韓国語の学習方法

韓国語の資格について【3つの資格を解説します】

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韓国語学習初心者

韓国語学習初心者「韓国語の資格について知りたいけど、どんな資格があるのかな?おすすめの資格やその内容について知りたいな。」

こういった質問に答えます。

 本記事のテーマ

韓国語の資格について【3つの資格を解説します】

本記事の内容

・韓国語の3つの資格を紹介
・韓国語の資格取得のおすすめの方法
・資格取得後の未来について

 記事の信頼性

自己紹介

 セイゴのプロフィール

この記事を書いている僕は、韓国語の学校に通い基礎から韓国語を習得し、現在は日本で会社を経営し、韓国企業とも韓国語でやりとりをしてます。
学習の過程で、韓国語の資格も取得しましたので、僕の実体験も含めて記事を書いていきますね。

韓国語の資格は全部で3つあります。

3つの資格の中でも、韓国語学習初心者の方がまず最初に受ける資格が、①ハングル能力検定試験(ハン検)と②韓国語能力検定試験(TOPIK)です。
③全国通訳案内士は、難易度も高めですので、まずは①ハングル能力検定試験(ハン検)と②韓国語能力検定試験(TOPIK)の資格取得を目指すことでよいと思います。

①韓国語能力検定試験(ハン検)について

韓国語の資格を取得したいと思った方は、まずは「ハングル能力検定試験(ハン検)」を受けてみることをおすすめします。
日本での認知度も1,2を争いますし、何よりも問題が日本語で書かれているなど、日本で学習する人に向けて試験が作成されていて、韓国語学習初心者が受けやすい資格試験になってます。5級や4級の試験は、易しめで、毎回の合格率も8割から9割と高確率なので、まずは初級レベルから受けてみるのもいいですね。
それでは基本情報から見ていきましょう。

■公式ホームページ
ハングル能力検定試験

■基本情報
主催:ハングル能力検定協会
開始年:1993年
実施国:日本のみ
評価基準:5級、4級、3級、準2級、2級、1級
受験料:3,200円(5級)~10,000円(1級)
所要時間:90~120分

■試験内容
「筆記」と「聞き取り」のマークシート式
※5級~準2級の設問は日本語/2級・1級の設問は韓国語
※1級のみ『筆記』内に記述式問題あり。1次試験合格者は2次試験(面接)あり

■採点方式
5級・4級:100点満点中60点以上で合格。
3級:100点満点中60点以上で合格(筆記24点、聞き取り12点以上必須)
準2級:100点満点中70点以上で合格(筆記30点、聞き取り12点以上必須)
2級:100点満点中70点以上で合格(筆記30点、聞き取り16点以上必須)
1級:100点満点中70点以上で合格(筆記40点、聞き取り16点以上必須)※1次試験合格者は2次試験に進む

■2020年の試験日
第54回:2020年6月7日(日)
第55回:2020年11月8日(日)
※試験会場、願書締切日については、公式ホームページをご参照下さい。

■過去問・試験対策本など
ハングル能力検定協会「書籍購入」ページに過去問題集、参考書などが紹介されています。詳しくは公式ホームページをご参照下さい。

②韓国語能力検定試験(TOPIK)について

「韓国語能力試験(TOPIK)」は「ハングル検定」と並んで日本における認知度が高い試験です。韓国政府系の団体「国立国際教育院」が認定しているため、韓国企業などにも実力を認めてもらいやすい、という理由があります。この試験は世界各国で行われているため、問題の質問文は韓国語です。

「韓国語能力試験(TOPIK)」の基本情報は以下です。

■公式ホームページ
韓国語能力試験/韓国教育財団

■基本情報
主催:財団法人 韓国教育財団 (韓国では、国立国際教育院)
開始年:1997年
実施国:韓国・日本・中国、その他アジア・アメリカ・ヨーロッパなど70ヵ国以上
評価基準:TOPIKⅠ(初級/1・2級)、TOPIKⅡ(中上級/3~6級)
受験料:TOPIK1は3,500円、TOPIK2は4,000円。
※総合得点によって、1級もしくは2級、または不合格と振り分けられます。

■所要時間及び試験内容
TOPIKⅠは、『聞き取り』40分、『読解』60分。休憩なしの2教科100分間。
TOPIKⅡは、『聞き取り』60分、『書き取り』50分。この後30分の休憩を挟み、『読解』70分。よって、試験のみの時間は3教科180分

■採点方式
1級は80点以上、2級が140点以上(以上TOPIKⅠ)で合格。3級は120点以上、4級は150点以上、5級は190点以上、6級は230点以上(以上TOPIKⅡ)で合格

■2020年の試験日
第69回:2020年5月24日(日)
第70回:2020年7月12日(日)
第72回:2020年10月18日(日)

■過去問題集の入手方法
1.出版されている書籍の過去問題集を購入する
『第35、 36、37、41回 韓国語能力試験過去問題集(2016年7月20日)』が最新版です。詳しくは、韓国語能力試験関連書籍のページをご参照下さい。

2.Webサイトからダウンロードする
インターネット上で、まだ出版されていない最新の過去問題を入手できます。こちらが過去問題のダウンロードページになります。

③全国通訳案内士について

まず初めに、平成30年1月4日に改正通訳案内士法が施工され、通訳案内士の名称が「全国通訳案内士」となりました。

また、通訳案内士の業務独占規制が廃止され、資格を有さない方であっても、有償で通訳案内業務が行えるようになり、通訳案内士制度がガラッと大きく変わりました。

要するに、以前は資格がないと有償で通訳案内業務ができなかったのが無くなり、資格がなくても有償で通訳業務を行えるようになったということです。

とはいえ、資格を持っていないと、全国通訳案内士や地域通訳案内士、又はこれに類似する名称を使用できませんし、資格を持っていた方が信頼性も高く権威を有していると思いますので、簡単にご説明します。

■全国通訳案内士とは

全国通訳案内士は、通訳案内士法において、「報酬を得て、通訳案内(外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をすることをいう。)を業とする。」とされています。

全国通訳案内士は国家試験に合格した方であって、高度な外国語能力や日本全国の歴史・地理・文化等の観光に関する質の高い知識を有する者であり、「全国通訳案内士」として都道府県の登録を受けた方々になります。

■全国通訳案内士になるには

全国通訳案内士になるには、通訳案内士法第6条に定められた全国通訳案内士試験に合格し、居住する都道府県知事に登録をしなければなりません。全国通訳案内士として登録を受けた方は、「全国通訳案内士登録証」が交付されます。

■全国通訳案内士試験

全国通訳案内士になるには、通訳案内士法第6条に定められた全国通訳案内士試験に合格し、居住する都道府県知事に登録をしなければなりません。全国通訳案内士として登録を受けた方は、「全国通訳案内士登録証」が交付されます。

■2020年の試験日

8月16日(日)に開催予定でしたが、新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受け、全国通訳案内士試験の実施の可否について検討を進めてます。
詳しくは公式ホームページをご参照下さい。

まとめ

本記事では、韓国語の3つの資格について解説してきました。

僕の個人的な意見ですが、韓国語学習の初心者は、まずは韓国語能力検定試験(ハン検)の中級までの資格を取得して、その後にハングル能力検定試験(TOPIK)に移っていく形がベストなんじゃないかなと思います。

韓国語学習初心者の方は是非、韓国語資格取得に挑戦してみて下さい。

以上です。