こんにちは。アルヴェル&ハイエース完全ガイド 運営者の「ホシ」です。

40系でヴェルファイアとアルファードの走りがどう変わったか気になりますね。

専用ボディ剛性パーツによる応答性や同乗者が感じる乗り心地の差は大きな注目点でしょう。

今回は部品プロの視点から両車の乗り味の違いと後悔しない選び方を検証します。

この記事のポイント

  • 40系で明確に差別化されたヴェルファイアとアルファードの走りの結論
  • 専用フロントパフォーマンスブレースがもたらすステアリング応答性
  • 専用2.4Lターボや19インチタイヤとサスペンションの構造的な違い
  • 運転席でのハンドリングと2列目や3列目の同乗者が感じる乗り心地の差

ヴェルファイアとアルファードの走りと乗り味の違い

先代30系までのヴェルファイアとアルファードは、フロントマスクのデザインや販売店こそ違っていたものの、車体の骨格やサスペンション、エンジンのラインナップは基本的に同じ「双子車」でした。

晴れた日本のワインディングロードを走るブラックのヴェルファイアの運転席で笑顔でハンドルを握る若い日本人男性
ヴェルファイアはドライバーが自らハンドルを握って運転する喜びを味わえるよう専用の足回りとボディ補強が与えられている

しかし現行の40系では開発段階からキャラクターが明確に分けられ、私が毎週のように走る東京から山梨への高速道路や山道でも、ハンドルを握った瞬間に「これは別の車だ」とハッキリ分かるほどシャシーセッティングが差別化されています。

まずは両車の走りと乗り味の結論から、ヴェルファイアだけに与えられた専用ボディ剛性パーツ『フロントパフォーマンスブレース』や専用サスペンション、2.4Lターボエンジンの仕組みまで順番に解き明かしていきましょう。

40系で明確に差別化された両車のキャラクター結論

最初に結論からお伝えすると、40系におけるヴェルファイアとアルファードの最大の違いは、「後席のゲストがふんわりと優しく包まれる王道の快適サルーンを目指したアルファード」に対し、「オーナー自身が運転席でハンドルを握り、意のままに操る楽しさと引き締まったフラットな乗り味を追求したのがヴェルファイアである」という点に尽きます。

両車のシャシーセッティングと走り・乗り味の決定的な違いを図解にまとめました。

一目でわかる!「40系ヴェルファイアとアルファードの走り・乗り味の結論」

開発コンセプトの差:運転する喜びのヴェルファイア vs 極上後席のアルファード

30系までの外観違いから進化し40系では骨格補強・足回り・エンジンまで別設計に差別化

専用剛性部品の恩恵:ヴェルファイアのみ「フロントパフォーマンスブレース」標準

車体前部のねじれを抑え込みハンドルを切り始めた瞬間から遅れなくノーズが向きを変える

パワートレインとタイヤ:専用2.4Lターボ+全車19インチ vs 2.5L NA+18インチ

ヴェルファイアZ Premierは最大トルク430N・mのターボと19インチで俊敏な加速と接地感を実現

同乗者が感じる乗り味:揺れがピタッと収まるフラット感 vs ふんわり優しい吸収

街乗りの段差を優しくいなすアルファードに対し高速や山道で揺れ返しが少ないヴェルファイア

実は40系の開発初期にはヴェルファイアの廃止も検討されたという背景があり、そこから「本当にヴェルファイアを愛するお客様が求めているのは、単なるメッキパーツの違いではなく、自らステアリングを握ってワクワクする本物の走りだ」という開発陣の情熱によって専用設計が実現したのですね。

そのため40系ヴェルファイアには、アルファードには装着されない専用のボディ補強ブレースや専用チューニングのサスペンション、さらには先代3.5L V6エンジンを凌駕する大トルクの2.4Lターボエンジンと19インチタイヤが惜しみなく投入されているわけです。

あなたが運転席で走る楽しさや高速道路でのビシッとした安定感を重視するのか、それとも街乗りでのふんわりと柔らかい後席の当たりを最優先するのかによって、選ぶべき1台がはっきりと分かれるでしょう。

専用フロントパフォーマンスブレースとボディ高剛性

40系ヴェルファイアの走りを語るうえで絶対に外せない核心パーツが、エンジンルーム前方に追加された専用ボディ剛性部品『フロントパフォーマンスブレース』です。

明るい日本の整備ガレージでブラックのヴェルファイアのフロント周りと足回り構造を笑顔で解説する若い日本人男性エンジニア
ラジエターサポートとサイドメンバーを結合する専用フロントパフォーマンスブレースが切り始めの素直な応答性を生み出す

トヨタ自動車公式の新型発売リリースにも明記されている通り、ヴェルファイアにはラジエターサポートとサイドメンバーを繋ぐ専用の『フロントパフォーマンスブレース』が追加されており、走り出しから車両がしっかり動く応答性の良さが実現されています(出典:トヨタ自動車公式ニュースルーム『新型「アルファード」「ヴェルファイア」を発売』)。

なぜたった一対の金属製ブレース(補強バー)でここまで走りが変わるのかというと、ミニバンはボンネットが短くエンジンルームの空間が大きいため、ハンドルを切った瞬間に前輪から伝わる横方向の力によって車体先端がわずかにしなりやすい構造をしているからです。

車体の先端がほんの1ミリでもしなると、タイヤが向きを変えてから車体全体が動き出すまでにワンテンポの遅れが生じ、それがミニバン特有の「ハンドルを切ってからグラッと遅れて曲がる曖昧な感覚」につながってしまいます。

そこでヴェルファイアでは、車両最前部のラジエターサポートと左右のメインフレーム(フロントサイドメンバー)を極太の『フロントパフォーマンスブレース』でガッチリと斜めに結合し、前輪周りのねじれや変形を徹底的に封じ込めているのですね。

もちろん40系ではアルファード・ヴェルファイア共通の進化として、TNGAプラットフォーム(GA-K)の刷新や床下後部のVブレース配置、構造用接着剤の塗布範囲拡大によって従来比で約50%もの高剛性化が図られています。

その強固な土台の上に、ヴェルファイアだけの特権としてフロントパフォーマンスブレースが加わることで、交差点をひとつ曲がるだけでも「ハンドルを切った角度の分だけ遅れずにスッとノーズが入っていく」という、まるで高級セダンのような気持ちいい一体感を味わえるのですよ。

ステアリング応答性を高める専用サスペンション設計

フロントパフォーマンスブレースによって車体前部の剛性を高めたうえで、その効果を路面へ正確に伝えるために40系ヴェルファイアへ施されているのが『専用のサスペンションチューニング』です。

基本となるサスペンション形式は、フロントが刷新されたTNGA用のマクファーソンストラット式、リアが新開発のダブルウィッシュボーン式で両車共通ですが、中身のバネとショックアブソーバー(ダンパー)の味付けは別物に仕立てられています。

具体的には、ヴェルファイアのサスペンションはアルファードよりもダンパーの減衰力(縮んだり伸びたりする動きを抑える力)が引き締められており、カーブを曲がる際の外側の沈み込みや車体の傾き(ロール)を素早く抑え込むセッティングになっているのです。

さらに『Z Premier』グレードには、路面から伝わる振動の周波数に応じてダンパー内部のバルブが機械的に減衰力を変化させる『周波数感応型ショックアブソーバー』が標準装備されています。

この周波数感応型ショックアブソーバーが非常に優秀で、コーナリング時のようなゆっくりとした大きな揺れ(低周波)に対しては減衰力を高めて車体をビシッと水平に保ち、アスファルトのざらつきのような細かく速い振動(高周波)が入力された瞬間には減衰力をスッと緩めて不快な微振動を逃がしてくれるのですね。

そして最上級グレードの『Executive Lounge』になると、四輪の減衰力をコンピュータがミリ秒単位で電子制御する『AVS(アダプティブ・バリアブル・サスペンション・システム)』が搭載され、ドライブモードセレクト(NORMAL / ECO / REAR COMFORT等)に応じて走りの引き締まり感と後席の快適性を自在に切り替えられます。

またパワーステアリングのアシスト特性(EPS制御)もヴェルファイア専用にチューニングされており、アルファードの軽やかでリラックスできる操舵感に対して、ヴェルファイアは手のひらにタイヤの接地感がしっかりと伝わる手応えのあるステアリングフィールに仕上げられているため、運転好きなあなたなら握った瞬間に笑顔になれるはずですよ。

れいちゃん
れいちゃん
へぇ〜!40系のヴェルファイアは見た目だけじゃなくて、エンジンルームの補強ブレースからサスペンション、ハンドルの重さまで全部専用にチューニングされてるんだね!
ホシ
ホシ
そうなんです!30系までは足回りが共通でしたが、40系では開発陣が徹底的に走りを作り込んだので、交差点をひとつ曲がるだけでもノーズの入り方が全然違うんですよ!

専用2.4Lターボと2.5Lエンジンの加速感の差

シャシー剛性と足回りに並んで、ヴェルファイアとアルファードの「走り」に決定的な違いをもたらしているのが、ガソリン車に設定されたエンジンの違いです。

晴れた日本の高速道路パーキングエリアでブラックのヴェルファイアの横に立ち笑顔を見せる若い日本人男性
ヴェルファイアのZ Premierにのみ設定された2.4L直列4気筒ターボエンジンは低回転から頼もしい加速トルクを発揮する

40系では2.5Lハイブリッドシステム(A25A-FXS+モーター:システム最高出力250馬力)は両車共通で選べますが、純ガソリンエンジン車はヴェルファイア『Z Premier』が「2.4L直列4気筒ターボ」、アルファード『Z』が「2.5L直列4気筒自然吸気(NA)」と完全に分けられています。

40系ヴェルファイアとアルファードの主要スペック・シャシー・パワートレインの違いを比較表にまとめました。

比較項目(40系) ヴェルファイア(Z Premier等) アルファード(Z等) 走り・乗り味への影響
①専用フロント剛性部品 フロントパフォーマンスブレース標準 非装着(標準高剛性ボディ) 切り始めの応答性と直進安定性に明確な差
②ガソリンエンジン仕様 2.4Lターボ(279ps・430N・m) 2.5L自然吸気(182ps・235N・m) ターボは約1.8倍の大トルクで高速合流も余裕
③トランスミッション Direct Shift-8AT(8速AT・ハイオク) Super CVT-i(無段変速・レギュラー) 8速ATはダイレクトな有段変速フィールを実現
④標準タイヤ&サスペンション 全車19インチ+専用引き締めサス Zは18インチ標準+快適志向サス フラットなヴェルファイアと柔らかなアルファード

表の数値を見ていただくと驚くと思いますが、ヴェルファイア専用の2.4Lターボエンジン(T24A-FTS)が発生する最大トルク『430N・m』は、アルファード2.5L自然吸気エンジン(235N・m)の約1.83倍に達しており、さらに先代30系の3.5L V6エンジン(361N・m)すら大きく上回っているのです。

しかもその430N・mという分厚いトルクがわずか1,700回転という日常の低い回転域から立ち上がり、有段ギアならではのダイレクト感を持つ『Direct Shift-8AT』と組み合わさるため、アクセルペダルに軽く足を乗せただけで2.2トンの車体が背中を押されるように軽々と加速していくのですね。

さらにアクセル開度に対するスロットル制御もヴェルファイア専用にレスポンス良く味付けされており、高速道路の追い越し車線や急な登り坂でもエンジンが苦しそうに唸ることが一切ないため、余裕のあるパワーを求める方にはたまらない魅力となっていますよ。

19インチ標準タイヤと18インチの接地感や静粛性

見落とされがちですが、日常の運転であなたが最も頻繁に「乗り味の違い」として肌で感じる要素のひとつが、標準装着されているタイヤとホイールのサイズ差です。

40系アルファードの主力グレード『Z』が「225/60R18(18インチ)」を標準装備しているのに対し、ヴェルファイアの『Z Premier』および『Executive Lounge』は全車が「225/55R19(19インチ)」を標準装備しています。

タイヤの外径はほぼ同じのままホイールが1インチ大きくなっているため、ヴェルファイアの19インチタイヤ(偏平率55%)はアルファードの18インチ(偏平率60%)よりもタイヤ側面のゴムの厚み(サイドウォール)が約11mm薄く、たわみが少ない構造になっているのです。

自動車部品の視点から言うと、タイヤのサイドウォールが薄く剛性が高まることで、ハンドルを切った瞬間のゴムのよれが抑えられ、フロントパフォーマンスブレースの効果と相まって「狙ったラインをミリ単位でトレースできるシャープな接地感」が生まれます。

その一方で、タイヤ内部の空気の容積(エアボリューム)は18インチのアルファードの方が多いため、街乗りの低速域でマンホールの段差やアスファルトの継ぎ目を乗り越えた際の「あたりの柔らかさ・ふんわり感」では18インチのアルファードに一歩譲る側面もあるのですね。

もちろん40系では両車ともタイヤ内部の空洞共鳴音を抑えるノイズリダクションホイールや吸音材、高遮音ガラスが徹底投入されているため、ロードノイズの静粛性はミニバンの枠を超えた高いレベルにあります。

ちなみに「ヴェルファイアの迫力ある外観や2.4Lターボの走りは欲しいけれど、タイヤの当たりだけはもっと柔らかくしたい」という通な方のために、新車注文時にはメーカーオプションで『17インチ(225/65R17)』へサイズダウンできる選択肢も用意されているため、好みに合わせた調整も可能ですよ。

れいちゃん
れいちゃん
すごい!ヴェルファイアの2.4Lターボは、アルファードの2.5Lガソリン車より約1.8倍もトルクがあって、19インチタイヤが標準だから走り出しから力強くてシャープなんだね!
ホシ
ホシ
はい!先代の3.5L V6エンジン以上のトルクがわずか1,700回転から出るので、大人数で乗って高速道路を走るときも本当に余裕があって気持ちいいですよ!

アルファードとヴェルファイアの走りと乗り味の違い

第1章では、40系ヴェルファイアに投入された『フロントパフォーマンスブレース』や専用サスペンション、2.4Lターボエンジン、そして19インチタイヤというハードウェア面の違いを詳しく見てきました。

ここからは、実際にあなたが運転席に座ったときに感じるハンドリングや高速安定感の違いと、大切なご家族が2列目・3列目シートに座ったときに感じる「乗り心地・揺れ・車酔いしにくさ」のリアルな違いを比較していきます。

さらに先代30系との違いや、あなたの使い方に合わせた後悔しない選び方の基準まで具体的に深掘りしていきましょう。

運転席で感じるハンドリングと高速道路での安定感

まずはオーナーであるあなたが運転席に座り、市街地から高速道路、そして山道のカーブを走らせたときに感じるドライビングフィールの違いを検証します。

走行シーンおよび座席位置別に、ヴェルファイアとアルファードで体感できる走り・乗り味の違いを一覧表にまとめました。

走行シーン・座席位置 ヴェルファイア(専用ブレース+専用足回り) アルファード(標準ボディ+快適志向足回り)
①運転席:交差点やカーブ 切り始めから遅れなくノーズが入りロールも少なく曲がりやすい 穏やかな手応えでゆったりと車体を傾けながら優しく曲がる
②運転席:高速道路の巡航 路面へ吸い付くような接地感があり車線変更時もピタッと安定 リラックスして真っ直ぐ走れるがレーンチェンジはマイルド
③2列目・3列目:低速の街乗り 引き締まった欧州車風の感触で段差の入力をスッキリ伝える 段差の角を丸めてふんわりと包み込む高級セダン風の柔らかさ
④2列目・3列目:高速うねり・山道 上下左右の揺れ返しが1回で収まり長距離でも車酔いしにくい ゆったりとした周期の優しい揺れが続き睡眠導入には心地よい

私が東京から中央自動車道を通って山梨へ向かう際、特にその違いを実感するのが「時速80km〜100kmでの連続カーブや追い越し時のレーンチェンジ」と「横風が吹く高い橋の上」です。

これまでセダンや欧州SUVに乗っていた方がミニバンに乗り換えると、全高1,935mm・全長4,995mmという背の高さゆえの「腰高感(お釣りがくるような揺れ返し)」に戸惑うことが多いのですが、40系ヴェルファイアはフロントパフォーマンスブレースと専用足回りのおかげで、車線変更をした後の揺り戻しがピタッと一発で収まるのですね。

ハンドルの中立付近(直進状態)の座りも非常にしっかりしているため、長距離の高速道路を何百キロ走っても微修正の舵角が少なくて済み、ドライバーの肩や腕の疲れ方が驚くほど軽減されるというのは、運転手にとって何物にも代えがたい恩恵ですよ。

2列目や3列目の同乗者が感じる乗り心地と揺れの差

一方で、ミニバン選びにおいて運転手の満足度と同じくらい重要なのが、2列目のエグゼクティブパワーシートや3列目シートに座る奥様・お子様・ご両親が感じる「乗り心地の差」です。

高級ミニバンの2列目キャプテンシートに座り明るい車内で笑顔で会話を楽しむ若い日本人夫婦
ふんわりと柔らかな乗り心地を重視したアルファードに対しヴェルファイアは揺れの収まりが早いフラットな乗り味を実現している

ネット上の口コミなどで「ヴェルファイアは足回りが硬いから家族から不満が出るのでは?」と心配している方もいらっしゃるかもしれませんが、ここは「走るスピード域と道路環境」に分けて考える必要があります。

まず時速20km〜40km程度で住宅街や荒れた舗装路、工事跡の段差を走る場面では、18インチタイヤとソフトな減衰力を持つアルファードの方が、路面の凹凸を丸くふんわりと包み込んでくれるため、後席の乗員は「柔らかくて優しい乗り心地だ」と感じやすいのは事実です。

特に新車おろし立て(走行距離1,000km〜3,000km未満)でサスペンションのブッシュやダンパーがまだ馴染んでいない時期のヴェルファイアは、19インチタイヤの張りと相まって、低速の段差で少しコツコツとした入力を後席へ伝えることがあります。

ところが、いざバイパスや高速道路、あるいは緩やかなカーブが続く郊外の道へ出ると評価が逆転することが多く、ヴェルファイアは車体がフワフワと上下に浮き沈みする動きや左右の頭揺れが抑えられているため、実は2列目・3列目のお子様が「車酔いしにくい」という大きなメリットがあるのですね。

人間が車酔いをする最大の原因は、路面のうねりやカーブで車体がいつまでもユサユサと揺れ続け、目からの視覚情報と三半規管の揺れにズレが生じることにあります。

40系では両車とも2列目シートのクッションフレームに防振ゴムブッシュを介在させて微振動を従来の約3分の1に低減していますが、それに加えて「揺れが一発でスッキリ収まるフラットな姿勢変化」を持つヴェルファイアは、長距離ドライブや山道で後席の大切なご家族が車酔いせずに快適に過ごせる頼もしい乗り味に仕上がっているのですよ。

先代30系と現行40系における差別化の歴史的変化

ここで、先代モデルである「30系(2015年〜2023年)」の中古車も含めて検討しているあなたのために、30系と40系における差別化の歴史的変化とタイプ別の選び方を体系化しておきましょう。

先代30系と現行40系の違い、そしてあなたがどちらを選ぶべきかの判断基準を図解にまとめました。

世代と目的で比較!「アルヴェルの走り・乗り味による後悔しない選び方」

先代30系(2015〜2023年):アルファードもヴェルファイアも走り・足回りは完全共通

30系はフロントマスクと販売チャネルの違いのみでボディ剛性やサスペンションに差はない

現行40系 ヴェルファイアが向く人:運転の楽しさ・高速安定性・余裕ある加速を重視する方

セダンや欧州SUVからの乗り換えや高速道路・山道で揺れ返しの少ない走りを求める方に最適

現行40系 アルファードが向く人:街乗り中心でふんわり柔らかい後席の乗り心地を最優先する方

低速での段差吸収のマイルドさや購入価格を抑えられる2.5L自然吸気グレードを求める方に最適

40系ハイブリッド同士の選択:燃費と静粛性は同じでもブレースと足回りで乗り味が異なる

ハイブリッドを選んでもヴェルファイアなら専用剛性と19インチによる引き締まった走りを楽しめる

中古車で30系のアルファードやヴェルファイアを探している方がよく誤解されるのですが、2015年から2023年まで販売された『30系』においては、両車のプラットフォーム、ボディ補強、サスペンション、そして2.5L直4・3.5L V6・2.5Lハイブリッドというエンジン設定まで完全に同一でした。

つまり30系を選ぶ場合は、純粋に「フロントグリルのデザイン(2段ヘッドライトのヴェルファイアか、大型メッキグリルのアルファードか)」と「中古車相場・リセールバリューの差」だけで選んでしまって全く問題ありません。

それに対して2023年6月登場の『40系』では、ヴェルファイアの開始価格が約655万円(Z Premier 2.4Lターボ 2WD)からとなり、アルファードの約540万円(Z 2.5Lガソリン 2WD)より115万円高いスタート価格に設定された代わりに、本革シートやJBL風上級装備群(カラーヘッドアップディスプレイ、19インチアルミ、フロントパフォーマンスブレース、2.4Lターボ等)が最初から標準で与えられたのですね。

だからこそ40系で比較する際は、単なる価格差や顔つきの好みだけでなく、「自分が運転席でどんな走りを味わいたいか」「家族とどんな道を走ることが多いか」という乗り味の好みを基準にして選ぶことが後悔しない最大の秘訣になりますよ。

れいちゃん
れいちゃん
なるほど!街乗りでふんわり柔らかい乗り心地が好きならアルファード、高速道路やカーブで揺れがピタッと収まるフラットな走りが好きなら40系ヴェルファイアがぴったりなんだね!
ホシ
ホシ
その通りです!特にうねりのある道路や長距離ドライブでは、フワフワと揺れ続けないヴェルファイアの方が後席のご家族も車酔いしにくいというメリットがあるんですよ!

アルヴェルの走りや乗り味に関するよくある質問

ここでは、ヴェルファイアとアルファードの走りや乗り味の違いについて、購入を検討している読者のあなたからよく寄せられる4つの質問にお答えします。

とくに「アルファードへのブレース後付けの可否」や「ハイブリッド車同士の走りの違い」「タイヤ空気圧やインチダウンのコツ」は事前に知っておくと役立つ知識です。

疑問をスッキリ解消して納得のいくグレード選びができるようQ&A形式でまとめましたのでチェックしてみてくださいね。

Q1. アルファードにヴェルファイア専用の「フロントパフォーマンスブレース」を純正部品で後付けできますか?

A. ポン付け(無加工でのボルトオン装着)はできません。40系ヴェルファイアはフロントパフォーマンスブレースを取り付けるためのブラケット(台座)や骨格の溶接構造が専用設計となっているため、アルファードの車体側にはそのまま固定するネジ穴やステーが存在しない構造になっています。

Q2. 2.5Lハイブリッド車同士で比べた場合も、ヴェルファイアとアルファードの乗り味は違いますか?

A. はい、はっきりと違います。エンジンとモーターの動力性能(システム250馬力)は共通ですが、ヴェルファイアのハイブリッド車にも専用フロントパフォーマンスブレース、専用チューニングのサスペンション、19インチタイヤが標準装備されているため、切り始めの応答性と引き締まったフラットな乗り味を体感できます。

Q3. ヴェルファイアの乗り心地が家族にとって少し硬いと感じた場合、柔らかくする対策はありますか?

A. 最も手軽で効果的なのは、タイヤの空気圧を「高めにしすぎず運転席ドア開口部に記載されたメーカー指定空気圧(例:240kPa)ぴったりに合わせる」ことです。また新車から3,000〜5,000kmほど走るとサスペンションの可動部が馴染んで角が取れ、よりしなやかな乗り味へと落ち着いてきます。

Q4. ヴェルファイアの「2.4Lターボ」と「2.5Lハイブリッド」は走りの面でどちらがおすすめですか?

A. エンジンの豪快な吹き上がりと430N・mの余裕ある加速トルク、ダイレクトな8速ATの変速フィールを楽しみたいなら『2.4Lターボ』が最適です。一方で発進時の静粛性とモーターの滑らかな押し出し感、リッター15km前後の低燃費(レギュラー仕様)を両立したいなら『2.5Lハイブリッド』がおすすめです。

Q1でも触れた通り、40系ヴェルファイアのフロントパフォーマンスブレースは車体骨格のブラケットから専用設計されているため後からアルファードに移植することは難しく、あのダイレクトなハンドリングはヴェルファイアを選んだオーナーだけが味わえる特権なのですよ。

ヴェルファイアとアルファードの走りや乗り味の違い

緑豊かな日本の高原展望パーキングでブラックのヴェルファイアの横に並んで立ち微笑み合う若い日本人夫婦
ヴェルファイアとアルファードの走りと乗り味の違いを理解して試乗すればあなたとご家族にぴったりの1台を選び抜ける

ここまで、40系で明確に差別化された『ヴェルファイアとアルファードの走りと乗り味の違い』について、専用ボディ剛性パーツ『フロントパフォーマンスブレース』の仕組みから、専用サスペンションや2.4Lターボエンジン、そして同乗者が感じる乗り心地の差まで徹底解説してきました。

あらためて全体の総括をお伝えすると、40系のヴェルファイアとアルファードはもはや単なる外装違いの双子車ではなく、「ドライバーが自らハンドルを握って意のままに操る楽しさとフラットな安定感を極めたヴェルファイア」と、「後席の乗員をふんわりと優しく包み込む王道サルーンを極めたアルファード」という明確な個性の違いを持っているということです。

最後に、あなたが後悔しない1台を選び抜くための4つの重要チェックポイントを振り返っておきましょう。

1つ目は、交差点や高速道路のレーンチェンジで遅れなくスッと向きが変わる高いステアリング応答性と、揺れ返しの少ないフラットな姿勢を求めるなら『フロントパフォーマンスブレース&専用サス標準のヴェルファイア』を選ぶことです。

2つ目は、高速合流や登坂路で先代3.5L V6を超える『最大トルク430N・m』のゆとりある加速を堪能したいなら、ヴェルファイアZ Premier専用の『2.4Lターボエンジン(8速AT)』が最高の相棒になることですね。

3つ目は、市街地の低速走行で段差の角を丸めたふんわり優しい乗り心地を最優先したい方や、初期費用を抑えてガソリン車に乗りたい方には『18インチタイヤ標準のアルファード Z(2.5L NAまたはハイブリッド)』がぴったり合うことでしょう。

そして4つ目は、うねりのある道路や長距離移動では、上下のフワフワした揺れが素早く収まるヴェルファイアの方が2列目・3列目のご家族も車酔いしにくいというメリットがある点です。

ぜひ今回のポイントを参考にディーラーでの試乗や実車確認を行い、あなた自身の運転スタイルと大切なご家族の笑顔に最もふさわしい最高の1台を手に入れてくださいね。

れいちゃん
れいちゃん
40系になってヴェルファイアとアルファードの走りや乗り味がここまでハッキリ分けられていたなんてびっくり!フロントパフォーマンスブレースや2.4Lターボの恩恵がよく分かったよ!
ホシ
ホシ
はい!運転席でハンドルを握る楽しさとフラットな安定感ならヴェルファイア、ふんわり優しい後席の柔らかさならアルファードという基準で選べば、納車後も間違いなく大満足できますよ!