ヴェルファイア7人乗りと8人乗りどっちが良い?実用性とリセール
こんにちは。アルヴェル&ハイエース完全ガイド 運営者の「ホシ」です。
ヴェルファイアの7人乗りと8人乗りはどっちが良いか迷うポイントですね。
2列目の座り心地や車中泊の使い勝手と査定額の差を知ればスッキリ選べるでしょう。
今回は部品プロの視点から家族構成別の実用性とリセール相場まで解説します。
この記事のポイント
- 2列目キャプテンシート7人乗りとベンチシート8人乗りの構造差
- チャイルドシート装着時の動線やフルフラット車中泊の実用性比較
- 30系と新型40系における7人乗りと8人乗りのグレード設定の違い
- 売却時に数十万円の差がつく中古車買取査定とリセール相場の現実
ヴェルファイア7人乗りと8人乗りどっちが良いか結論
ヴェルファイアを購入する際、「オットマン付きの豪華な2列目キャプテンシートが備わる7人乗り」と「2列目に3人が並んで座れてフルフラットにもしやすい8人乗り」のどちらを選ぶべきかは、家族の満足度と将来の資産価値を左右する重要なテーマです。
オットマンと大型アームレストを備えた7人乗りの2列目キャプテンシートは長距離ドライブでもファーストクラスのような快適性を提供する私自身、自動車部品メーカーのセールスとして東京と山梨を往復しながら7人乗りと8人乗りの両方を徹底比較してきましたが、結論から言うと全体の9割以上のオーナーには、2列目の快適性と売却時のリセールバリューがずば抜けて高い『7人乗り仕様』がベストな選択ですね。
まずは2列目キャプテンシートとベンチシートの構造的な違いから、7人乗りと8人乗りそれぞれのメリット・注意点まで順番に見ていきましょう。
キャプテンシートとベンチシートの2列目構造と違い
ヴェルファイアの「7人乗り」と「8人乗り」における決定的な違いは、1列目(運転席・助手席)でも3列目(左右跳ね上げ式3人掛けシート)でもなく、『2列目(セカンドシート)が左右独立した2人掛けか、それとも繋がった3人掛けか』という1点に集約されています。
トヨタ自動車公式の発表通り、ヴェルファイアの2列目独立キャプテンシートは人間工学に基づいた体圧分散構造やオットマン、前後ウォークスルー動線などを備え、後席乗員がくつろげる空間として設計されました(出典:トヨタ自動車公式ニュースルーム『新型「アルファード」「ヴェルファイア」を発売』)。
ヴェルファイア(30系・40系)に設定されている2列目シートの主要3タイプの構造と特徴を図解にまとめています。
一目でわかる!「ヴェルファイアの2列目シート3タイプの構造と違い」
タイプ1:エグゼクティブパワーシート(7人乗り・40系Z Premier / 30系Z G等)
大型固定アームレストと電動リクライニング・電動オットマンを備えた最高人気の独立2席
タイプ2:リラックスキャプテンシート(7人乗り・30系2.5Z 7人乗り等)
手動レバーによる最大830mm超ロングスライドと横スライド機構を備えた機動力抜群の独立2席
タイプ3:6:4分割チップアップシート(8人乗り・30系2.5Z 8人乗り / 2.5X)
大人3人が並んで座れるベンチ形状で座面を跳ね上げて前方へ寄せることで広大な荷室を作れる
自動車部品プロの視点でシート骨格を比較すると、7人乗りのキャプテンシートは1脚ごとに独立した高剛性フレームと立体的なサイドサポート、そしてふくらはぎを支えるオットマンが組み込まれており、新幹線のグリーン車や飛行機のビジネスクラスに近い構造なのですね。
それに対して8人乗りの『6:4分割チップアップシート』は、2列目の中央席にも人が座れるよう座面と背もたれが平らなベンチ形状になっており、オットマン機能は省かれている代わりに座面をパタンと跳ね上げて前方へ格納できる実用重視の設計となっています。
つまり単なる「乗車定員が1人多いか少ないか」という数字の違いではなく、車内を『極上のくつろぎラウンジとして使うか(7人乗り)』、それとも『多人数乗車やフルフラット・荷室拡張の道具として使うか(8人乗り)』というコンセプトそのものが分かれていると理解しておきましょう。
独立シート7人乗りの快適性とウォークスルーの利点
では、ヴェルファイアのオーナーの大多数が『7人乗り(2列目キャプテンシート)』を選んで満足している最大の理由はどこにあるのでしょうか。
私が東京から山梨まで家族や両親を乗せて高速道路や山道を長距離ドライブする中で毎回痛感するのは、独立キャプテンシートならではの「ずば抜けた疲労の少なさ」と「車内を前後に歩けるウォークスルー動線の快適さ」という2つの恩恵にあります。
7人乗りのキャプテンシートは左右のひじ掛け(アームレスト)と深い背もたれが身体を両側からしっかりホールドしてくれるため、高速道路のインターチェンジや山道のカーブを曲がる際にも上半身が左右に揺さぶられず、車酔いしやすいお子様や高齢のご両親でも驚くほどラクに過ごせるのです。
さらに3列目シートを左右に跳ね上げた状態(4人乗りモード)にすれば、2列目シートを後ろへ大きくスライドさせてオットマンを高く持ち上げ、身長180cmの大人が足をまっすぐ伸ばして眠れるほどの広大な足元スペースが生まれます。
もうひとつの大きな利点が、運転席・助手席の間から2列目の左右キャプテンシートの中央通路(ウォークスルー)を抜けて、一度も車の外へ出ることなく3列目シートまで歩いて移動できる優れた車内動線ですね。
たとえば土砂降りの雨の日や真冬の寒い日にサービスエリアへ立ち寄った際も、外に出てスライドドアを開け閉めすることなく、車内を通って1列目から2列目・3列目へと自由に席を移ったり荷物を取ったりできます。
また2列目の左右席が独立していることで、兄弟や夫婦でそれぞれの好みに合わせて背もたれの角度や前後スライド位置を1ミリ単位で自由に調整できる点も、長旅での快適さを大きく引き上げてくれるでしょう。
「ヴェルファイアを買って本当によかった!」と家族全員が笑顔になれるラグジュアリーな非日常感と、雨の日でも濡れずに車内を移動できる実用性の高さこそが、7人乗りキャプテンシートが選ばれ続ける理由なのですよ。
ベンチシート8人乗りのフルフラット車中泊と実用性
一方で、あえて『8人乗り(2列目6:4分割チップアップシート)』を指名買いするオーナーがを高く評価しているのが、「フルフラット車中泊のしやすさ」と「2列目までで5人が座れる実用性」です。

キャンプ場や道の駅、サービスエリアでヴェルファイアの車内に泊まる場合、7人乗りのキャプテンシートは左右のシートの間に通路の隙間が空いており、さらに座面の立体的な彫り込みや大型アームレストがあるぶん、そのまま寝転がると凹凸が気になりやすいという特徴があります。
それに対して8人乗りのベンチシートは、ヘッドレストを外して背もたれを後ろへ倒し3列目シートの座面と隙間なくピタッと連結させることで、車幅いっぱいに広がるダブルベッドサイズ以上のフルフラット空間を素早く作ることができるのです。
もともと座面と背もたれのウレタン形状がフラットに作られているため、市販のインフレーターマット(車中泊マット)を1枚サッと広げるだけで、大人2人と子ども2人が川の字になって朝までぐっすり眠れる快適なベッドルームが完成します。
また小さな乳幼児がいるご家庭では、8人乗りのつながった広い2列目ベンチシートの上でおむつ替えや着替えをスムーズに行えるほか、2列目の真ん中に子どもを座らせて左右から両親がケアできるというメリットもあるのですね。
ただし注意点として、実は「7人乗りキャプテンシート」であっても、市販の『段差解消クッション(すき間埋めクッション)』と『厚さ8cm〜10cmの高反発車中泊マット』を組み合わせれば、シート間の隙間や段差を綺麗に埋めて快適なフルフラットベッドを作ることが可能です。
年に数回の車中泊のために普段の2列目の座り心地や将来のリセールバリューを犠牲にして8人乗りを選ぶべきか、それとも7人乗りを選んで約2万〜3万円の車中泊マットでフラット化するべきかは、車中泊の頻度を踏まえて冷静に比較するのが失敗しないコツですよ。
歴代30系と新型40系での7人乗りと8人乗りの設定
ここで必ず押さえておきたい重要な知識が、「歴代30系ヴェルファイア(2015年〜2023年)」と「新型40系ヴェルファイア(2023年6月〜)」における7人乗り・8人乗りのグレード設定の違いです。
自動車部品プロの視点でまとめた、30系および新型40系ヴェルファイアのグレード別・乗車定員および2列目シート仕様の比較表をご覧ください。
| 世代・主要グレード名 | 選べる乗車定員の設定 | 搭載される2列目シート仕様 | 中古・新車での選び方と特徴 |
|---|---|---|---|
| ①40系 Z Premier / Executive Lounge | 7人乗りのみ(8人乗り設定なし) | エグゼクティブパワー / ラウンジシート | 40系は全車豪華な独立キャプテン仕様 |
| ②30系 2.5Z Gエディション / ゴールデンアイズ | 7人乗りのみ(8人乗り設定なし) | エグゼクティブパワーシートまたは手動独立 | 30系中古で最もリセールが高い王道仕様 |
| ③30系 2.5Z / ハイブリッドZ(標準Z) | 7人乗り または 8人乗りを選択可 | リラックスキャプテン または 6:4分割ベンチ | エアロ外観で7人と8人を直接選べる人気帯 |
| ④30系 2.5X / ハイブリッドX | 8人乗りが主力(一部7人乗りあり) | 6:4分割チップアップシート(ベンチ) | 中古車価格が手頃で車中泊・多人数向き |
まず知っておきたい重要な事実として、現行の新型40系ヴェルファイア(Z PremierおよびExecutive Lounge)では8人乗りベンチシートの設定が廃止され、全グレードが2列目独立キャプテンシートの『7人乗り仕様(またはPHEV等の独立シート仕様)』に統一されているという点があります。
そのため、もしあなたが「ヴェルファイアの迫力あるデザインが好きで、なおかつ8人乗りのベンチシートを選びたい」と考えている場合は、必然的に30系ヴェルファイア(2015年〜2023年モデル)の中古車から『2.5Z(8人乗り)』や『2.5X(8人乗り)』を探すことになるのですね。
逆に言えば、トヨタ自身が新型40系へのフルモデルチェンジにあたって「ヴェルファイアを購入する顧客の大多数は2列目キャプテンシートの7人乗りを求めている」と判断して7人乗りに集約したわけですから、迷ったときは王道の7人乗りを選んでおけば間違いありませんよ。
チャイルドシート装着と3列目への乗り降りのしやすさ
小さな赤ちゃんや幼児を育てるパパ・ママから特に多く寄せられるのが、「2列目にチャイルドシートやジュニアシートを装着した場合、7人乗りと8人乗りのどっちが使いやすいですか?」という切実な質問です。
7人乗りは2列目にチャイルドシートを固定したままでも中央やサイドから3列目へスムーズに移動できる動線が魅力となる一見すると「シートがつながっている8人乗りの方が子育てに向いていそう」と思われがちですが、実際にチャイルドシートをISOFIX金具やシートベルトで2列目に固定してみると、意外な盲点が浮かび上がってきます。
8人乗りの6:4分割ベンチシートの左右両端にチャイルドシートを2台取り付けてしまうと、背もたれを前に倒すことも座面をチップアップすることも一切できなくなり、3列目シートへ乗り降りするための通路が完全に塞がってしまうのです。
もしその状態で祖父母や友人を3列目に乗せようとすると、わざわざ重いチャイルドシートを一度取り外すか、バックドア(荷室側)からよじ登ってもらうしかなくなり、日常のお出かけで大きなストレスになってしまいます。
その点、7人乗りのキャプテンシート(とくにリラックスキャプテンシートや新型40系のウォークスルー対応シート)であれば、2列目の左右両方にチャイルドシートをガッチリ固定したままでも、シートの中央通路や前後のスライド隙間から3列目へスッと歩いて乗り降りできるのですね。
さらに7人乗りなら、チャイルドシートを装着した1脚だけを運転席や助手席のすぐ後ろまでグッと前進させ、信号待ちのたびに1列目から振り返って赤ちゃんの様子を見たりマグを渡したりできるという嬉しいメリットもあります。
お子様が小学生以上に成長してチャイルドシートが不要になった後も、7人乗りの独立シートなら兄弟同士の距離が適度に保たれるため、長距離ドライブ中に隣同士でぶつかってケンカになる心配が減るのも見逃せないポイントでしょう。
チャイルドシートを1台〜2台使いながら3列目シートにも人を乗せる機会がある子育てファミリーにこそ、実は8人乗りより7人乗りキャプテンシートの方が毎日の乗り降り動線が格段にスムーズで使いやすいと覚えておいてくださいね。
ヴェルファイア7人乗りと8人乗りどっちが良いか比較
第1章では、ヴェルファイアの2列目キャプテンシート(7人乗り)とベンチシート(8人乗り)の構造的な違いや、車中泊・チャイルドシート装着時の動線について詳しく確認してきました。
ここからは、あなたの家族構成や荷物の積み方に合わせた具体的な判断基準と、購入前に絶対知っておきたいお金の現実である「売却時に数十万円の差がつく買取査定(リセールバリュー)の比較」、そして「シートレールや座面を綺麗に保つメンテナンス術」を深掘りしていきます。
あなたが7人乗りと8人乗りのどちらを選べば100%満足できるのか、具体的な比較表と数字でハッキリ見極めていきましょう。
家族構成やキャンプ荷物の積載量で比べる使い勝手
「うちの家族構成と休日の使い方だと、結局7人乗りと8人乗りのどっちが合っているのだろう?」と迷っているあなたのために、世帯人数やアウトドア荷物の量に応じた具体的な実用性の違いを詳しく比較してみます。
家族構成・乗車人数・荷物積載パターン別に7人乗りと8人乗りの使い勝手を比較した一覧表をご覧ください。
| 家族構成・利用シーン | 7人乗り(キャプテンシート) | 8人乗り(ベンチシート) | 部品プロのおすすめ判定 |
|---|---|---|---|
| ①3人〜4人家族(夫婦+子1〜2人) | 3列目格納で4席広々+特大荷室 | 2列目の快適性が惜しく宝の持ち腐れ | 迷わず7人乗りがベストな選択 |
| ②5人家族+大量のキャンプ道具 | 3列目片側を出すため荷室が半減 | 2列目までで5人座り3列目を全格納可 | 荷室最優先なら8人乗りが大活躍 |
| ③6人〜7人の三世代旅行・送迎 | 両親を2列目特等席へエスコート可能 | 3列目への乗り降りがやや窮屈 | おもてなし重視で7人乗りが高評価 |
| ④長尺物(サーフボード・自転車)積載 | 2列目中央の通路に長尺物を通せる | 2列目チップアップで最大荷室長を確保 | 4人乗車で中通しなら7人乗りも優秀 |
まず3人〜4人家族(ご夫婦+お子様1〜2人)であれば、普段は3列目シートを左右に跳ね上げて広大なラゲッジスペースを確保しつつ、2列目の左右キャプテンシートを特等席として贅沢に使える『7人乗り』が文句なしの最適解になるのです。
一方で8人乗りが真価を発揮する唯一無二のケースが、『5人家族(ご夫婦+お子様3人)で、なおかつ週末のたびに大型テントやクーラーボックス、ベビーカーなどの特大荷物を満載してキャンプへ出かけるご家庭』ですね。
7人乗りで5人が乗る場合は必ず3列目シートの片側(または両方)を下ろす必要があり荷室の半分が埋まりますが、8人乗りなら1列目に2人・2列目に3人の合計5人が座れるため、3列目シートを両方とも跳ね上げて荷室を100%荷物の収納に使えるという明確なアドバンテージがあるのですよ。
売却時に数十万円の差がつく買取査定とリセール相場
そしてヴェルファイアを購入するうえで絶対に避けて通れないお金の現実が、数年後に車を手放す際の『7人乗りと8人乗りの買取査定額(リセールバリュー)の決定的な差』です。

中古車市場および海外輸出市場において、なぜヴェルファイアの7人乗りモデルが8人乗りモデルより数十万円も高く売れるのか、その4つの理由を図解にまとめました。
資産防衛の鉄則!「ヴェルファイア7人乗りのリセールがずば抜けて高い理由」
理由1:海外輸出(マレーシア等)のVIP需要が「7人乗りキャプテンシート」に集中
海外では高級ショーファーカーとして扱われるためオットマン付き7人乗りが高値で落札される
理由2:新車時の価格差(約5万〜9万円)に対し売却時は「約30万〜60万円以上」の査定差
30系2.5Zの同条件比較でも7人乗りの方が新車価格差の5倍以上高く売れるケースが多い
理由3:電動オットマン付き『エグゼクティブパワーシート(Z G / Z Premier)』が最強
7人乗りの中でも電動2列目シートを備えたグレードは輸出バイヤーの鉄板条件となっている
理由4:8人乗りを中古で買うなら「初期費用の安さ」を活かして長く乗り潰すのが賢明
売却時は7人乗りほど跳ねない反面、中古車購入時は割安に状態の良い個体を狙いやすい
たとえば30系後期ヴェルファイアの『2.5Z(7人乗り)』と『2.5Z(8人乗り)』を比較すると、新車当時の車両本体価格の差はわずか55,000円〜90,000円程度であったにもかかわらず、3年〜5年後の買取査定相場では7人乗りの方が「約30万円〜50万円以上」も高く買取されるケースが当たり前のように起きているのです。
さらに2列目に電動の『エグゼクティブパワーシート』を搭載した「2.5Z Gエディション(7人乗り)」や新型40系「Z Premier(7人乗り)」になると、マレーシアをはじめとする海外輸出バイヤーからの指名買いが殺到するため、8人乗り仕様との査定額の差は60万円〜100万円以上に広がることも珍しくないのですね。
「購入から数年後に高く売却して次の新型車へ賢く乗り換えたい」と考えるなら、ヴェルファイアは迷わず『7人乗り(とくにエグゼクティブパワーシートまたはリラックスキャプテンシート)』を選んでおくことが、家計を守る最高の自己投資になると断言できますよ。
シートレールの清掃と本革やファブリックの維持管理
せっかく理想のシート配列を備えたヴェルファイアを手に入れたら、普段のちょっとしたお手入れで2列目・3列目シートの快適な動きと美しさを保ち、将来の高価買取につなげていきたいものです。
自動車部品プロの視点から、ヴェルファイアのオーナーにぜひ実践してほしいメンテナンスの急所が『床面ロングスライドレールの小石・砂噛み防止』と『座面サイドサポートの擦れ対策』の2点でしょう。
7人乗りのリラックスキャプテンシート(最大830mmスライド)やエグゼクティブパワーシート、そして8人乗りのチップアップシートはいずれもフロアに長い金属製スライドレールが埋め込まれており、その溝に靴底の小石や砂粒、お菓子の食べこぼしが落ちやすい構造になっているのです。
レール内部のグリスに砂利やホコリが付着したまま無理にシートを前後スライドさせると、「ゴリゴリ」と異音が鳴ったりスライドロックが固くなったりする原因になってしまいます。
これを防ぐ最も手軽で効果的な方法が、純正フロアマットの上からスライドレールの溝ごとすっぽり覆い隠してくれる『2列目・3列目用の大判ラグマット(セカンドラグマット)』を納車直後に1枚敷いておくことですね。
ラグマットを敷いておけば、お子様が車内でお菓子を食べたりキャンプ場で砂がついた靴で乗り込んだりしても、レールの溝にゴミが一切落ちず、洗車の際にラグマットを外してパタパタと払うだけで車内をいつでも清潔に保てます。
また8人乗りのファブリック(布地)シートやアルカンターラ調シートを選んだ場合は、ジュースやコーヒーのシミを防ぐために市販の撥水ファブリックコートを座面に軽くスプレーしておくと、汚れが繊維に染み込まずサッと拭き取れるため手入れがグッとラクになるでしょう。
さらに本革シートや合成皮革シートの2列目座面は、乗り降りの際に太ももが擦れる外側サポート部にシワやテカリが出やすいため、3ヶ月に1回ほど固く絞ったマイクロファイバークロスで水拭きして保湿クリーナーを塗っておくだけで、5年後の査定士が驚くほど綺麗な状態をキープできるはずですよ。
ヴェルファイアの7人乗りと8人乗りでよくある質問
ここでは、ヴェルファイアの7人乗りと8人乗りの選び方や購入後の活用術に関して、読者のあなたからよく寄せられる4つの質問にお答えします。
とくに「7人乗りでの車中泊のコツ」や「6人乗車時の荷室容量」「構造変更の可否」は購入前に正しく知っておきたいポイントです。
疑問や不安をスッキリ解消して自信を持って愛車を選べるようQ&A形式でまとめましたので参考にしてみてくださいね。
Q1. 7人乗りのヴェルファイアを選んで、家族でフルフラット車中泊をすることは可能ですか?
A. はい、十分に可能です。7人乗りの2列目キャプテンシートと3列目シートを倒した状態でも、市販の『車中泊用・段差解消クッション』を座面のくぼみに置き、その上から『厚さ8cm〜10cmの高反発インフレーターマット』を敷くことで、シート間の隙間や凹凸をまったく感じない快適なフラットベッドを作ることができます。
Q2. 7人乗り仕様で大人6人が乗車した場合、後ろの荷室にスーツケースは積めますか?
A. はい、積載可能です。3列目シートを前後スライドの最後端にしていても機内持ち込みサイズのスーツケースが複数積めるほか、床下の『大容量床下収納(ラゲッジアンダースペース)』も活用できます。さらに7人乗りであれば、2列目の左右キャプテンシートの間の通路(ウォークスルー部分)にもボストンバッグや長尺物を置くことができます。
Q3. 8人乗りのヴェルファイアを購入したあと、2列目シートを交換して7人乗りに改造(構造変更)することはできますか?
A. 技術的にはシートとレール一式を交換して陸運局で乗車定員の構造変更検査を受けることは可能ですが、純正キャプテンシートの部品代や工賃・申請費用で数十万円以上の莫大なコストがかかるうえ、改造車扱いとなってリセールバリューも下がってしまいます。そのため、7人乗りが欲しい場合は必ず最初から7人乗りモデルを購入してください。
Q4. 30系ヴェルファイアの中古車で7人乗りを選ぶ場合、『リラックスキャプテンシート』と『エグゼクティブパワーシート』のどちらが良いですか?
A. 小さなお子様がいて車内での前後ウォークスルーや超ロングスライド(最大830mm)の手軽さを重視するなら手動式の『リラックスキャプテンシート(2.5Z 7人乗り等)』が便利ですし、大人が座る際の高級感と売却時の最高峰のリセールバリューを重視するなら電動式の『エグゼクティブパワーシート(2.5Z Gエディション等)』が最もおすすめです。
Q4でも解説した通り、30系中古車では7人乗りの中に2種類のキャプテンシートが存在しますので、実車を見る際は2列目が手動ロングスライドか電動パワーシートかもあわせてチェックしておくと安心ですよ。
ヴェルファイア7人乗りと8人乗りどっちが良いか総括

ここまで、『ヴェルファイアは7人乗りと8人乗りのどっちが良いか』というテーマについて、2列目キャプテンシートとベンチシートの構造差から、車中泊やチャイルドシート利用時の使い勝手、そして売却時に数十万円の差がつくリセール相場まで詳しく解説してきました。
あらためて全体の結論をお伝えすると、5人家族で3列目を常時跳ね上げて特大のキャンプ荷物を積むような明確な目的がない限り、2列目の極上の座り心地とウォークスルー動線、そして抜群のリセールバリューを兼ね備えた『7人乗り仕様』を選ぶのが最も賢明で後悔のない決断だからです。
最後に、あなたがヴェルファイアの7人乗りと8人乗りで迷ったときに振り返りたい4つの判断基準をまとめておきましょう。
1つ目は、7人乗りの2列目独立キャプテンシートはオットマンと両側アームレストによる長距離の疲労軽減効果が高く、チャイルドシートを2台固定したままでも中央通路から3列目へスムーズに乗り降りできることです。
2つ目は、8人乗りの6:4分割ベンチシートは隙間なくフルフラット化しやすく、2列目までで5人が座って3列目を丸ごと荷室として使えるため、多人数での車中泊や大荷物キャンプに特化したいご家庭に向いているという点ですね。
3つ目は、新型40系ヴェルファイアは全車7人乗り独立シート中心のラインナップとなっており、30系の中古車市場や海外輸出市場でも7人乗りの方が売却時に30万円〜60万円以上高く評価されるという資産価値の現実があることでしょう。
そして4つ目は、7人乗りを選んだ場合でも段差解消クッションと厚手の車中泊マットを組み合わせれば快適なフルフラット就寝が可能であり、セカンドラグマットでスライドレールを保護すればいつまでも美しい内装と高い査定額を維持できるという点です。
ぜひあなたの家族構成と理想のライフスタイルにぴったりのヴェルファイアを選んで、大切なご家族と一緒に笑顔あふれる最高のドライブを楽しんでくださいね。



