ヴェルファイアは都内でも寒冷地仕様?通常との違いとメリット
こんにちは。アルヴェル&ハイエース完全ガイド 運営者の「ホシ」です。
ヴェルファイアは都内でも寒冷地仕様を選ぶべきか、通常仕様との違いやメリットが気になりますね。
実はわずか2万円強で大型バッテリーや即暖ヒーターが付くため、非降雪地でも恩恵は絶大でしょう。
今回は部品プロの視点から寒冷地仕様の全装備と注意点やリセール評価を詳しく解説します。
この記事でわかること
- ヴェルファイアの通常仕様と寒冷地仕様の装備と価格の違い
- 都内の冬の朝でも毎日重宝するPTC即暖ヒーターと熱線の利点
- 大型バッテリー強化の部品的価値とリセール査定での加点評価
- リアフォグ誤点灯などの注意点と中古車での簡単な見分け方
ヴェルファイア寒冷地仕様のメリットと違いや都内評価
ヴェルファイアの新車見積もりを作るとき、東京や神奈川、大阪などの非降雪エリアに住んでいると「うちは都内乗りだしスタッドレスも滅多に履かないから、寒冷地仕様は外していいかな」と迷ってしまいますよね。

しかし自動車部品メーカーのセールスとして東京と山梨の二拠点生活を送り、冬の都内通勤から氷点下の山道までヴェルファイアで走り込んでいる私の結論は、「たとえ都内の街乗りがメインの2WD車であっても、寒冷地仕様は100%選ぶべき最高のお得オプションである」というものです。
なぜ雪が降らない都内でも寒冷地仕様がこれほど高く評価されているのか、まずは通常仕様との具体的な部品の違いと、毎日の暮らしで体感できるメリットから詳しく見ていきましょう。
通常仕様と寒冷地仕様の装備や価格の決定的な違い
そもそもヴェルファイアにおける「通常仕様(標準仕様)」とメーカーオプションの「寒冷地仕様」では、具体的にどの部分のパーツがどれだけ変わり、いくらの追加費用がかかるのでしょうか。
結論から言うと、わずか22,000円〜26,400円(新型40系の場合/30系でも約2.6万〜3.7万円)という2万〜3万円台のオプション代を追加するだけで、合計6項目以上もの電装品・空調・ボディ防寒パーツが一挙にグレードアップされるのですね。
具体的な違いの1つ目は、エンジン冷却水が温まる前から電気の力で素早く温風を作る『PTCヒーター(補助電気ヒーター)』の追加・強化であり、2つ目はフロントガラス下端のワイパー停止位置に熱線を内蔵した『ウインドシールドデアイサー』の装着です。
さらに3つ目として重たい雪や氷を力強く払拭する『フロントワイパーモーターの強力化』、4つ目として濃霧や吹雪の際に後続車からの追突を防ぐ高輝度な『リアフォグランプ(後部霧灯)』の追加、そして5つ目としてガソリン車等における『補機バッテリーの大容量化とスターターモーター強化』が行われます。
それに加えて6つ目の違いとして、エンジンを冷やす『LLC(ロングライフクーラント/冷却水)の濃度』が通常仕様の30%(凍結温度マイナス15℃目安)から50%(凍結温度マイナス35℃目安)へと高められ、スライドドア下部ステップの雪噛み・凍結防止モールなどもきめ細かく対策されるのですよ。
これだけの専用部品をもし新車購入後に一つずつ純正部品として取り寄せ、ガラス交換やエアコンユニット分解を伴う後付け工事を行おうとすれば、部品代と工賃だけで軽く25万円〜30万円以上の費用がかかってしまいます。
つまり寒冷地仕様とは、工場の組み立てラインで最初から組み込むからこそ実現できる「実質10分の1以下の価格設定になった超お買得な電装・快適強化パッケージ」であり、通常仕様との価格差以上の価値が凝縮されていると言えるでしょう。
PTCヒーターとデアイサーが都内の冬でも役立つ理由
「装備が豪華になるのは分かったけれど、雪が降らない東京都内で暮らしている自分に本当に使う機会があるの?」と疑問に思うあなたにこそ知ってほしいのが、『PTCヒーター』と『ウインドシールドデアイサー』が都内の冬にもたらす劇的な快適性です。
まず最大の恩恵となる『PTCヒーター(自己温度制御型電気ヒーター)』は、12月〜3月の冷え込んだ都内の朝、エンジンをかけてからわずか1〜2分でエアコン吹き出し口からポカポカの温風を出してくれる魔法のような即暖装置なのですね。
一般的な車の暖房はエンジンの熱で冷却水が温まるまで冷たい風しか出ないため、室内空間がセダンの約2倍もある広大なヴェルファイアでは、冬の朝に子供の幼稚園送迎や駅までの買い物へ出かけても「目的地に着く頃になってようやく車内が温まり始める」という不満が起きがちです。
とくに燃費効率が良くてエンジンがなかなか発熱しないハイブリッド車や、信号待ちと渋滞が多い都内の幹線道路では水温が上がりにくいため、電気の力で即座に温風を作って足元やフロントガラスの曇りを一気に吹き飛ばすPTCヒーターの有無が毎朝の快適さを大きく左右します。
また、もう一つの主役である『ウインドシールドデアイサー(フロントガラス熱線)』も、実は雪国だけでなく「冬の晴れた日の都内(青空駐車場や月極駐車場)」で頻繁に大活躍してくれますよ。
東京や関東平野の冬は快晴の日が多いぶん、夜間に地面の熱が宇宙へ逃げる「放射冷却現象」が強く働き、早朝には外気温が0℃〜マイナス3℃前後まで下がってフロントガラス全面とワイパーゴムがカチカチに霜で凍りつくことがよくありますよね。
そんな忙しい朝でも、運転席のデアイサースイッチをONにすれば熱線がワイパー周辺の氷を数分でじんわり溶かしてくれるため、解氷スプレーを買いに走ったり凍りついたワイパーを無理に動かして高価なゴムをちぎったりする失敗をスマートに防げるでしょう。
補機バッテリーやオルタネーター強化の部品的メリット
自動車部品メーカーのセールスという立場から見て、都内乗りのヴェルファイアオーナーに寒冷地仕様を強く推すもう一つの決定的な理由が、『補機バッテリーの大容量化と電装・始動系の強化』です。

最新の40系や30系ヴェルファイアは、両側パワースライドドア、パワーバックドア、14インチ大型ディスプレイオーディオ、デジタルインナーミラー、シートヒーターなど、走る高級ホテルさながらの膨大な電装システムを常時稼働させています。
ところが都内でヴェルファイアを所有する方の多くは「平日はマンションの駐車場に停めたままで週末しか乗らない」あるいは「1回あたり数キロの買い物や送迎というチョイ乗りが中心」になりやすく、オルタネーター(発電機)による充電よりも駐車監視ドラレコやセキュリティの暗電流消費が上回ってバッテリー上がりを起こすケースが非常に多いのです。
そこで寒冷地仕様を選択しておくと、ガソリン車等においてエンジンルームに搭載される12V補機バッテリーが通常仕様よりも1ランク大きな大容量モデル(欧州規格のLN3からLN4相当へのサイズアップ等)へと最初からアップグレードされるため、蓄電容量と低温時の始動性能(CCA値)に大きな余裕が生まれるのですね。
私たち部品業界の価格相場でお話しすると、カー用品店やディーラーで標準サイズのバッテリーから寒冷地仕様の大容量バッテリーへランクアップしようとすれば、バッテリー単体の価格差だけで約15,000円〜20,000円前後も高くなります。
つまり、寒冷地仕様のメーカーオプション代(約2.2万〜2.6万円)のうち、実に7割〜8割近くの金額は「この大型バッテリーへのアップグレード代だけ」で元が取れてしまう計算になり、残りの数千円でPTCヒーターや熱線入りフロントガラス、リアフォグランプまで全部付いてくるのと同じなのですよ。
「冬場に久々にヴェルファイアに乗ろうとしたらバッテリーが上がっていてエンジンがかからない」という都内オーナー特有のトラブルを未然に遠ざける意味でも、電装強化が入った寒冷地仕様はこれ以上ない安心材料になると太鼓判を押せます。
新型40系と30系の寒冷地仕様の装備と価格比較
ここで、新型40系ヴェルファイアと先代30系ヴェルファイアにおける「寒冷地仕様のメーカーオプション価格」および「通常仕様との具体的な装備差」を正確な公式データとともに確認しておきましょう。
トヨタ自動車公式の主要装備一覧表に明記されている通り、新型40系ヴェルファイアでは全グレードにメーカーオプションとして『寒冷地仕様』が設定されており、価格は2.4Lターボガソリン車(Z Premier)が「26,400円(税込)」、2.5Lハイブリッド車(Z Premier/Executive Lounge)が「22,000円(税込)」となっています(出典:トヨタ自動車公式『ヴェルファイア 主要装備一覧表PDF』)。
また、新型40系の公式発表リリースでも解説されている通り、40系はZ PremierとExecutive Loungeの2大グレード構成で快適装備が大幅に充実しており、寒冷地仕様を追加することでウインドシールドデアイサーやPTCヒーター、リアフォグランプ、冷却水濃度50%化などが一括で組み込まれる仕組みです(出典:トヨタ自動車公式ニュースルーム『新型「アルファード」「ヴェルファイア」を発売』)。
| 比較項目 | ①寒冷地仕様(メーカーOP) | ②通常仕様(標準車) | 都内での恩恵度 |
|---|---|---|---|
| ①オプション価格 | 40系:22,000円〜26,400円税込/30系:約2.6万〜3.7万円 | 0円(追加費用なし) | 高(2万円台で元が取れる) |
| ②即暖PTCヒーター | 装着・強化(始動直後から電気で素早く温風を生成) | 非装着または標準(水温が上がるまで温風が遅い) | 高(冬の朝の送迎で毎日活躍) |
| ③ガラス熱線&ワイパー | ウインドシールドデアイサー+強力型ワイパーモーター | 熱線なし+標準ワイパーモーター | 高(放射冷却の霜と降雪対策) |
| ④バッテリー&冷却水 | 大容量バッテリー(ガソリン車等)+LLC濃度50%(-35℃) | 標準バッテリー+LLC濃度30%(-15℃) | 高(街乗りでの電圧低下防止) |
| ⑤後方悪天候ランプ | 高輝度リアフォグランプ(後部霧灯)を標準装備 | リアフォグランプなし | 中〜高(山道や高速の濃霧時) |
比較表の通り、新型40系ハイブリッド車ではオプション価格が30系時代よりさらに安い「22,000円(税込)」へと引き下げられているのが嬉しいポイントですね。
一方、40系の2.4Lターボガソリン車(26,400円税込)では、わずか4,400円の差額で補機バッテリーの大容量化までしっかり含まれるため、ガソリン車・ハイブリッド車のどちらを選んでも費用対効果は抜群に高いのです。
なお、北海道以外の都内や本州のディーラーでは営業マンへ伝えないと寒冷地仕様のチェックが外れたまま見積もりが作られることがありますので、商談時に必ず自分から指定してください。
リセール査定や中古車選びにおける寒冷地仕様の評価
さらに、ヴェルファイアを「家族を楽しませながら資産価値も守る自己投資」として捉える上で見逃せないのが、数年後に車両を売却する際のリセールバリュー(再販価値)への影響です。
新車時に2.2万〜2.6万円で装着した寒冷地仕様が、中古車買取オークションや海外輸出相場でどのように評価され、なぜオプション代以上のプラス査定を生むのかを図解で確認してみましょう。
2万円台の投資が全額返ってくる!「寒冷地仕様のリセール還元構造」
理由1:国内中古車オークションで「全国の降雪エリア(北海道・東北・北陸・甲信越)」が買い手に加わる
通常仕様だと雪国の販売店が仕入れを見送るが、寒冷地仕様なら日本全国のバイヤーが競り合うため相場が上がる
理由2:「都内ワンオーナー×寒冷地仕様」は下回りの融雪剤サビがなく雪国から絶大な人気を誇る
雪国で走っていた車と違い、東京で乗られていた寒冷地仕様車はボディ底面が綺麗なため高値で指名買いされる
理由3:メーカーオプションの後付け不可装備として買取査定票で「+3万〜5万円前後」の評価につながる
新車時わずか2.2万〜2.6万円のオプション代が売却時に100%以上回収できるため実質負担はゼロになる
図解の2番目にある通り、実は中古車業界において最も高値で取引される人気条件の一つが、「東京都内などの非降雪地域で大切に扱われていた、寒冷地仕様付きのヴェルファイア」なのです。
というのも、北海道や東北・北陸エリアで新車から使われていた車両はどうしても冬場の融雪剤(塩化カルシウム)によってマフラーや足回り、サブフレームにサビが出やすいのに対し、都内で乗られていた寒冷地仕様車は「下回りがピカピカでサビがないのに、防寒装備だけは完璧に揃っている極上車」として雪国の販売店が高値で競り落とすからですね。
もちろん4WD(E-Four)と寒冷地仕様の組み合わせが雪国向けとしては一番人気ですが、2WD(FF)のヴェルファイアであっても、北関東や甲信越、東北太平洋側、さらには海外輸出バイヤーからの引き合いにおいて寒冷地仕様の有無は確実にチェックされ、約3万〜5万円前後のプラス査定要因として働きます。
新車時にたった2.2万〜2.6万円を支払うだけで、乗っている間は毎朝の即暖ヒーターと大容量バッテリーの恩恵をフルに受けられ、手放すときにはオプション代以上のお金が戻ってくるのですから、選ばない理由はどこにもありませんよ。
ヴェルファイア寒冷地仕様で都内の違いと選ぶメリット
ここまでの解説で、寒冷地仕様がいかに優れたオプションであるかはお分かりいただけたと思いますが、購入前に念のため確認しておきたいのが「都内で乗る上で何かデメリットや注意点はないのか」という点ですよね。
また、普段は都内を走っていても冬場に年数回だけスキーや温泉へ出かける場合の安全性や、中古車でヴェルファイアを探す際に現車で寒冷地仕様を見分けるプロのチェックポイントも押さえておく必要があります。
ここからは、都内オーナーが知っておくべきリアフォグランプ等の注意点から、週末レジャーでの真価、中古車での簡単な見分け方、そしてよくある疑問の回答まで具体的に掘り下げていきましょう。
都内乗りが知っておくべきリアフォグ等の注意点と対策
「寒冷地仕様にすると燃費が悪くなったり、都内の真夏日にオーバーヒートしやすくなったりするデメリットはないの?」と聞かれることがありますが、そうした走行性能や燃費への悪影響は一切ありませんので安心してください。

ただし、都内乗りのオーナーが寒冷地仕様を日常運用する上で唯一気をつけておきたい注意点が2つあり、その1つ目が「晴れた夜間の市街地でリアフォグランプ(後部霧灯)を誤って点灯させないこと」です。
寒冷地仕様に装着されるリアフォグランプは、視界が数十メートルしか効かない猛吹雪や濃霧のなかで後続車に自車の位置を知らせるため、通常のテールランプよりもはるかに眩しい「ブレーキランプと同等の高輝度な赤色光」を放つ設計になっています。
そのため、雨も霧もない晴れた夜間の首都高や都内の一般道でうっかりライトスイッチのリアフォグリングを回して点灯させてしまうと、すぐ後ろを走るドライバーの目を激しく幻惑してパッシングされたり、道路交通法上の「無用な灯火の制限(減点1点・反則金)」に問われたりする恐れがあるのですね。
対策はとても簡単で、スピードメーター内に「オレンジ色(アンバー)のリアフォグ点灯表示灯」が点いていないかを普段から意識し、前方が見えないほどの濃霧や豪雪に遭遇したとき以外はリアフォグの操作リングに触れないようにするだけで完璧に防げます。
そして2つ目の注意点は、ガソリン車等で数年後に補機バッテリーをDIYやネット通販で交換する際、「標準仕様のバッテリーサイズ(LN3等)ではなく、寒冷地仕様専用の大容量サイズ(LN4等)を間違えずに正しく選ぶ必要がある」という点ですよ。
大容量バッテリーは標準品より数千円ほど高くなりますが、そのぶん寿命が長くて冬場の突然のバッテリー上がりを確実に防いでくれますので、交換時は必ずエンジンルームの現物ラベルと型番を確認して同サイズのバッテリーを手配するようにしましょう。
スキーや山間部へ行く都内オーナーに必須と言える理由
さらに、普段は東京都内や首都圏の平地しか走らない方であっても、「冬休みに家族で長野や新潟、群馬へスキー・スノボに行く」「週末に箱根や富士五湖、軽井沢の温泉へドライブする」「数年に一度の東京の大雪の日にも車を使う可能性がある」というなら、寒冷地仕様は間違いなく必須装備となります。

私自身も毎月のように東京都内から中央自動車道を通って山梨県の山間部や富士山麓へヴェルファイアを走らせていますが、冬の高速道路や峠道で一番怖いのは「タイヤのスリップ」以上に「フロントガラスへの着雪とワイパー凍結による視界喪失(ホワイトアウト)」だからです。
ヴェルファイアはフロントガラスの面積が広大であるため、氷点下のなかで雪が降ると冷たい走行風によってワイパーブレードのゴム部分にシャーベット状の雪が次々と凍りつき、通常仕様の車では走行中にワイパーがガラス面から浮き上がって前方の視界が全く確保できなくなる危険な現象が頻発します。
その点、寒冷地仕様であれば『ウインドシールドデアイサー』の電熱線がワイパー待機位置とピラー付近を常に温めて氷の付着を溶かし続け、さらに強化された『高出力ワイパーモーター』が重たいボタン雪も力強く掻き出してくれるため、吹雪の関越道や中央道でもクリアな視界を保ち続けられるのですね。
また、東京などの太平洋側で2月〜3月に降る「南岸低気圧による大雪」は水分をたっぷり含んだ非常に重たい湿雪(ベタ雪)であるため、実はサラサラしたパウダースノーの北海道以上にワイパーモーターへの負荷が大きく、標準ワイパーでは重さに負けて途中で動きが止まってしまうトラブルも珍しくありません。
「普段は都内の街乗り中心だから大丈夫」と思っていても、年に数回の冬の家族旅行や突然の首都圏降雪という一番危険な場面であなたと大切な家族の安全を確実に守り抜いてくれるのが、寒冷地仕様というわずか2万円台の頼もしい保険装備なのですよ。
寒冷地仕様の見分け方と後付けできないメーカー装備
これから30系や40系ヴェルファイアを「中古車」で購入しようと検討している方にとって非常に重要なのが、「目当ての中古車が寒冷地仕様かどうかを自分の目で正確に見分ける方法」を知っておくことです。
なぜなら、中古車販売店のプライスボードやネット掲載情報では、実際には寒冷地仕様が付いているのに記載漏れしていたり、逆に通常仕様なのに誤ってチェックが入っていたりするケースが少なからずあるからですね。
| 確認箇所 | 寒冷地仕様車の特徴(判別サイン) | 通常仕様車の特徴 |
|---|---|---|
| ①ライトスイッチレバー | フォグ操作リングに「リアフォグ(左向き光線記号)」がある | フロントフォグの記号のみでリアフォグ位置がない |
| ②フロントガラス下端 | ワイパー停止位置に赤茶色・オレンジ色の電熱線が走る | 黒いセラミック塗装のみで電熱線(熱線)がない |
| ③デアイサースイッチ | 運転席スイッチパネルまたは空調画面に「ワイパー熱線ボタン」あり | スイッチ部分がメクラ蓋(ダミーカバー)または非表示 |
| ④エンジンルーム内ラベル | 冷却水コーションラベル等に50%高濃度・寒冷地記載あり | 標準30%濃度の記載および標準サイズバッテリー |
中古車サイトの写真でも3秒で判別!「寒冷地仕様チェック手順」
手順1:ステアリング右奥の「ウインカーレバー(ライトスイッチ)」の拡大写真を見る
内側のフォグランプ操作リングが上下2段(フロント用+リアフォグ用)になっていれば寒冷地仕様確定
手順2:運転席ハンドル左下(または助手席側奥)の「ウインドシールドデアイサーボタン」を見る
扇形のフロントガラスにワイパーと波線が描かれた熱線スイッチがあれば寒冷地仕様と判別できる
手順3:販売店へ「車台番号からトヨタメーカーオプション装着履歴(寒冷地仕様の有無)」を照会依頼する
トヨタの車両データベースで車台番号を調べてもらえば新車出荷時の寒冷地仕様の有無が100%判明する
表と図解で示した通り、寒冷地仕様に含まれる「PTCヒーター」「ウインドシールドデアイサー(熱線入りフロントガラス)」「強力ワイパーモーター」は、車体メインハーネスやエアコン内部構造と一体化しているため、通常仕様の車を買ってから後付けすることは事実上不可能です。
中古車サイト(カーセンサーやグーネット等)に掲載されている室内写真をチェックするときは、ハンドル右奥の「ウインカーレバーにリアフォグのマークがあるか」または「デアイサーの熱線スイッチがあるか」を拡大して見るだけで、自宅にいながら3秒で寒冷地仕様車を見つけ出すことができますよ。
中古車市場では、寒冷地仕様が付いていても車両本体価格が通常仕様とほとんど変わらない(数万円も違わない)お宝車両がたくさん眠っていますので、ぜひこの見分け方を使って「都内ワンオーナーの寒冷地仕様車」を賢く狙ってみてください。
ヴェルファイアの寒冷地仕様でよくある質問
ここでは、ヴェルファイアの寒冷地仕様に関して、東京都内や非降雪地域の購入検討者からよく寄せられる4つの疑問にお答えします。
とくに「2WD(FF)やハイブリッド車との組み合わせ」「夏場の都内渋滞での影響」「ステアリングヒーターとの違い」は多くの方が混同しやすいポイントです。
自動車部品プロの視点からQ&A形式で分かりやすくまとめましたので、最終確認に役立ててくださいね。
Q1. 都内で乗る2WD(FF)のヴェルファイアに寒冷地仕様を付けるのは変ではありませんか?4WD(E-Four)専用ではないのですか?
A. 全く変ではありませんし、2WD(FF)でも問題なく選択できます。PTC即暖ヒーターや大型バッテリー、フロントガラス熱線は駆動方式に関係なく冬の朝に毎日役立つため、都内の2WDオーナーにも大人気のオプションです。
Q2. 寒冷地仕様にすると冷却水(LLC)が濃くなったり防寒仕様になったりして、真夏の都内渋滞でオーバーヒートしやすくなりませんか?
A. オーバーヒートの心配は一切ありません。冷却水濃度50%は沸点もむしろ高くなり、ラジエーターの冷却性能も夏場の猛暑に対応した設計となっているため、真夏の東京都内の渋滞でも通常仕様と全く同じように安心して走行できます。
Q3. 快適温熱シート(シートヒーター)やステアリングヒーターは、寒冷地仕様を選ばないと付いてこないのでしょうか?
A. 新型40系ヴェルファイア(Z Premier/Executive Lounge)や30系の上位グレードでは、シートヒーターやステアリングヒーターは通常仕様でも最初から標準装備されています。寒冷地仕様はそれらに加えて「車内空間全体を早く温めるPTCヒーター」や「ガラス熱線」などを追加するものです。
Q4. 通常仕様の中古ヴェルファイアを購入した場合、バッテリーだけを後から寒冷地仕様の大容量サイズに交換することはできますか?
A. 車種やグレードによってはバッテリートレイ(受け皿)や固定ブラケットを寒冷地仕様の純正部品(数千円程度)に交換することで、1サイズ大きな大容量バッテリーを搭載することが可能です。電装品を多く使う方にはおすすめのメンテナンス手法です。
Q1〜Q4でも確認した通り、寒冷地仕様は真夏の都内でも一切のデメリットがなく、2WD・4WDを問わず冬場の快適性と電装信頼性を底上げしてくれる頼もしいパッケージですよ。
ヴェルファイアの寒冷地仕様メリットと違いや都内総括

ここまで、『ヴェルファイアは都内でも寒冷地仕様を選ぶべきか、通常仕様との装備・価格の違いとメリット・リセール評価』について詳しく解説してきました。
あらためて全体の結論をお伝えすると、「東京都内などの非降雪エリアで日常的にヴェルファイアへ乗る方」であっても、メーカーオプションの寒冷地仕様(40系で22,000円〜26,400円税込)は新車注文時に迷わずチェックを入れるべき必須級のパッケージだからです。
最後に、あなたがヴェルファイアの寒冷地仕様選びや中古車探しで迷ったときに振り返りたい4つの重要ポイントをまとめておきましょう。
1つ目は、寒冷地仕様に含まれる『PTCヒーター(補助電気ヒーター)』があれば、エンジン水温が上がりにくい都内の寒い冬の朝でも始動後1〜2分で素早く温風が出て、広大な車内空間を即座に暖められることです。
2つ目は、放射冷却でフロントガラスに霜が降りた朝や突然の首都圏降雪・スキー旅行の際に、『ウインドシールドデアイサー(熱線)』と『強力型ワイパーモーター』がワイパーゴムの凍結を防いで常にクリアで安全な視界を確保してくれるという点ですね。
3つ目は、ガソリン車等での『補機バッテリー大容量化』は単体の部品差額だけで1.5万〜2万円相当の価値があり、ドラレコ駐車監視や週末のチョイ乗りによるバッテリー上がり予防に絶大な効果を発揮することでしょう。
そして4つ目は、「都内ワンオーナー×寒冷地仕様」のヴェルファイアは下回りに融雪剤サビがない極上車として全国の雪国バイヤーから高値で競り落とされるため、売却時のリセール査定で+3万〜5万円前後のプラス評価となってオプション代以上の元が取れるという点です。
ぜひあなたの大切なヴェルファイアにもコスパ抜群の寒冷地仕様を最初から取り入れて、寒い冬の朝の送迎から週末の雪山ロングドライブまで一年中快適で安心なカーライフを存分に楽しんでくださいね。



