、メーター内の平均燃費表示が「6.2km/L」や「5.8km/L」を指しているのを見て、「いくらなんでも燃費が悪すぎるのではないか」と青ざめてしまうオーナーさんは少なくありません。

しかし結論から言うと、街乗りでリッター6km前後になるのは決してあなたの車が故障しているわけではなく、2.1トンを超える車重と燃料噴射制御、そして走行環境が重なった正常な物理現象なのです。
まずは40系・30系の世代およびエンジン別のリアルな実燃費データを確認したうえで、なぜ街乗りでこれほど燃費が落ち込むのかという原因と年間のガソリン代実態を順番に解き明かしていきましょう。
40系と30系の街乗りや高速道路での実燃費比較
最初に押さえておきたいのが、現行40系および先代30系アルファードの「カタログ燃費(WLTCモード)」と、私が東京の都市部から山梨の郊外・中央自動車道まで実際に走らせて計測している「シーン別のリアルな実燃費」の違いです。
アルファードは選ぶパワートレインと走る道路環境によって、別物の車のように燃費が大きく変化する特徴を持っています。
ここで、世代・エンジン別のカタログ燃費と走行シーン別の実燃費比較表をご覧ください。
| 世代・エンジン(燃料) | WLTCカタログ | 街乗り実燃費 | 郊外路実燃費 | 高速道路実燃費 |
|---|---|---|---|---|
| 40系 2.5Lガソリン(レギュラー) | 10.3〜10.6km/L | 6.5〜8.0km/L | 9.0〜10.5km/L | 11.5〜13.0km/L |
| 40系 2.5Lハイブリッド(レギュラー) | 16.5〜17.7km/L | 13.5〜15.5km/L | 16.0〜17.5km/L | 15.5〜17.0km/L |
| 30系 2.5Lガソリン(レギュラー) | 10.6〜11.0km/L | 6.0〜7.5km/L | 8.5〜10.0km/L | 11.0〜12.5km/L |
| 30系 3.5L V6ガソリン(ハイオク) | 9.6〜10.2km/L | 5.0〜6.5km/L | 7.5〜9.0km/L | 10.0〜11.5km/L |
| 30系 2.5Lハイブリッド(レギュラー) | 14.8km/L前後 | 10.5〜12.5km/L | 12.5〜14.0km/L | 13.0〜14.5km/L |
表の通り、市場で最も台数が多い「40系および30系の2.5Lガソリン車(2AR-FE型)」は、信号の多い街乗りでは「6.0〜8.0km/L」まで落ち込む一方、高速道路の定速巡航では「11.0〜13.0km/L」まで一気に伸びるという二面性を持っています。
また、30系の3.5L V6車は街乗りで5.0〜6.5km/Lかつハイオク仕様となるため、燃料代が最もかさむモデルと言えるでしょう。
それに対して、40系の2.5Lハイブリッド車は熱効率41%の新世代エンジン(A25A-FXS)と第5世代ハイブリッドを採用しており、街乗りでも「13.5〜15.5km/L」というコンパクトカー並みの低燃費を実現しているのです。
世間で「アルファードは燃費が悪すぎる」と嘆かれているケースの9割以上は、2.5Lまたは3.5Lの純ガソリン車で市街地のストップ&ゴーばかりを走っている状態なのですね。
車重2トン超と発進時の踏みすぎで燃費が落ちる訳
では、なぜアルファードのガソリン車は高速道路だとリッター12km以上走るのに、街乗りになった途端リッター6km前後まで急落してしまうのでしょうか。

最大の物理的原因は、アルファードの車両重量が「約2,060kg〜2,290kg(大人4人が乗ると総重量約2.3〜2.5トン)」というヘビー級の重さであり、止まっている巨体をゼロから動かし始める瞬間に莫大なエネルギー(燃料噴射)を必要とするからです。
自転車のペダルを漕ぎ出す瞬間を思い浮かべていただくと分かりやすいですが、止まっている状態から最初のひと漕ぎ目には一番足の力が必要になり、一度スピードに乗ってしまえば軽い力でスーッと進みますよね。
車も全く同じ物理法則で動いており、信号待ちの停止状態から時速20km〜30kmに乗せるまでの「発進直後の5秒間」に、定速巡航時の3倍〜5倍ものガソリンがエンジン内部へ噴射されているのです。
しかも、30系・40系の2.5Lガソリン車に搭載されている「2AR-FE型自然吸気エンジン+Super CVT-i(自動無段変速機)」には、重量級ミニバンならではの落とし穴があります。
以前セダンやコンパクトカー、あるいはターボ車に乗っていた感覚のまま、発進時に「スッと前に出よう」としてアクセルペダルをグッと3割〜4割ほど踏み込んでしまうと、2.1トン超の重さに負けて車速が上がる前にエンジン回転数だけが「2,500〜3,000回転」まで跳ね上がってしまうのですね。
この「エンジンがブォーンと唸っているのに車速が後からついてくる状態(CVTのスリップロス・低速プーリー比での高回転維持)」こそが、街乗りでガソリンを垂れ流してしまう最大の原因と言えます。
300m〜500mおきに赤信号で止められる日本の都市部において、毎回のゼロ発進で2,500回転以上回していれば、あっという間にリッター5〜6km台へ落ち込んでしまうわけですよ。
ちょい乗りとエアコン待機が招くリッター5キロの罠
発進時のアクセルワークに加えて、街乗りメインのアルファードオーナーを「リッター5km台の沼」へ引きずり込むもう一つの大きな要因が、片道5km以下の「ちょい乗り(短距離走行)」と「エアコンをつけたままの車内待機(アイドリング)」です。
まず自動車工学の基本メカニズムとして、ガソリンエンジンは朝一番や数時間駐車した後の「エンジンが冷え切った状態(コールドスタート時)」において、シリンダー壁面が冷えているため燃料が気化しにくく燃焼が不安定になる特性を持っています。
そのためエンジンコンピュータ(ECU)は、冷却水の温度が適正値(約80℃前後)まで温まり、排気ガスを浄化する三元触媒が活性化するまでの始動後約5分〜10分間、通常の温間時よりも意図的に濃いガソリンを噴射する「暖機燃料増量制御」を自動的に行っているのです。
もし平日の使い方が「片道2〜3kmの保育園や駅の送迎」「近所のスーパーへの買い物」ばかりだとどうなるでしょうか。
エンジンがようやく温まって燃料噴射量が通常に戻る直前に目的地へ到着してエンジンを切り、数時間後にまた冷え切った状態から濃い燃料を噴射して帰るというサイクルを毎日繰り返すことになります。
このような片道5km以下のシビアコンディション(ちょい乗り)では、どんなに運転が上手なプロが乗っても2.5Lガソリン車の実燃費は「5.0〜6.2km/L前後」まで低下するのが現実です。
さらに見逃せないのが、子どもの習い事の迎え待ちや買い物待ちなどで、広大な3列シート空間を冷暖房する「前後独立フルオートエアコン」をONにしたまま停車しているアイドリング時間でしょう。
2.5Lエンジンのアルファードでエアコンを稼働させてアイドリング待機すると、1時間あたり「約0.8〜1.2リットル」のガソリンを消費するため、走っていない待機時間が長い人ほどメーターの平均燃費がどんどん悪化していくのですよ。
大口径タイヤの空気圧低下と積載荷物が与える悪影響
走行環境やアクセル操作だけでなく、車そのもののコンディション管理不足によって知らず知らずのうちに燃費を5%〜10%も悪化させているケースも非常に多いです。
自動車部品のプロとして真っ先にチェックしていただきたいのが、アルファードの足元を支える「18インチ・19インチ大口径タイヤの空気圧不足」と「車内に積みっぱなしの不要な荷物」の2点になります。
タイヤの空気はパンクしていなくても、ゴムの分子の隙間から1ヶ月に「約5〜10kPa(約5%前後)」ずつ自然に抜けていく性質を持っているのです。
半年以上ガソリンスタンドで空気圧を点検していないアルファードを測定すると、メーカー指定値(240kPa等)に対して190〜200kPa程度まで空気が減っている車両が驚くほどたくさんあるのですね。
車重が2.1トン以上あるアルファードでタイヤの空気圧が下がると、地面と接しているタイヤのゴムが大きく潰れてたわみ、回転するたびにゴム内部で熱エネルギーが奪われる「転がり抵抗」が急増してしまいます。
JAF(日本自動車連盟)が実施したユーザーテストの実証データでも、タイヤの空気圧が不足した状態では惰性で転がる距離が短くなり、市街地や郊外の走行で明確に燃費が悪化することが証明されているのです(出典:JAF(日本自動車連盟)公式『タイヤの空気圧不足、燃費への影響は?(JAFユーザーテスト)』)。
また、アルファードは3列目シートの跳ね上げスペースや床下収納が広いため、キャンプ用の重いテントや折りたたみチェア、ゴルフバッグ、使わない工具箱やペットボトルの箱などを合計50kg〜100kg近く積みっぱなしにしている方も少なくありません。
常時大人1人〜2人分の重りを余計に載せてストップ&ゴーを繰り返せば、それだけで発進時の燃料消費が3%前後増えてしまうでしょう。
空気圧の放置と荷物の積みっぱなしという2つのマイナス要素が重なるだけで、年間1万円以上のガソリン代をドブに捨てている計算になるため注意が必要ですよ。
年間走行距離別のガソリン代とハイブリッドの損益差
ここまで燃費が悪化する原因を見てきましたが、実際にアルファードを所有すると年間・月間でいくらのガソリン代がかかるのか、そして「ハイブリッド車とどちらが得なのか」を数字で比較してみましょう。

まず嬉しい前提として、アルファードの主力である「2.5Lガソリン車」と「2.5Lハイブリッド車」はどちらも経済的な「レギュラーガソリン仕様」であり、ハイオク仕様なのは30系の「3.5L V6車」のみです。
ここでは通年平均実燃費として、「2.5Lガソリン車=8.5km/L(175円/L)」「40系ハイブリッド車=15.0km/L(175円/L)」「30系3.5L V6車=6.8km/L(ハイオク186円/L)」を基準にした年間ガソリン代比較表を作成しました。
| 年間走行距離(月平均) | 2.5Lガソリン(8.5km/L) | 40系ハイブリッド(15km/L) | 30系3.5Lハイオク(6.8km/L) |
|---|---|---|---|
| 年 5,000km(月416km) | 年約10.3万円(月約8,600円) | 年約5.8万円(月約4,900円) | 年約13.7万円(月約11,400円) |
| 年 10,000km(月833km) | 年約20.6万円(月約17,200円) | 年約11.7万円(月約9,700円) | 年約27.4万円(月約22,800円) |
| 年 15,000km(月1,250km) | 年約30.9万円(月約25,700円) | 年約17.5万円(月約14,600円) | 年約41.0万円(月約34,200円) |
表の通り、標準的な「年間10,000km走行」の場合、2.5Lガソリン車のガソリン代は「年間約20.6万円(月約17,200円)」、40系ハイブリッド車は「年間約11.7万円(月約9,700円)」となり、1年間の燃料代差額は「約8.9万円(月約7,500円)」となります。
ここで40系アルファードのZグレード同士を比較すると、ガソリン車(2WD:555万円)とハイブリッド車(2WD:635万円)の乗り出し実勢価格差は「約65万〜70万円」開いているのですね。
つまりガソリン代の差額だけで車両価格差の元を取ろうとすると「約7.5万km〜8万km(年1万kmペースで約7年半〜8年)」走る必要があるため、年間走行距離が5,000〜8,000km程度の方なら、初期費用が65万円以上安い「2.5Lガソリン車」を買って次章の運転術で燃費を伸ばす方がトータル出費は安く済むのです。
逆に年間12,000km以上走る長距離ドライバーや、静粛性と売却時の高いリセール還元も重視する方なら、40系ハイブリッド車を選ぶメリットが大きくなるでしょう。
アルファードの悪すぎる燃費を改善するガソリン代対策
アルファードの燃費が悪化する物理的な理由と走行距離別のガソリン代が把握できたところで、ここからは今すぐ実践できる「実燃費をリッター1.5〜2.5km伸ばし、年間のガソリン代を3万〜5万円節約する具体的な対策」をお伝えします。
私自身、2.5Lガソリン車のアルファードで都内の通勤から週末ドライブまで走っていますが、無意識に運転していた頃はリッター6.5km前後だった街乗り燃費が、CVTの特性に合わせたアクセル操作と空気圧管理を取り入れただけで「リッター8.5〜9.2km」まで安定して伸びるようになりました。
特別なパーツを買い足す必要はなく、今日からの運転操作と簡単なメンテナンスで誰でも再現できるプロのテクニックを順番に見ていきましょう。
発進5秒のふんわりアクセルとCVT制御の活用術
アルファードの街乗り燃費を劇的に改善する最も効果の高いテクニックが、発進最初の5秒間の踏み方を工夫する「ふんわりアクセル(eスタート)」と、巡航速度に乗った瞬間にCVTをハイギアード化させる「アクセル抜き操作」の組み合わせです。
環境省が推進するエコドライブ普及連絡会の公式データにおいても、発進時に穏やかにアクセルを踏んで「最初の5秒間で時速20km程度」に乗せる『ふんわりアクセル eスタート』を実践するだけで、日常の燃費が「10%程度改善する」と明記されています(出典:環境省公式『エコドライブ10のすすめ|デコ活(COOL CHOICE)』)。
特に2.1トン超のアルファード(2.5Lガソリン・Super CVT-i車)では、この発進操作とCVTロックアップ制御を連動させることで15%近い燃費改善を引き出せます。
具体的な4つのアクセル操作ステップを以下の図解にまとめました。
街乗り燃費がリッター1.5〜2km伸びる!アルファード専用CVTアクセルワーク4ステップ
ステップ1(0〜1秒):ブレーキを離しクリープ現象でタイヤが半回転してからアクセルに足を乗せる
完全停止状態からいきなり踏み込まず、車がわずかに動き出してから踏むことで初期の燃料噴射ピークを3割カットします。
ステップ2(1〜5秒):タコメーターを「1,800〜2,000回転以下」に保ち5秒で時速20kmへ乗せる
2,500回転以上回さないよう右足の親指の付け根でじわっと押し込み、CVTのスリップロスを防ぎながら加速します。
ステップ3(巡航到達時):目標速度(時速50〜60km)に達した瞬間にアクセルを「1〜2ミリすっと戻す」
一度わずかにペダルを戻すことで「加速終了」をコンピュータに伝え、CVTを最速でハイギアード&ロックアップへ移行させます。
ステップ4(定速巡航中):回転数が「1,100〜1,300回転」に落ちた状態をキープして慣性で滑走させる
2.1トンの車重は一度スピードに乗れば大きな運動エネルギーを持つため、ペダルに軽く足を添えるだけでリッター15km以上の瞬間燃費で走れます。
特に重要なのがステップ3の「目標速度に達したら一度アクセルを1〜2ミリ戻す操作」であり、これをやるだけでエンジン回転数が2,000回転から1,200回転付近へストンと落ちて静かに巡航できるようになるのです。
メーター内の「ECOインジケーター」のバーが緑色のエリア内に収まるよう意識すると、楽しくガソリン代を節約できますよ。
高速道路のクルーズ制御と先読み運転で伸ばすコツ
街乗りの発進術と並んで、さらなるガソリン代節約をもたらしてくれるのが、一般道での「先読みアクセルオフ(燃料カット制御の活用)」と、高速道路での「レーダークルーズコントロール(ACC)の速度設定」です。
まず一般道やバイパスを走っている際、アルファードの高いアイポイント(運転席の目線の高さ)を活かして、2〜3台先の車のブレーキランプや150m〜200m先の歩行者用信号の点滅を早めに察知する習慣をつけましょう。
前方の信号が赤になると分かった時点で早めにアクセルペダルから足を完全に離すと、エンジン回転数が約1,000〜1,200回転以上ある減速中はエンジン内部へのガソリン噴射が完全にゼロになる「フューエルカット(燃料カット制御)」が作動するのです。
2.1トン超のアルファードは重さゆえに慣性力(転がり続けようとする力)が非常に大きいため、早めにアクセルをオフにしても速度が落ちにくく、燃料消費ゼロのまま長い距離をスーッと惰性で進むことができます。
信号の直前までアクセルを踏み続けて急ブレーキを踏む運転と比べると、この惰性走行と燃料カットを活かすだけで街乗り・郊外の実燃費は確実にリッター0.5〜1.0km向上し、ブレーキパッドの摩耗まで大幅に減らせるのですね。
そして高速道路を走る際に絶対守っていただきたいのが、レーダークルーズコントロール(ACC)の設定速度を「時速90km〜100km」に抑えて走行車線を中心に定速巡航することです。
全高1.95mの壁のような前面形状を持つアルファードは、時速100kmから時速120kmへ速度を20km上げるだけで空気抵抗が約1.44倍に膨れ上がり、高速燃費が12.5km/Lから9.5km/L前後へと一気に2割以上悪化してしまいます。
時速95km前後でACCをセットしてゆったり走れば、2.5Lガソリン車でもリッター12.5〜13.5km/L、40系ハイブリッド車ならリッター17km/L近い好燃費を安定して記録できるため、長距離帰省や旅行のガソリン代が驚くほど安くなりますよ。
タイヤ空気圧と低粘度オイル管理による燃費改善法
運転テクニックとあわせて実践することでアルファードの燃費ポテンシャルを100%引き出せるのが、「タイヤ空気圧のプラス調整」「低粘度エンジンオイルの定期交換」「エアコンECON制御と給油割引の活用」というメンテナンス&管理術です。

まず1つ目のメンテナンスとして、毎月1回ガソリンスタンドで給油するついでに必ず無料の空気入れ(エアチャージャー)を使い、タイヤの空気圧を運転席ドア開口部の表示ラベルにある指定値(例:240kPa)から「+10〜20kPa高めの250〜260kPa」に4輪とも揃えて調整してください。
指定値より10〜20kPa高めにしておくことで、翌月までの自然空気漏れによる空気圧不足を完全に防げるだけでなく、2.1トン超の車重によるタイヤ接地面のたわみ(転がり抵抗)が減って車が軽く前に転がるようになり、実燃費が3%〜5%改善します。
さらにミニバン特有の「フロントタイヤ外側の偏摩耗(片減り)」も抑えられるため、高価な18インチ・19インチタイヤの寿命が5,000km以上伸びるという一石二鳥のメリットが得られるのです。
2つ目はエンジンオイル管理で、2.5Lガソリン車にはメーカー指定の省燃費規格である「0W-20(40系ハイブリッド車には超低粘度の0W-16または0W-8)」の100%化学合成油を選び、5,000kmまたは半年ごとに定期交換することを徹底しましょう。
サラサラな低粘度オイルと清潔なエアクリーナーエレメントを保つことでエンジン内部のピストン摩擦ロスと吸気抵抗が最小化され、発進時の吹け上がりと燃費が目に見えて軽やかになります。
そのうえで、普段1人〜2人で乗る際は「後席エアコン(REAR)をOFF+エコ空調モードON」にし、ガソリンスタンドの公式アプリクーポンとガソリン割引クレジットカード(リッター5〜10円引き)を組み合わせて給油することで、年間3万〜5万円のガソリン代削減が完成しますよ。
アルファードの燃費とガソリン代に関するよくある質問
ここでは、アルファードの実燃費やガソリン代節約術に関して読者のあなたからよく寄せられる疑問にQ&A形式でお答えします。
エコモードスイッチの効果的な使い分けや、4WD車・インチアップ時の燃費への影響など、気になる疑問を解消しておきましょう。
Q1. アルファードにある「ECO MODE(エコドライブモード)」スイッチは、常にONにして走った方が燃費は良くなりますか?
A. 渋滞の多い市街地や平坦な道では、スロットル開度が穏やかになりエアコン電力も自動抑制されるため、常時ONで街乗り燃費が約5%向上します。ただし高速合流や登坂車線では加速が鈍く感じて踏み込みすぎやすいため、坂道や合流時のみ通常モードへ戻す使い分けが効果的です。
Q2. 2WD車と4WD車(ガソリン4WD・ハイブリッドE-Four)では、実燃費や年間のガソリン代にどれくらい差が出ますか?
A. 4WD車は駆動部品が追加されるため車両重量が2WDより約60kg〜80kg重くなり、実燃費は2WDに比べて「リッターあたり約0.8〜1.2km/Lほど低下」します。年間10,000km走行時のガソリン代に換算すると、4WD車の方が年間で約1.5万〜2.2万円高くなるのが目安です。
Q3. 社外品の20インチや21インチの大口径アルミホイールへインチアップすると、燃費はかなり悪くなりますか?
A. はい、明確に悪化します。20〜21インチへインチアップするとホイールとタイヤ1本あたりの重量が純正18インチより2kg〜4kg重くなり、転がり抵抗も増えるため、街乗りの実燃費が「リッターあたり約1.0〜1.5km/L低下」しがちです。燃費重視なら純正の17〜18インチ維持をおすすめします。
Q4. 市販されている「ガソリン燃料添加剤(インジェクタークリーナー等)」を入れると、アルファードの燃費は改善しますか?
A. 走行3万km未満の車両では燃焼室の汚れが少ないため、添加剤による燃費変化はほとんどありません。一方、走行5万km超の30系中古車やちょい乗りが多かった車両なら、PEA配合の燃料添加剤を1万kmごとに1本投入することでカーボン堆積が除去され、本来の燃費を取り戻す効果が期待できます。
このように車の特性とモード制御を正しく理解しておけば、日常のあらゆるシーンで無駄な燃料消費を抑えて快適にドライブを楽しむことができますよ。
アルファードの悪すぎる燃費とガソリン代対策まとめ

ここまで、「アルファードの燃費が悪すぎると言われる4つの原因と世代別の実燃費比較、年間走行距離別のガソリン代、そして実燃費を伸ばすプロの運転術&メンテナンス」を解説してきました。
結論を振り返ると、2.5Lガソリン車の街乗り燃費がリッター6km前後に落ち込むのは「2.1トン超の車重×発進時の踏み込みすぎ×ちょい乗りの暖機増量」が原因であり、CVTのロックアップを活かすアクセル操作と空気圧管理で街乗り8〜9km/L台、高速12km/L以上へ改善できるということです。
今日から実践!アルファードのガソリン代を年間3万〜5万円浮かせる4大チェックリスト
チェック1:発進最初の5秒間は「2,000回転以下」で時速20kmへ乗せるふんわりアクセルを徹底する
巡航速度に達したらアクセルを1〜2ミリ戻してCVTをロックアップさせ、1,200回転での低燃費滑走に移行します。
チェック2:高速道路ではACCを「時速90〜100km」に設定し、一般道では早めのアクセルオフで燃料カットを使う
速度の2乗で増える空気抵抗を抑え、赤信号の手前は2.1トンの慣性力を活かして燃料消費ゼロで減速します。
チェック3:月1回の給油時にタイヤ空気圧を「指定値+10〜20kPa(250〜260kPa)」に調整する
大口径タイヤの転がり抵抗と外減り摩耗を同時に防ぎ、車内の不要なキャンプ道具や荷物も降ろして軽量化します。
チェック4:送迎待ちのアイドリングストップ・後席エアコンOFF・アプリ&クレカ給油割引を組み合わせる
1時間あたり約1Lの待機燃料をカットし、リッター5〜10円引きの給油決済を固定して毎月の出費を引き下げます。
最後に、これからアルファードを購入する方や現在所有しているあなたへ、3つのアドバイスをお伝えします。
1つ目は、年間走行距離が8,000km以下なら車両価格が65万円以上安い「2.5Lガソリン車」を選び、年間12,000km以上走るなら「40系ハイブリッド車」を選ぶことで、初期費用と燃料代のトータル収支が最もお得になるという点です。
2つ目は、次回の給油時に必ずタイヤの空気圧を250〜260kPaへ補充し、発進時のタコメーターが2,000回転を超えていないかチェックしてみてください。
そして3つ目は、アルファードは他車より少しガソリン代がかかったとしても、売却時の高いリセールバリューでお金が大きく戻ってくるため、正しいエコ運転を身につけておけば家計全体の負担は驚くほど軽く済むようになっております。
この記事が、あなたのアルファードの燃費改善と、家族みんなで楽しむ快適なドライブのお役に立てば幸いです。


