ヴェルファイアの実燃費は何キロ?2.4Lターボとハイブリッド比較
こんにちは。アルヴェル&ハイエース完全ガイド 運営者の「ホシ」です。
ヴェルファイアのターボとハイブリッドで街乗りや高速の実燃費がどれだけ違うのか気になりますよね。
実は走る環境や燃料単価の違いによって、毎年のガソリン代には10万円以上の差が生まれます。
今回は数百件の給油記録に基づくリアルな実燃費と損益分岐点を詳しく解説していきましょう。
この記事のポイント
- 街乗りと高速道路におけるターボとハイブリッドの実燃費
- 夏場の冷房や冬場の暖房使用時に起きる季節別の燃費変化
- ハイオクとレギュラーの年間燃料代と価格差の回収距離
- 燃料タンク容量の違いと満タンで走れる無給油航続距離
ヴェルファイアのターボとハイブリッド街乗り高速燃費
新型40系ヴェルファイアを選ぶうえで最大の悩みどころになるのが、パワフルな加速を誇る「2.4Lガソリンターボ」と高い静粛性・低燃費を両立した「2.5Lハイブリッド」のどちらにするかという選択です。
カタログに記載されている数値だけでは、毎日の通勤や買い物といった街乗りや、週末の家族旅行で走る高速道路で実際にリッター何キロ走るのかイメージしにくいですよね。
まずは公式のWLTCモード燃費と全国オーナー数百人の給油記録から算出したリアルな実燃費を走行シーン別に詳しく比較していきましょう。
カタログWLTC燃費と給油記録の平均実燃費比較
ヴェルファイアの燃費性能を正しく把握するためには、国の審査値であるWLTCモード燃費と、実際の道路環境で計測された平均実燃費の双方を並べて確認することが欠かせません。
新型40系ヴェルファイアのZ Premierグレードでは、2.4L直列4気筒インタークーラー付ターボ(T24A-FTS)と、2.5Lダイナミックフォースハイブリッド(A25A-FXS)の2種類のパワートレインが用意されています。
両者の最も大きな違いは、2.4Lターボ車が「無鉛プレミアムガソリン(ハイオク指定)」でWLTCモード燃費が10.2〜10.3km/Lであるのに対し、2.5Lハイブリッド車は「無鉛レギュラーガソリン」でWLTCモード燃費が16.5〜17.7km/Lに達するという点です(出典:トヨタ自動車公式『ヴェルファイア 主要諸元表』)。
実際のオーナーによる満タン法での給油記録を集計すると、カタログ燃費に対する実燃費の達成率はターボ・ハイブリッドともに概ね80%〜88%前後に収まっています。
具体的には、2.4Lターボ車の総合平均実燃費がリッターあたり8.2〜9.0km/L前後であるのに対して、2.5Lハイブリッド車の総合平均実燃費はリッターあたり14.2〜15.8km/Lという優秀な数値を叩き出しているのです。
ここではまず、40系ヴェルファイアの各グレード・駆動方式ごとのWLTCモード燃費とオーナー実測による平均実燃費の全体像を一覧表で確認しておきましょう。
| グレード・駆動方式 | WLTCカタログ燃費(市街地/郊外/高速) | オーナー実燃費目安(街乗り/高速/平均) | 指定燃料・タンク容量 |
|---|---|---|---|
| Z Premier ターボ(2WD) | 10.3 km/L(7.2 / 10.6 / 12.7) | 街乗り 6.2〜7.2 / 高速 11.8〜13.2 / 平均 8.6 km/L | ハイオク・75L |
| Z Premier ターボ(4WD) | 10.2 km/L(7.1 / 10.6 / 12.6) | 街乗り 5.8〜6.8 / 高速 11.2〜12.6 / 平均 8.2 km/L | ハイオク・65L |
| Z Premier HV(2WD) | 17.7 km/L(15.3 / 19.1 / 17.6) | 街乗り 13.8〜15.5 / 高速 15.2〜16.5 / 平均 15.4 km/L | レギュラー・60L |
| Z Premier / EL HV(E-Four) | 16.5 km/L(14.2 / 17.8 / 16.9) | 街乗り 12.8〜14.5 / 高速 14.5〜15.8 / 平均 14.4 km/L | レギュラー・60L |
表を見ると分かるとおり、ハイブリッド車は2.2トン前後の重量級ボディでありながら、コンパクトカー並みのリッター15km近い平均実燃費を実現しているのが大きな魅力ですね。
街乗り渋滞や短距離走行で差がつく実燃費のリアル

2.4Lターボと2.5Lハイブリッドの燃費性能において、最も決定的な差が開くシチュエーションが「都市部の渋滞や信号待ちが多い街乗り」です。
ヴェルファイアは車両重量が2,180kg〜2,290kgに達するため、停止状態から巨体を動かす「発進時」に最も多くのエネルギーを消費する物理的特性を持っています。
2.4Lターボ車の場合、1,700回転という低回転域から430N・mもの分厚い最大トルクを発生させて軽快に加速できる反面、信号の多い市街地や片道5km〜10km程度の買い物・子供の送迎を繰り返すと、実燃費はリッター5.8〜7.2km/L前後まで落ち込むのが現実です。
特に東京や大阪などの都市部でストップ&ゴーが連続する道路環境では、WLTC市街地モードの審査値(7.1〜7.2km/L)を下回り、メーター表示でリッター5km台後半を示すことも珍しくありません。
これに対して2.5Lハイブリッド車は、最もガソリンを消費するゼロ発進から低中速域までを高出力なフロントモーター(134kW/182PS)が主体となって滑らかに駆動する仕組みを採用しています。
さらに赤信号に向けてアクセルを離したりブレーキを踏んだりする減速時には、運動エネルギーを電気エネルギーとして駆動用バッテリーへ回収する「回生ブレーキ」が効率よく働くのです。
その結果、街乗りメインの使い方であってもハイブリッド車はリッター13.0〜15.5km/Lという高い実燃費をキープでき、ターボ車と比べて燃料消費量を半分近くに抑えられるのが最大のメリットになります。
平日はご近所のスーパーへの買い物や子供の習い事の送迎など、短距離の街乗り中心で使うご家庭ほどハイブリッドの恩恵を毎日実感できるでしょう。
また、信号待ちや住宅街の早朝・深夜の出入りでもエンジンが停止して静かなEV走行で移動できるため、燃費の良さだけでなくご近所への配慮や車内の静粛性という面でも大きな満足感を得られますよ。
高速道路の巡航速度別に見る燃費の伸びと逆転現象

街乗りでは大きく水をあけられる2.4Lターボ車ですが、ステージが「高速道路の長距離クルージング」に移ると、その燃費特性は驚くほどガラリと変化します。
40系ヴェルファイアの2.4Lターボには、クロスレシオとワイドレンジを両立した電子制御8速オートマチック(Direct Shift-8AT)が搭載されているのが特徴です。
一度時速80km〜100kmの巡航速度に乗ってしまえば、8速トップギアに入ってエンジン回転数が約1,500〜1,700回転という極めて低い領域に保たれるため、高速道路でのターボ車の実燃費はリッター11.5〜13.2km/Lまで一気に伸び、WLTC高速道路モード(12.6〜12.7km/L)を上回る記録も数多く報告されています。
一方、2.5Lハイブリッド車の高速道路における実燃費はどう推移するのでしょうか。
時速80km〜90km前後で走行車線を穏やかに流している場面では、エンジンとモーターの協調制御(EV走行の断続介入)がうまく機能し、リッター16.0〜17.5km/Lという素晴らしい数値をマークします。
しかし、新東名高速道路などの時速110km〜120km区間や、中央道・関越道のような長い登坂路をハイペースで巡航する場面では、モーターのアシスト比率が下がって2.5Lエンジンが連続高回転で稼働し続けるため、ハイブリッドの実燃費はリッター13.5〜14.8km/L前後まで低下する傾向があるのです。
つまり、街乗りでは約7〜8km/Lあったターボとハイブリッドの実燃費差が、高速道路のハイペース巡航時にはリッターあたりわずか1.5〜2.5km/L差まで一気に縮まる現象が起きます。
さらに2.4Lターボ車は、高速道路の合流や追い越し加速でもエンジンが唸ることなく余裕たっぷりに加速できるため、週末の高速ロングドライブがメインの方から高く支持されているのです。
あなたが普段走るルートが「市街地の一般道中心」なのか、それとも「高速道路を使った長距離移動中心」なのかによって、両者の実質的な燃費差は大きく変わってくると覚えておきましょう。
夏場の冷房や冬場の暖房とシートヒーターの燃費悪化
カタログ燃費と実燃費の乖離を生むもう一つの大きな要因が、日本の四季に伴う「エアコン(冷房・暖房)や快適装備の使用」です(出典:JAF(日本自動車連盟)クルマ何でも質問箱『燃費表示が10・15モード、JC08モード、WLTCモードと変化したのはなぜですか?』)。
ヴェルファイアは室内空間が広大なミニバンであるため、フロント席と後席を個別に空調管理するフルオートエアコンを常時稼働させるケースが多くなります。
まず猛暑となる7月〜9月の夏場は、ガラス面積の広い車内を冷やすためにコンプレッサーがフル稼働し、車内温度を維持するため信号待ちでのアイドリングストップ時間が短縮されるのです。
その結果、夏場の街乗りでは2.4Lターボ車でリッター5.5〜6.3km/L前後(春・秋比で約10〜15%悪化)、電動コンプレッサーを備えるハイブリッド車でもリッター12.5〜13.8km/L前後(約8〜12%悪化)へと燃費が低下しやすくなります。
そして意外と見落とされがちなのが、12月〜2月の「冬場の暖房使用時におけるハイブリッド車の燃費低下」でしょう。
ガソリンターボ車は走行中のエンジン排熱をそのまま暖房に利用できるため冬場の燃費悪化は小幅ですが、熱効率が高いハイブリッド車は、冬場の朝一番にエンジン冷却水を温めて暖房の温風を作るため、バッテリー残量が十分にあってもエンジンが強制的に回り続けるという特徴を持っています。
そのため、冬場に片道15分以内の短距離走行を繰り返すと、ハイブリッド車の実燃費はリッター10.5〜12.0km/L前後まで落ち込むことがあるのです。
冬場のハイブリッド車で燃費悪化を防ぐには、エアコンの設定温度を21℃〜22℃前後に抑え、即暖性の高いステアリングヒーターや全席シートヒーターを積極的に活用するのが効果的なテクニックですよ。
季節・エアコン稼働別の実燃費変動目安(春・秋を基準とした場合)
- 春・秋(エアコンOFFまたは送風):ターボ 8.8〜9.5 km/L / ハイブリッド 15.5〜17.2 km/L(最も燃費が伸びる季節)
- 夏場(前後エアコン冷房フル稼働):ターボ 5.5〜7.8 km/L(約10〜15%低下) / ハイブリッド 12.5〜14.5 km/L(約8〜12%低下)
- 冬場(暖房+短距離ちょい乗り):ターボ 6.0〜8.2 km/L(暖機分のみ微減) / ハイブリッド 10.5〜12.8 km/L(暖房用エンジン始動で約20%低下)
- 大人6〜7名乗車+荷物積載時:車重が300kg以上増えるため、街乗り・登坂路ともに通常時より約8〜12%前後燃料消費が増加
先代30系と新型40系ヴェルファイアの実燃費進化
現在先代の30系ヴェルファイア(またはアルファード)に乗っていて、新型40系への乗り換えを検討しているあなたにとって、旧型から実燃費がどれくらい進化したのかは非常に重要なポイントですよね。
まずガソリン車同士で比較すると、30系で最も売れ筋だった「2.5L直列4気筒自然吸気エンジン(2AR-FE・CVT)」は、レギュラーガソリン仕様で街乗り6.5〜7.5km/L、総合平均実燃費はリッター7.5〜8.5km/L前後でした。
また、30系の上位モデルとして人気を集めた「3.5L V6エンジン(2GR-FKS・8AT)」はハイオク仕様であり、街乗り5.2〜6.2km/L、総合平均実燃費はリッター6.8〜7.8km/L前後にとどまっていましたね。
これに対して新型40系の「2.4Lターボ(T24A-FTS・8AT)」は、最高出力279PS・最大トルク430N・mと先代3.5L V6を超える低中速トルクを発揮しながら、総合平均実燃費はリッター8.2〜9.0km/Lへと着実に向上しています。
つまり、30系の2.5Lガソリン車から40系2.4Lターボへ乗り換えた場合、ハイオク指定には変わるものの、走る楽しさと余裕が劇的にアップしつつ燃費数値自体はほぼ同等か少し良くなる感覚で乗れるのです。
そしてさらに大きな進化を遂げたのがハイブリッドモデルにほかなりません。
先代30系の2.5Lハイブリッド(2AR-FXE)は全車E-Four(4WD)のみの設定で、WLTCモード燃費は14.8km/L、オーナーの平均実燃費はリッター11.5〜13.0km/L前後でした。
新型40系では世界トップレベルの熱効率41%を誇る「A25A-FXSエンジン」と第4世代ハイブリッドシステムへ刷新され、さらに待望の2WD(FF)仕様も選べるようになったことで、実燃費はリッター14.2〜15.8km/Lへと1リットルあたり約2.5〜3.0kmも大幅に伸びています。
30系ガソリン車(実燃費約8km/L)から40系ハイブリッド車(実燃費約15km/L)へ乗り換えると、毎月のガソリン代がほぼ半減するため、家計へのプラス効果は極めて大きいと言えるでしょう。
ヴェルファイア街乗りと高速のターボハイブリッド燃費

街乗りと高速道路それぞれの実燃費が分かったところで、次に気になるのは「ハイオク指定のターボとレギュラー指定のハイブリッドで、年間および5年間のガソリン代が実際にいくら違うのか」というお金の計算です。
さらに、Z Premierグレード同士で65万円ある車両本体価格の差を燃料代で回収できる損益分岐点や、1回の満タン給油でどこまで無給油で走れるかという航続可能距離の違いも重要な判断材料になります。
ここからは、あなたの年間走行距離や使い方に照らし合わせて、ターボとハイブリッドのどちらがトータルでお得になるのかを具体的なシミュレーションで検証していきましょう。
ハイオク指定ターボとレギュラーHVの年間ガソリン代
ヴェルファイアの2.4Lターボと2.5Lハイブリッドの維持費を比較する際、燃費の数値(km/L)以上にボディブローのように効いてくるのが「指定燃料の単価差」です。
高圧縮比・高出力設計の2.4Lターボエンジン(T24A-FTS)はノッキングを防いで本来の性能を引き出すため「無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)」が指定されているのに対し、2.5Lハイブリッドは経済的な「無鉛レギュラーガソリン」で走行できます。
全国のガソリン平均価格をレギュラー175円/L、ハイオク186円/L(1リットルあたり11円差)と仮定し、オーナー平均実燃費(ターボ8.5km/L・ハイブリッド15.0km/L)で1km走るごとの燃料コストを計算してみましょう。
すると、2.4Lターボ車は1km走るのに約21.88円のガソリン代がかかるのに対し、2.5Lハイブリッド車は約11.67円で済むため、1kmあたり約10.21円(約1.88倍)ものコスト差が発生します。
この1kmあたりの単価をもとに、年間走行距離が5,000km、10,000km、15,000kmの3パターンで年間および5年間のガソリン代総額を比較したものが以下の表です。
| 年間走行距離 | 2.4Lターボ(8.5km/L・ハイオク186円) | 2.5Lハイブリッド(15.0km/L・レギュラー175円) | ガソリン代差額(1年間/5年間) |
|---|---|---|---|
| 年 5,000 km | 年 約109,400円(5年 約54.7万円) | 年 約58,300円(5年 約29.1万円) | 年 約51,100円差(5年 約25.5万円) |
| 年 10,000 km | 年 約218,800円(5年 約109.4万円) | 年 約116,700円(5年 約58.3万円) | 年 約102,100円差(5年 約51.0万円) |
| 年 15,000 km | 年 約328,200円(5年 約164.1万円) | 年 約175,000円(5年 約87.5万円) | 年 約153,200円差(5年 約76.6万円) |
ご覧のとおり、標準的な年間1万km走行のオーナーであれば、ハイブリッドを選ぶだけで毎年約10万2,000円、5年間で約51万円ものガソリン代を節約できる計算になります。
もし街乗りの比率が高くターボの実燃費が7.0km/L前後に落ちる環境であれば、年間1万km走行時の差額は約14万円(5年間で約70万円)までさらに拡大する点も見逃せません。
車両本体価格差65万円をガソリン代で回収できる距離

ハイブリッド車のガソリン代が安いことは魅力的ですが、新車購入時には「車両本体価格の差」をどれだけ回収できるかという損益分岐点も冷静にチェックしておく必要があります。
40系ヴェルファイアの人気グレード「Z Premier(2WD)」同士で比較すると、2.4Lターボ車の車両本体価格が655万円〜であるのに対し、2.5Lハイブリッド車は705万円〜(初期型では650万円と715万円で最大65万円差、一部改良後モデルでは50万円差)という価格設定になっていますね。
仮に車両本体価格差を最大の65万円とし、先ほど算出した1kmあたりの燃料代差(約10.21円/km)だけで元を取ろうとすると、単純計算では「650,000円÷10.21円=約63,660km」を走らなければなりません。
しかし、実際の購入見積もりを比べると、ハイブリッド車はエコカー減税および環境性能割の非課税メリットが受けられるため、購入時の自動車重量税と環境性能割が2.4Lターボ車よりも約20万〜23万円安くなるという大きなアドバンテージがあるのです。
つまり、諸費用を含めた「新車乗り出し総額」で比較すると、2.4Lターボ車と2.5Lハイブリッド車の実質的な初期支払差額は約30万〜45万円前後まで一気に縮まることになります。
この実質差額(約35万〜45万円)をガソリン代の差額(1kmあたり約10.21円)で割り戻すと、損益分岐点となる走行距離は「約3.4万km〜4.4万km」に短縮されるのです。
年間1万km走る方ならわずか3年半〜4年半、年間1.5万km走る方なら約2年半〜3年で初期費用の差額を回収してお釣りが来る計算になるため、経済合理性で見てもハイブリッドの優位性は非常に高いと言えるでしょう。
さらに3年後や5年後の売却時にもハイブリッド車は国内外で非常に高い買取相場を維持するため、トータルコストで損をする心配はほとんどありません。
燃料タンク容量の違いと満タンで走れる航続可能距離
長距離の家族旅行やゴルフ、アウトドアに出かける機会が多い方にとって、1回の満タン給油で何キロまで無給油で走れるかという「航続可能距離」も使い勝手を左右する大切な指標です。
実は40系ヴェルファイアは、選ぶパワートレインと駆動方式(2WDか4WDか)によって、搭載されている燃料タンクの容量が3パターンに分かれています。
具体的には、2.4Lターボの2WD車が最も大きい「75Lタンク」、2.4Lターボの4WD車が「65Lタンク」、そして2.5Lハイブリッド車は2WD・E-Fourともに「60Lタンク」という仕様です。
なぜターボの4WD車だけタンク容量が2WDより10Lも少ない65Lになっているかというと、後輪へ駆動力を伝えるプロペラシャフトやリアデファレンシャルギアを床下に配置するスペースの都合上、タンク形状がコンパクト化されているからにほかなりません。
燃料残量警告灯(給油ランプ)が点灯するタイミングは残り約9〜10L前後ですので、ランプ点灯までに使える実質燃料で無給油航続距離を比較してみましょう。
2.4Lターボの4WD車(65Lタンク・実質55L使用)で街乗り(実燃費6.3km/L)を続けると、約340〜350kmごとに給油ランプが点灯するため、ガソリンスタンドへ立ち寄る頻度がやや多く感じられます。
一方、2.5Lハイブリッド車(60Lタンク・実質50L使用)であれば、街乗りメインでも約700km、高速道路の長距離巡航なら無給油で800km〜850km以上(東京から大阪を往復できる距離近く)を余裕で走り切ることができますよ。
あなたに合うのはどっち?ヴェルファイア 2.4Lターボ vs 2.5Lハイブリッド診断
- 2.5Lハイブリッドがおすすめな人:平日の街乗り・送迎比率が高い方 / 年間8,000km以上走る方 / 給油回数を減らし満タンで700〜800km走りたい方 / 静かなEV走行を楽しみたい方
- 2.4Lガソリンターボがおすすめな人:週末の高速クルージングがメインで年間走行距離が7,000km以下の方 / 430N・mのパワフルなターボ加速と8速ATのダイレクトな変速フィールを味わいたい方
ヴェルファイアの実燃費と維持費に関するよくある質問
ここでは、ヴェルファイアの2.4Lターボと2.5Lハイブリッドの燃費や燃料仕様について、購入前の読者からよく寄せられる4つの疑問に専門的な視点から回答します。
ハイオク指定車へのレギュラーガソリン給油の可否や、タイヤサイズ・駆動方式による燃費差など、納車後に後悔しないための知識をまとめましたので参考にしてください。
Q1. 2.4Lターボ車にレギュラーガソリンを入れても走れますか?
緊急時に一時的に給油して走ることは可能ですが、日常的なレギュラーガソリンの使用は厳禁です。2.4Lターボ(T24A-FTS)はハイオクガソリンの高いオクタン価を前提に点火時期と過給圧を制御しているため、レギュラーを入れるとノッキング防止制御が働いて出力・トルクが大幅に低下するだけでなく、かえって燃費が悪化し、エンジン内部の損傷やメーカー保証対象外となるリスクがあります。
Q2. 2WDと4WD(E-Four)では実燃費にどれくらい差が出ますか?
2.4Lターボ車では機械式4WDシステムの重量増(約60kg)により、2WDと比べて実燃費がリッターあたり約0.4〜0.6km/L前後低下します。一方、ハイブリッド車のE-Fourは後輪を独立モーターで駆動する電気式4WDですが、車両重量の増加と後輪駆動制御により、2WD(FF)よりも実燃費がリッターあたり約0.8〜1.2km/L前後低くなる傾向があります。
Q3. Z Premier標準の19インチタイヤをインチダウンすると燃費は良くなりますか?
はい、確かな改善効果があります。メーカーオプションやスタッドレスタイヤ等で17インチホイール(225/65R17)を装着すると、バネ下重量の軽減と転がり抵抗の低減により、WLTCカタログ値で0.4〜0.7km/L向上し、実燃費でもリッターあたり0.5km/L前後伸びやすくなります。
Q4. エコドライブモード(ECOモード)を常時ONにすると燃費はどのくらい変わりますか?
ECOモードをONにすると、アクセルペダル踏み込みに対するスロットル開度が穏やかになり、さらにエアコンの風量やコンプレッサー稼働が省電力制御に切り替わります。特に街乗りの渋滞時や夏場・冬場のエアコン使用時には、ノーマルモードと比べて実燃費が約5%〜8%(リッター0.5〜1.0km前後)改善する効果が期待できます。
駆動方式やタイヤサイズによる特性の違いも理解しておくと、納車後の燃費管理がぐっと楽しくなりますね。
ターボとハイブリッドのヴェルファイア街乗り高速燃費

ここまで、ヴェルファイアの2.4Lターボと2.5Lハイブリッドについて、街乗りや高速道路でのリアルな実燃費から季節別の変動、年間ガソリン代、そして車両価格差の回収ラインまで徹底比較してきました。
最後に、あなたがグレード選びで迷ったときに振り返るべき重要な結論を3つのポイントで確認しておきましょう。
まず1つ目に、信号や渋滞が多い街乗りでは2.4Lターボがリッター6.0〜7.2km/Lなのに対し、2.5Lハイブリッドはリッター13.0〜15.5km/Lと2倍以上の実燃費差がつく一方、高速道路の巡航ではターボもリッター11.5〜13.2km/Lまで大きく伸びるという事実です。
2つ目に、ハイオク指定のターボ(平均8.5km/L)とレギュラー指定のハイブリッド(平均15.0km/L)では、年間1万km走行で約10万2,000円(5年間で約51万円)のガソリン代差額が生まれます。
そして3つ目に、エコカー減税による初期税金の優遇を含めると新車乗り出し価格の実質差額は約35万〜45万円前後に縮まるため、累計3.5万〜4.5万km(約3年半〜4年半)走ればガソリン代だけでハイブリッドの価格差を回収できるという点です。
日常の街乗りや家族の送迎が多く燃費と航続距離のゆとりを重視するなら「2.5Lハイブリッド」、週末の高速ドライブが中心で430N・mのパワフルな加速フィールを楽しみたいなら「2.4Lターボ」が間違いのない選択になります。
なお、数年後の売却時に気になるリセールバリューについても、海外輸出需要を含めてターボ・ハイブリッドともに極めて高い残価率を維持しているため、あなた自身の年間走行距離と走りの好みを最優先して選んで問題ありません。
ぜひ今回の実燃費データと燃料費シミュレーションをフル活用して、あなたのライフスタイルにぴったりのヴェルファイアで快適で誇らしいカーライフをスタートさせてくださいね。



