ヴェルファイアに自転車やロードバイクを2台載せる荷室固定術!
こんにちは。アルヴェル&ハイエース完全ガイド 運営者の「ホシ」です。
ヴェルファイアに自転車やロードバイクを2台載せる際、前輪を外さずに積めるのか気になりますね。
結論から言うと、3列目跳ね上げと2列目スライドを活用すれば2台とも車内に余裕で収まるでしょう。
今回は部品プロの視点から揺れないベルト固定術と内装を汚さない養生法を解説します。
この記事でわかること
- 前輪を外さずに自転車2台をそのまま載せるシートアレンジ手順
- 車載スタンドを使ってロードバイク2台と大人4人を積む方法
- タイダウンベルトと荷室フックで走行中の揺れを防ぐ4点固定術
- チェーンの油汚れやペダル傷から高級内装を守る防水マット活用法
ヴェルファイアに自転車やロードバイク2台載せる基本
週末に夫婦や仲間と風光明媚な湖畔や高原へ出かけるサイクリング遠征、あるいは急な雨の日に子どもの部活や通学用の自転車を2台まとめて迎えに行く場面など、ヴェルファイアを頼もしいトランポ(自転車運搬車)として活用したい機会は意外と多いですね。

特に数十万円する大切なカーボンフレームのロードバイクやクロスバイクを運ぶ場合、屋根や背面に取り付ける車外キャリアでは雨風や飛び石、高速道路のサービスエリアでの盗難リスクが心配になるため、「できることならヴェルファイアの広い車内に2台とも安全に載せたい」と考えるのは当然のことでしょう。
まずは自動車部品メーカーのセールスとして東京と山梨の二拠点生活を送り、富士五湖エリアでのサイクリング遠征や家族の自転車送迎でヴェルファイアの荷室を徹底検証している私の実測データをもとに、3列目跳ね上げ時の有効寸法と2台積載の基本手順から詳しく見ていきましょう。
3列目跳ね上げ時の荷室長と自転車2台の積載力
最初に結論からお伝えすると、ヴェルファイアは3列目シートを左右へ跳ね上げるだけで「前輪を外さないままの大人用自転車(26〜27インチのママチャリ・クロスバイク・700Cロードバイク)を2台」、あるいは「前輪を外したロードバイク2台+大人3人〜4人の乗車と宿泊荷物」を車内に余裕で積み込むことができます。
なぜなら、ヴェルファイアの荷室開口部は高さが約115cm〜120cm、室内高が約136cm〜140cmと非常に高く設計されており、サドルやハンドルを下げなくても大人用自転車(高さ約92cm〜100cm)を傾けずに真っ直ぐ立てたままスッと荷室へ入れられるからですよ。
また横幅についても、3列目シートを左右の窓側へ跳ね上げて固定した状態の中段有効幅が「約96cm〜102cm(床面幅は約108cm〜135cm)」確保されているため、自転車2台を横に並べて自立させるのに十分なスペースがありますね。
そして最も気になる「奥行き(荷室有効長)」については、2列目キャプテンシートを一番前までスライドさせて背もたれを少し起こすと、バックドア内面から2列目背面まで『約155cm〜165cm』、さらに2列目シート左右の間にある中央ウォークスルー通路やサイドの隙間へ前輪を差し込めば『約185cm〜200cm以上』の縦空間が使えるのです。
一般的な700Cロードバイクやクロスバイクの全長は約168cm〜172cm、26〜27インチの通学用自転車(ママチャリ)の全長は約175cm〜182cmですから、この中央ウォークスルーや斜め配置を組み合わせることで前輪を外さなくても2台がしっかり収まる計算になります。
さらに、荷室フロアの下には容量約148L(横幅約95cm〜100cm×深さ約30cm)の「ラゲッジアンダーボックス(床下収納)」が備わっているため、かさばる空気入れ(フロアポンプ)やヘルメット2個、サイクルシューズ、工具類をすべて床下へ隠して荷室フロアを広々と使えるのもヴェルファイアならではの特権でしょう。
前輪を外さず自転車2台をそのまま載せる積載手順
続いて、「通学用の27インチ自転車(ママチャリ)や電動アシスト自転車を2台運びたいとき」や「工具を使わずにロードバイクやクロスバイクをそのまま2台サッと積みたいとき」の具体的なシートアレンジと積み込み手順を解説します。
前輪を外さずに自転車2台をそのままヴェルファイアの荷室へ並べる最大のコツは、2台とも同じ向き(前向き)に並べるのではなく、1台目を『前向き(前輪を前)』、2台目を『後ろ向き(前輪をバックドア側)』にする「前後互い違い(千鳥配置)」で積むことです。
もし2台の自転車を両方とも前向きに並べてしまうと、一番横幅が広い「ハンドルバー(幅約50cm〜58cm)同士」と「ペダル同士」が真横でぶつかり合ってしまい、3列目跳ね上げシート間の幅(約96cm〜102cm)の中で窮屈になってしまいますね。
そこでまずステップ1として、3列目シートを左右に跳ね上げて固定し、2列目の左右キャプテンシートを両方とも最前方へスライドさせて背もたれを少し前傾させ、荷室の有効奥行きを最大化してください。
次にステップ2として、1台目の自転車を「前輪から前向き」に荷室へ入れ、前輪タイヤの先を2列目左右キャプテンシートの間にある『中央ウォークスルー通路(または片側シート横の空間)』へ20cm〜30cmほどスッと差し込んで左側の壁面寄りに寄せます。
そしてステップ3として、2台目の自転車は「後輪から先(後ろ向き)」に荷室右側へ積み込み、1台目のサドル横に2台目のハンドルが来るように互い違いで並べれば、ハンドル同士もペダル同士も一切干渉せず2台の大型自転車が気持ちいいほどピタッと収まりますよ。
最後にステップ4として、2台の自転車のブレーキレバーに太めのベルクロバンド(または輪ゴム)を巻いて前後輪が転がらないようにロックし、後ほど詳しく解説するタイダウンベルトで車体フックへ固定すれば、前輪を外さないままの2台積載がわずか5分で完了します。
前輪外し車載スタンドでロードバイク2台を積む技
一方で、ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイク(MTB)で長距離のサイクリング遠征やサイクルイベントへ出かけるなら、前輪のクイックリリース(またはスルーアクスル)を外して『車載用フロントフォーク固定スタンド(ミノウラVERGO系などの2台用マウント)』に固定する方法が最も快適でおすすめです。

前輪を1本外す最大のメリットは、ロードバイクの全長が約170cmから『約135cm〜140cm』へと一気に約30cm以上も短くなり、同時にフロント側の高さも低くなるため、2列目シートを一番前まで詰めなくても荷室内に2台がすっぽり収まるようになる点ですね。
つまり、2列目の豪華なキャプテンシートに大人1人〜2人が足を伸ばしてゆったり座ったまま(運転席・助手席と合わせて大人3人〜4人乗車で)、後ろの荷室にロードバイク2台と全員分の宿泊用ボストンバッグを同時に積んで長距離ドライブを楽しめるのです。
使い方は非常にシンプルで、まず3列目を左右に跳ね上げた荷室の手前(または2列目シート背面側)のフロア上に、横長のアルミ製ベースバーを持つ「2台用車載フォークマウント」を水平に置くだけで準備は整います。
このベースバーは底面に強力な滑り止めラバーが付いており、それ自体の剛性と自転車の荷重によってフロアマットの上に置くだけでも驚くほど安定しますが、さらにフォーク固定ホルダーの角度を左右に少し振って調整できるため、幅広のドロップハンドルやフラットバー同士が触れない絶妙な間隔で2台を固定できますよ。
また、取り外した2本のフロントホイール(前輪)についても、同じベースバーに取り付けられる専用の「ホイールホルダー」に差し込んで固定するか、厚手のクッションが入ったホイールバッグに収納してフレームの横へ立てかけておけば、高速道路のジャンクションや峠道の走行中に車内で前輪が転がってスポークを痛める心配も一切ありません。
新型40系と先代30系の荷室寸法と7人8人乗り比較
ここで、新型40系ヴェルファイアと先代30系ヴェルファイア、そして「7人乗り(2列目キャプテンシート車)」と「8人乗り(2列目ベンチシート車)」で、自転車やロードバイクを2台載せる際の使い勝手がどう違うのかを比較しておきましょう。
まず新型40系ヴェルファイアと先代30系ヴェルファイアの室内寸法を比較すると、新型40系は室内長3,005mm×室内幅1,660mm×室内高1,360mmとなっており、先代30系と同様にミニバン界トップクラスの広大な縦横空間を受け継いでいます。
この新型40系ヴェルファイアの正確な室内寸法や5:5分割スペースアップサードシート、2列目エグゼクティブパワーシートの仕様については、トヨタ自動車公式のヴェルファイア主要諸元表・主要装備一覧表PDFにて詳細データをチェックできますね。
さらに、新型40系で新たに採用された「サードシートの2箇所跳ね上げポジション(通常位置と後端位置)」や荷室開口部の設計については、トヨタ自動車公式ニュースルームの新型ヴェルファイア発売発表ページでも分かりやすく解説されていますよ。
自転車を2台積むうえで注目したいのが「7人乗りと8人乗りの違い」であり、新型40系・30系の主流である『7人乗りキャプテンシート車』は、左右の2列目シートの間に幅約15cm〜20cmの中央ウォークスルー(またはサイド隙間)があるため、前輪を外さない自転車のフロントタイヤをその隙間へ差し込んで全長を稼げるという大きな利点があります。
とくに先代30系の「2列目リラックスキャプテンシート(手動超ロングスライド仕様)」や、シート横のレバーで素早く前後移動できるグレードは、2列目を前へ寄せる操作が軽快でトランポ用途との相性が抜群に良いですね。
一方、先代30系や一部仕様に存在する『8人乗り(6:4分割チップアップシート車)』は、中央の通路がない代わりに2列目シートの座面をパタンと上へ跳ね上げて運転席のすぐ後ろまで丸ごと前へ密着スライドできるため、荷室床面の奥行き自体を約175cm〜185cmまで広げて前輪付き自転車2台を真っ直ぐ並べられるのが魅力になるでしょう。
積載方法別の自転車台数と乗車人数や安定性比較
ここまでご紹介した3つの積載パターンについて、「どんな種類の自転車が2台載せられて、大人が何人快適に乗車でき、準備時間や走行中の安定性がどう変わるのか」を一目で比較できる一覧表にまとめました。
あなたが運びたい自転車のタイプや同乗者の人数に合わせて、ベストな積み方を選んでみてください。
| 自転車2台積載の比較項目 | ①前輪を外さずそのまま2台積載 | ②前輪外し+車載スタンド2台積載 | ③前輪外し+2列目片側展開積載 |
|---|---|---|---|
| ①対応する自転車タイプ | ママチャリ・通学車・クロス・ロード | ロードバイク・クロス・MTB全般 | ロードバイク2台(縦置き・並列) |
| ②必要な荷室奥行き目安 | 約170cm〜182cm(中央通路差し込み) | 約135cm〜140cm(前輪脱着で短縮) | 片側約145cm(片側2列目を前スライド) |
| ③快適な乗車可能人数 | 大人2人(1列目運転席+助手席) | 大人3人〜4人(2列目も広く使える) | 大人3人(2列目の片側1席を最大活用) |
| ④走行中の固定安定度 | 高い(互い違い配置+ベルト4点固定) | 最高レベル(フォーク固定台座+ベルト) | 最高レベル(1台用スタンド2個または並列) |
| ⑤おすすめの活用シーン | 雨の日の通学送迎・近場サイクリング | 夫婦や仲間との長距離サイクリング旅 | 3人での遠征や2列目オットマン活用時 |
一覧表から分かる通り、「前輪が外せないママチャリや通学自転車2台を送迎する場面」や「工具を使わずにすぐ出発したい場面」では、『①前輪を外さずそのまま2台積載(2列目最前方スライド+前後互い違い配置)』が最も手軽で実用的です。
一方で、「高速道路を使って数百キロ先のサイクリングコースへ遠征する場面」や「大人3人〜4人でゆったり移動したい場面」では、前輪をクイックリリースやスルーアクスルで外して『②車載フォークマウントスタンド』に固定する方式を選ぶことで、2列目のファーストクラス空間と荷室の安定性を高次元で両立できるのですね。
さらに、1台用のコンパクトな車載スタンドを2つ用意すれば、2列目の左右どちらか片方だけを前にスライドさせて縦方向にずらして配置する『③変則レイアウト』も自在に組めるため、ヴェルファイアの荷室はまさにサイクリストにとって理想の空間と言えるでしょう。
ヴェルファイアへ自転車やロードバイク2台載せる手順
ここまでの解説で、ヴェルファイアの荷室に自転車やロードバイクを2台載せるための寸法とシートアレンジの基本がお分かりいただけたと思います。
しかし、実際に自転車を2台積んで走り出す前に必ずマスターしておきたいのが、「カーブや段差で自転車が1ミリも倒れないタイダウンベルトの固定術」と「チェーンの黒い油汚れやペダルの擦り傷から高級内装を守る養生テクニック」ですね。
ここからは、初心者の方でも3分でガッチリ固定できる『4点タイダウン固定の手順』から、愛車のリセールバリューを守り抜く『防汚・防傷アイテムの選び方』、そして大開口バックドアを活かした安全な積み下ろしのコツまで順番に見ていきましょう。
タイダウンベルトとフックで揺れを防ぐ4点固定術
ヴェルファイアの荷室に自転車やロードバイクを2台載せる際、絶対に避けたいのが「自転車のスタンドを立てただけでベルト固定をせずに走り出すこと」でしょう。

峠道のカーブでも1ミリも揺れない!「自転車2台・4点タイダウン固定の鉄則ステップ」
固定ステップ1:前後ブレーキレバーを「ベルクロバンド(または輪ゴム)」で握り込みロックする
発進・停止時の前後Gでタイヤが転がるのを防ぐため、ブレーキを引いた状態で固定してパーキングブレーキ化する
固定ステップ2:自転車の「ステム根元」と「シートポスト」に柔らかいソフトループを通す
金属フックを直接フレームに掛けると塗装剥がれの原因になるため、必ず布製のサブベルト(ソフトループ)を介する
固定ステップ3:荷室床面の「4隅タイダウンフック」または「アシストグリップ」へ左右対称に繋ぐ
左側の自転車は左壁面・床フックへ、右側の自転車は右壁面・床フックへと外側斜め下へ張力を掛けて三角形を作る
固定ステップ4:カーボンフレームにも優しい「カムバックル式ベルト」を手でキュッと引き締める
機械式ラチェットベルトは締めすぎてフレームを破損する恐れがあるため、手の力で適度に引けるカムバックル式を使う
図解の通り、自転車を荷室でピタッと静止させる最大の秘訣は、重心が高い「ハンドルステムの根元」と「サドル下のシートポスト」を支点にし、ヴェルファイアの荷室4隅にある荷掛けフックや上部アシストグリップへ向かって『斜め外側の4方向(トラス形状)』にベルトで引っ張ることです。
このとき、ホームセンターで売られているトラック用の「金属ラチェット式荷締めベルト」を使うと、巻き上げる力が過剰になりすぎて繊細なカーボンフレームやアルミパイプを潰してしまう危険がありますね。
そのため、自転車やロードバイクの車載には必ず「ボタンを押しながら手でベルトを引っ張るだけで適度なテンションが掛かる『カムバックル式タイダウンベルト(ソフトループ付き・幅25mm程度)』」を4本用意するのがプロの鉄則です。
さらに、前輪外し車載スタンド(フォークマウント)を使う場合でも、スタンドの台座自体が急ブレーキで前へ滑らないよう、左右の荷室フックからベースバーへ補助ベルトを1〜2本掛けておけば、高速道路のレーンチェンジや山道の連続ヘアピンカーブでも一切揺れない安心のトランポ空間が完成しますよ。
チェーンの油汚れや傷から本革内装を守る養生対策
続いて、ヴェルファイアのオーナーが最も気を使う「チェーンの黒いグリス汚れ(油シミ)」や「ペダル・ブレーキレバーによる本革シートや樹脂トリムの引っ掻き傷」を100%防ぎ、数年後の高いリセール価値を守り抜くための養生対策を解説します。

| 内装保護・養生箇所 | ①おすすめの養生・保護アイテム | ②防げるトラブルと具体的なメリット |
|---|---|---|
| ①荷室床面・レール溝 | 車種専用TPO製3D防水ラゲッジマット | タイヤの泥水や小石が3列目レール溝に入るのを完全防止 |
| ②チェーン・ギア周り | ネオプレーン製チェーン&ギアカバー | 黒いチェーンオイルが本革シートや内張りに付くのを遮断 |
| ③自転車2台の間・側面 | 大判キルティング養生パッド(毛布) | ペダルやハンドル同士の接触傷・跳ね上げシート擦れ防止 |
| ④リアバンパー上部 | 折りたたみ式バンパー保護フラップ | 自転車を持ち上げる際のペダルやタイヤ接触傷をガード |
自転車を車内に積む際に最も警戒すべきなのが、右側のフロントギア(チェーンリング)からリアディレイラー(変速機)にかけて付着している「真っ黒なチェーンオイル」であり、これが一度でも2列目シート背面や跳ね上げた3列目シートに擦れると簡単には落ちません。
そのため、自転車をヴェルファイアへ載せる前には、マジックテープでフロントギアからリア変速機までを丸ごと包める『ネオプレーン製のチェーンカバー(約1,500円〜2,000円前後)』を2台それぞれに装着しておくのが一番確実な予防策になりますね。
そのうえで荷室フロアには、3列目シートのスライドレール溝まで隙間なく覆う『車種専用の3D防水ラゲッジマット』を敷き、2列目シートの背もたれ後ろにも防水エプロンシート(または大判ブランケット)を掛けておけば、雨上がりの濡れたタイヤで積み込んでもカーペットやレール溝が一切汚れないのです。
さらに、並べた2台の自転車の真ん中に厚手のキルティングパッド(または使わなくなった毛布)を1枚ふわっと挟み込み、金属ペダルにも専用カバー(または厚手の軍手・靴下)を被せておけば、車内も自転車のフレームもお互いに傷つくリスクを完全にゼロにできるでしょう。
大開口バックドアを活かした安全な積み下ろしのコツ
次に、ヴェルファイアの大きな武器である「大開口バックドアと低い荷室フロア高(地上から約58cm〜60cm)」を活かして、腰を痛めずバンパーにも傷をつけない安全な積み下ろしのコツをお伝えします。
バンパー傷と腰痛を防ぐ!「ヴェルファイアへの自転車積み下ろし3ステップ」
積み込み手順1:リアバンパー上部に「保護フラップ」を垂らし、ペダル位置を『上死点・前側』にする
手前側のペダルが下に下がっているとバンパーに当たりやすいため、あらかじめクランクを回して逃がしておく
積み込み手順2:自転車全体を一度に持ち上げず、「前輪だけ」を先に荷室フロアの端へ載せる
約20kgあるママチャリや電動車でも、前ブレーキを握って前輪を浮かせ荷室へ乗せれば半分の力で楽に扱える
積み込み手順3:前輪を転がしながら「サドル下とフレーム」を持って後輪をスッと押し込む
天井開口高が約115cm以上あるため、ハンドルを傾けずに真っ直ぐ奥まで転がしてスムーズに定位置へ収められる
重量約8kg〜9kgの軽量なカーボンロードバイクであれば大人1人でひょいと持ち上げられますが、重量約18kg〜25kgある通学用ママチャリや電動アシスト自転車を載せる際は、無理に車体全体を宙に持ち上げようとすると腰を痛めたりバンパーにペダルをぶつけたりしがちです。
そこでおすすめしたいのが、まずリアバンパーの上を保護フラップや厚手のバスタオルでしっかり覆ったあと、自転車のハンドルを持って「前輪だけを先に荷室フロアの縁へトンと乗せる」二段階リフトアップ法ですね。
前輪さえ荷室フロアに乗ってしまえば自転車の重さの半分は車が支えてくれるため、あとは片手でハンドルを支えながらもう片方の手でサドル下(またはシートステー)を持ち上げ、前輪をコロコロと前へ転がすだけで女性一人でも驚くほど軽い力で奥まで押し込めるのです。
また、自転車を2台積んだあとは必ず運転席に戻って「デジタルインナーミラー(後方カメラ映像)」をONにし、ハンドルやサドルでルームミラーの視界が遮られないように切り替えてから出発すれば、後方確認の安全性も100点満点になるでしょう。
ヴェルファイアの自転車積載でよくある質問
ここでは、ヴェルファイアに自転車やロードバイクを2台載せる際によくいただく4つの疑問について、実測と現場経験をもとにお答えします。
とくに「27インチ電動アシスト自転車の積載可否」「2列目エグゼクティブパワーシート車での注意点」「3台積載の可能性」は多くの方が迷うポイントです。
出発前に疑問をスッキリ解消できるようQ&A形式でまとめましたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
Q1. 子どもの27インチ通学用自転車(両立スタンド・前カゴ付きのママチャリ)も前輪を外さずに2台積めますか?
A. はい、3列目を左右に跳ね上げ、2列目シートを最前方までスライドさせれば27インチの通学用自転車も前輪を外さずに2台積載できます。前カゴ同士やハンドル同士が干渉しないよう、1台目を前向き(前輪を2列目側)、2台目を後ろ向き(前輪をバックドア側)の互い違いにして並べるのがコツです。
Q2. 2列目が大型アームレスト付きの「エグゼクティブパワーシート(Executive LoungeやZ Premier)」でも自転車2台は載りますか?
A. はい、問題なく2台載せられます。エグゼクティブパワーシート車は電動スライドのため、シート側面のスイッチで最前方へスライドさせて積載してください。前輪を外して車載フォークスタンドを使えば、エグゼクティブパワーシートに大人がゆったり座れるスライド量を残したままロードバイク2台を積載できます。
Q3. ヴェルファイアの荷室にロードバイクを「3台(+大人3人乗車)」載せることは可能でしょうか?
A. 前輪を外して3台用の車載フォークマウント(または1台用マウントの組み合わせ)を使えば、ロードバイク3台+大人3人乗車も可能です。具体的には3列目を両側跳ね上げにし、2列目の片側1席を前へスライドさせて荷室をL字型に広げることで、大人3人が座りながらロードバイク3台を車内に格納できます。
Q4. 重い電動アシスト自転車(約25kg〜28kg)を積み込む際、1人では持ち上げられない場合はどうすればいいですか?
A. 電動アシスト自転車を積む際は、まず約3kg〜4kgあるバッテリーを車体から取り外して軽くし、前輪だけを先に荷室へ乗せてから後輪を持ち上げるか、折りたたみ式の「車載用アルミスロープ(長さ150cm〜180cm程度)」を1本用意してアシスト歩行モードを使いながら押し上げると1人でも安全に積み込めます。
Q1〜Q4でも確認した通り、通学用の27インチ自転車から本格的なカーボンロードバイク、さらには電動アシスト自転車まで、積み方の手順さえ押さえればヴェルファイア1台であらゆる2台積載ニーズに余裕で対応できるでしょう。
ヴェルファイアに自転車やロードバイク2台載せる総括

ここまで、『ヴェルファイアに自転車やロードバイクを2台載せる際のシートアレンジ手順、車載スタンド活用術、タイダウンベルトによる4点固定法、そして高級内装を守る養生対策』について詳しく解説してきました。
あらためて全体の結論をお伝えすると、ヴェルファイアは3列目シートを左右へ跳ね上げるだけで開口高約115cm以上・幅約96cm以上の広大な空間が生まれ、前輪を外さない一般自転車2台のそのまま積載から、前輪外し車載スタンドを使ったロードバイク2台+大人4人の快適遠征まで自由自在にこなせるからです。
最後に、あなたがヴェルファイアへ安全かつ綺麗に自転車2台を載せるための4つの重要ポイントを振り返っておきましょう。
1つ目は、前輪を外さずに26〜27インチ自転車やクロスバイクを2台積むときは、2列目を最前方へスライドさせて1台目の前輪を中央ウォークスルーへ差し込み、2台目を「後ろ向き(前後互い違い)」にしてハンドル同士の干渉を防ぐことです。
2つ目は、ロードバイク2台で長距離遠征へ行くなら、前輪を外して「2台用車載フロントフォーク固定スタンド」にロックすることで全長を約30cm短縮し、2列目シートの広々とした足元空間と抜群の安定性を両立させることですね。
3つ目は、走行中の転倒を防ぐため、必ず前後ブレーキレバーをゴムバンドでロックしたうえで、ソフトループ付きの「カムバックル式タイダウンベルト」を使って荷室4隅のフックやアシストグリップへ4点固定を行う点でしょう。
そして4つ目は、3列目レール溝まで覆う車種専用の3D防水ラゲッジマット(バンパー保護フラップ付き)とネオプレーン製チェーンカバーを併用し、黒いグリス汚れやペダル傷から本革内装と高いリセール価値をしっかり守るという点です。
ぜひ今回のガイドを参考にあなたのヴェルファイアを快適で頼もしいトランポ仕様へと仕立て上げ、大切な愛車や自転車と一緒に素晴らしいサイクルライフ・家族のサポートを楽しんでくださいね。



