40系ヴェルファイア2.4ターボの加速評価!アルファードとの違い
こんにちは。アルヴェル&ハイエース完全ガイド 運営者の「ホシ」です。
新型40系ヴェルファイア専用の2.4Lターボは、最高出力279馬力を誇ります。
ただ、アルファードやハイブリッド車と比べた実際の加速感や燃費の評価が気になりますね。
今回は部品プロの視点から走りの違いと維持費の本音を解説しましょう。
この記事のポイント
- 専用2.4Lターボの最大トルク430Nmが生む豪快な加速評価
- 先代3.5LのV6エンジンやハイブリッド車との走りの違い
- ダイレクトシフト8速ATと専用ブレースによる高い操縦安定性
- 街乗りの過給ラグやハイオク実燃費とリセールバリューの現実
40系ヴェルファイアのターボ加速評価と走りの実力
40系ヴェルファイアの購入を検討する際、アルファードには設定がない専用グレード『Z Premier(Zプレミア)』の2.4Lターボエンジンを選ぶべきか、それとも2.5Lハイブリッドを選ぶべきか迷う方は非常に多いです。

私は自動車部品メーカーのセールスとして東京と山梨の二拠点移動で高速道路や山岳ワインディングを日常的に走らせていますが、実際に40系ヴェルファイアの2.4Lターボで中央自動車道の長い登り坂を踏み込んだ瞬間、これまでのミニバンの常識を覆すシートに押し付けられるような加速力に驚かされました。
まずは結論として、新型ヴェルファイア専用の2.4L直噴ターボ『T24A-FTS』がなぜこれほど高く評価されているのか、その工学的な仕組みとアルファードとの決定的な走りの違いから順番に見ていきましょう。
専用エンジンT24A型の最高出力と最大トルク性能
最初に「40系ヴェルファイアの2.4Lターボの加速評価はどうなのか?」という結論をお伝えすると、発進直後から高速道路の追い越しまで2.2トンの車重をまったく感じさせない『歴代アルヴェル史上もっともパワフルで爽快なドライバーズカー』に仕上がっています。
トヨタ自動車公式の主要諸元表でも公表されている通り、ヴェルファイアのZ Premierに搭載される『T24A-FTS型』2.4L直列4気筒インタークーラー付ターボエンジンは、最高出力205kW(279PS)/ 6,000rpm、最大トルク430N・m(43.8kgf・m)/ 1,700〜3,600rpmという堂々たるスペックを誇っているのですね(出典:トヨタ自動車公式『ヴェルファイア 主要諸元表(T24A-FTS型2.4Lターボ出力・トルク・燃費諸元)』)。
ここで注目していただきたい最大のポイントが、279馬力という最高出力以上に、ひと昔前の4.0L V8自然吸気エンジンに匹敵する『430N・m(43.8kgf・m)』もの分厚い最大トルクを、わずか1,700回転という極低回転域から発生させている事実です。
なぜ2.4L(2,393cc)という排気量でこれほど太いトルクが瞬時に湧き出るのかというと、排気ガスの脈動干渉を防いで低回転からタービン羽根を鋭く回す『ツインスクロールターボ』と、エンジンの真横に密着配置して吸気経路を極限まで短縮した『水冷式インタークーラー』を採用しているからでした。
従来の空冷式インタークーラーのように長いパイピングを引き回す必要がないため、右足でアクセルを踏み込んだ瞬間に高密度の圧縮空気がシリンダーへ一気に送り込まれ、1,700回転から3,600回転までずっと最大トルクの塊が持続するわけです。
さらに筒内直接噴射とポート噴射を状況に応じて使い分ける『D-4ST』機構が組み合わされているため、街乗りの軽いアクセル操作から高速道路のフル加速まで、息継ぎのない緻密で豪快な加速フィールをいつでも引き出せるのが大きな魅力ですよ。
先代3.5LのV6エンジンを超える低速トルクの快感
先代30系ヴェルファイアやアルファードで3.5LのV6ガソリンエンジン(2GR-FKS:最高出力301PS / 最大トルク361N・m)に乗っていたオーナーのあなたが一番気になるのは、「V6の6気筒から2.4Lの4気筒ターボに変わって、パワーダウンや物足りなさを感じないか?」という点ではないでしょうか。
結論から言うと、高速道路の合流や山道の登坂といった日常〜中高速域の実用加速においては、先代3.5L V6モデルよりも新型40系の2.4Lターボのほうが『段違いに速く、しかも少ないアクセル開度でグイグイ前に進む』と断言できます。
その決定的な理由は、先代の3.5L V6自然吸気エンジンが最大トルク(361N・m)を発揮する回転数が『4,600〜4,700回転』という高回転域だったのに対し、新型の2.4Lターボはそれより約70N・mも太い『430N・m』のトルクをわずか『1,700回転』から発生させているからです。
私たちが日常の街乗りや高速道路の追い越しで最も頻繁に使うエンジン回転数は、およそ1,500回転から3,000回転の間ですよね。
3.5L V6エンジンでは急な上り坂で加速しようとすると、シフトダウンしてエンジンを4,000回転以上まで「クォーン!」と高く回す必要がありましたが、新型2.4Lターボなら2,000回転前後のまま右足を少し沈めるだけで、後ろから巨大な手で背中を押し出されるような怒涛のトルクが立ち上がるのですね。
大人6人で乗車してゴルフバッグや旅行荷物を満載した状態でも、中央道の談合坂のような長い登坂車線をタコメーターの針が2,200回転付近を指したまま、涼しい顔でリードできてしまいます。
しかも排気量が3.5Lから2.4L(2.0L超〜2.5L以下区分)へとダウンサイジングされたおかげで、毎年の自動車税が30系V6の『年額57,000円(または58,000円)』から『年額43,500円』へと毎年13,500円〜14,500円も安くなっている点も見逃せないメリットでしょう。
ダイレクトシフト8速ATとパドルシフトの変速感
40系ヴェルファイアの2.4Lターボの加速評価を語るうえで、エンジンのパワーと同じくらい高く評価されているのが、ターボ車専用に組み合わされた電子制御8速オートマチックトランスミッション『Direct Shift-8AT』のダイレクトな変速フィールです。

40系アルファードやヴェルファイアの2.5Lハイブリッド車には『電気式無段変速機(e-CVT)』、アルファードの2.5L自然吸気ガソリン車には『Super CVT-i(無段変速機)』が採用されています。
無段変速機のCVTは変速ショックがなくて滑らかな反面、高速合流や上り坂でアクセルを深く踏み込んだ際、車速が上がるより先にエンジン回転数だけが「ブォーッ」と跳ね上がって後から速度がついてくる、いわゆる『ラバーバンドフィール(ゴムを引っ張るような違和感)』がどうしても残るのですね。
それに対して2.4Lターボ専用の『Direct Shift-8AT』は、精密な8段の歯車(有段ギア)を噛み合わせ、発進直後の低速域からロックアップクラッチを直結させるため、アクセルを踏んだ瞬間にタイムラグなく駆動力がタイヤへ伝わる仕組みになっています。
加速していくにつれて「トントンッ」とリズミカルにタコメーターの針が刻まれながら速度が乗っていく感覚は、ミニバンというよりも欧州の高級スポーツセダンやSUVを運転しているかのような気持ちよさでした。
さらに2.4Lターボ車にはステアリングの裏側に『パドルシフト』が標準装備されており、山道のコーナー手前や高速道路の減速時に左指でマイナス側のパドルを弾けば、即座にシフトダウンして狙い通りのエンジンブレーキを効かせることができます。
また8速トップギアは非常にハイギアード(高速巡航向け)に設定されているため、時速100キロで巡航している時のエンジン回転数はわずか1,600回転前後に抑えられ、高速道路での静粛性と燃費の伸びにも大きく貢献しているのですよ。
フロントブレースと専用足回りが生む高い操縦安定性
「エンジンが279馬力・430N・mとパワフルでも、背が高いミニバンだとカーブで車体がグラッと傾いたり、足回りがパワーに負けてフラついたりしないの?」と心配される方もいらっしゃるでしょう。

実はトヨタの開発陣は、40系ヴェルファイアに430N・mのターボエンジンを搭載するにあたり、兄弟車のアルファードにはない『ヴェルファイア専用のボディ剛性強化パーツと専用サスペンションチューニング』を惜しみなく投入しています(出典:トヨタ自動車公式ニュースルーム『新型「アルファード」「ヴェルファイア」を発売(ヴェルファイア専用フロントパフォーマンスブレース・専用開発背景)』)。
40系ヴェルファイアの走りの質感を高めている「3大専用シャシー機構」を図解にまとめました。
アルファードとの決定的な差!「ヴェルファイア3大専用シャシー機構」
機構1:ヴェルファイア専用「フロントパフォーマンスブレース」の標準装着
ラジエーターサポートとサスペンションメンバーを結合し操舵初期のねじれを封じる
機構2:周波数感応型ショックアブソーバー&専用サスペンション減衰力設定
細かい凹凸はしなやかに吸収しつつ加速時やカーブでの車体の沈み込みをピタッと抑える
機構3:19インチ大径タイヤ(225/55R19)と専用EPS(電動パワステ)制御
タイヤのたわみを抑えて路面からの手応えを明確にし高速レーンチェンジでも揺れ返さない
自動車部品のプロの視点で見ても特に効果が大きいのが、車体前方の下回りにV字型に近い形で追加された『フロントパフォーマンスブレース』の存在です。
先代30系までは、高速道路のカーブでハンドルを切った際、重いエンジンを支えるフロントノーズが一瞬遅れて動くような感覚が少し残っていました。
しかし40系ヴェルファイアは、構造用接着剤の拡大とフロントパフォーマンスブレースによって車体前方の剛性が飛躍的に高められており、ハンドルを1センチ切った瞬間から車体全体が一体となってスッと向きを変えるのです。
さらに急加速した時にフロントが浮き上がってリアが沈み込む『スカット現象(前後ピッチング)』も専用サスペンションがしっかり抑え込むため、430N・mのフル加速を行っても視線がブレず、地に足が張り付いたような安心感があるわけですよ。
アルファードや2.5Lハイブリッド車との走りの違い
ここで、購入前に多くの読者のあなたが比較される『40系ヴェルファイア 2.4Lターボ』『40系アルヴェル 2.5Lハイブリッド』『40系アルファード 2.5L自然吸気』、そして『先代30系 3.5L V6』のスペックと加速評価を比較してみましょう。
それぞれのパワートレーンにおける出力・トルク・変速機・走りのキャラクターの違いを比較表にまとめました。
| 比較モデル・エンジン | 最高出力 / 最大トルク | 変速機と足回り仕様 | 加速感と乗り味の評価 |
|---|---|---|---|
| ①40系ヴェルファイア(2.4Lターボ) | 279PS / 430N・m(1,700〜3,600rpm) | Direct Shift-8AT+専用ブレース | 中高速の伸びと直結感が抜群で運転が楽しい |
| ②40系アルヴェル(2.5Lハイブリッド) | システム最高出力 250PS | 電気式無段変速機(e-CVT) | モーター発進が滑らかで静粛性と燃費が優秀 |
| ③40系アルファードZ(2.5L NA) | 182PS / 235N・m(4,100rpm) | Super CVT-i+快適志向足回り | 街乗りは柔らかいが高速登坂では回転が上がる |
| ④30系後期アルヴェル(3.5L V6) | 301PS / 361N・m(4,600〜4,700rpm) | Direct Shift-8AT(旧世代骨格) | V6音は魅力だが実用トルクと剛性は40系が上 |
表の通り、40系アルファードの純ガソリン車(Zグレード:2.5L自然吸気)が182馬力・235N・mなのに対し、ヴェルファイアの2.4Lターボは『馬力でプラス97馬力、最大トルクでプラス195N・m(約1.83倍)』という別格の心臓部を与えられているのです。
また2.5Lハイブリッド車(250馬力)と比べると、信号待ちから時速30キロまでの出だしの一瞬は、モーターが即座に立ち上がるハイブリッド車のほうが静かで俊敏に感じられます。
しかし時速40キロから高速道路の120キロ巡航、さらに急な山道の登坂では、430N・mの過給トルクと8速ATの直結感が勝る2.4Lターボのほうが、エンジンが唸らずにグイグイ車速を伸ばしてくれるのですね。
乗り味も、アルファードが「ふんわり柔らかい後席重視の味付け」なのに対し、ヴェルファイアの2.4Lターボは「揺れを一発で収めて高速道路を矢のように走る欧州車テイストの味付け」という明確な住み分けがなされているわけですよ。
40系ヴェルファイアのターボ加速評価と選び方の結論
第1章では、40系ヴェルファイア専用の2.4Lターボエンジン(T24A-FTS)が誇る430N・mの豪快な加速性能と、8速ATや専用ブレースが生み出す高い操縦安定性を見てきました。
しかし、650万円を超える高価な新車を購入するにあたっては、良い面だけでなく「街乗りでのターボラグやエンジン音はどうなのか?」「ハイオク指定の実燃費やガソリン代は年間いくら違うのか?」という注意点や維持費のリアルも事前に知っておく必要があります。
ここからは、実際に乗ってわかった2.4Lターボの気になる注意点と、2.5Lハイブリッド車との維持費・リセールバリューの損得勘定まで本音で掘り下げていきましょう。
街乗り発進時の過給ラグやエンジン音に関する本音
どれほど優れたエンジンにも必ず得意・不得意があるように、40系ヴェルファイアの2.4Lターボにも、購入前に押さえておくべき『街乗り極低速域での3つの特徴(注意点)』が存在します。
実走テストで指摘されやすい「2.4Lターボの街乗りでの注意点とスマートな対策法」を図解にまとめました。
購入前に知っておきたい!「2.4Lターボの街乗り注意点と対策」
注意点1:完全停止からの出だし一瞬(0→15km/h)にあるわずかな過給の間
1,700回転に達する前のほんの一瞬だけ控えめで直後に430Nmが立ち上がるため飛び出し感に注意
注意点2:発進・加速時に車内へ届くスポーティな直列4気筒ターボサウンド
無音で走るハイブリッド車と異なり2,500回転以上回すと低く乾いたエンジン音が心地よく響く
解決策:市街地や家族乗車時は「エコドライブモード」を活用する
スロットル開度が穏やかに制御され渋滞路や信号発進でもショックのない滑らかな加速に変化する
まず1つ目の本音として、信号待ちの完全停止状態(アイドリング約700回転)からアクセルをポンと深く踏み込んだ際、タービンに排気が回って1,700回転に達するまでの「約0.2秒〜0.3秒のわずかな間(過給ラグ)」のあとに、430N・mの大トルクがドンと立ち上がる特性があります。
慣れないうちは、住宅街の交差点や渋滞路でアクセルをラフに踏むと「思ったよりグイッと前に飛び出してしまった」と感じるかもしれません。
そこで私自身も都内の渋滞路や家族を乗せている時に実践しているおすすめの工夫が、センターコンソールのスイッチで『エコドライブモード』に入れて走ることです。
もともと430N・mという余裕たっぷりのトルクがあるため、エコドライブモードにしてもパワー不足は一切感じず、出だしの過敏な飛び出し感が綺麗に丸められて滑らかな発進ができるようになります。
またエンジン音についても、40系は遮音ガラスや吸音材が徹底されているため外の騒音は静かですが、加速時にはあえてドライバーに高揚感を与える「低く乾いたスポーティなエンジン音」が聞こえる味付けになっている点を理解して選ぶのが大切ですよ。
ハイオク指定の実燃費とハイブリッド車との維持費差
続いて、2.4Lターボと2.5Lハイブリッドのどちらにするか決めるうえで避けて通れないのが、『ハイオク指定による実燃費と毎年のガソリン代・車両価格差の損得勘定』です。

40系ヴェルファイア Z Premier(2WD)における「2.4Lターボ」と「2.5Lハイブリッド」の車両本体価格・実燃費・年間1万キロ走行時の燃料代を比較表にまとめました。
| コスト・燃費の比較項目 | Z Premier 2.4Lターボ(2WD) | Z Premier 2.5Lハイブリッド(2WD) |
|---|---|---|
| ①新車車両本体価格の差 | 6,550,000円(HEVより35万円安い) | 6,900,000円(初期費用が35万円高い) |
| ②カタログ燃費と指定燃料 | WLTC 10.3km/L(無鉛プレミアム・ハイオク) | WLTC 17.7km/L(無鉛レギュラーガソリン) |
| ③実燃費の目安(街乗り/高速) | 街乗り 7.0〜8.5km/L / 高速 12.0〜14.0km/L | 街乗り 14.0〜16.0km/L / 高速 16.5〜18.5km/L |
| ④年間1万kmのガソリン代目安 | 約217,600円(平均8.5km/L・185円/L換算) | 約109,600円(平均15.5km/L・170円/L換算) |
高圧縮・高過給で279馬力を絞り出すT24A-FTS型ターボエンジンは、ノッキング(異常燃焼)を防ぐために『無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)』が必須指定となっており、街乗りメインの実燃費はリッター7.0〜8.5キロ前後となります。
一方で高速道路を時速90〜100キロでクルージングする場面では、8速ATの恩恵でリッター12.0〜14.0キロ前後まで気持ちよく伸びるでしょう。
平均実燃費を「2.4Lターボが8.5km/L(ハイオク185円)」「ハイブリッドが15.5km/L(レギュラー170円)」として年間1万キロ走った場合、年間のガソリン代差額は『約10万8,000円(月額約9,000円)』ハイブリッドのほうが安くなる計算ですね。
ただし新車購入時の車両本体価格は2.4Lターボのほうが『35万円安く設定されている(655万円 vs 690万円)』ため、ガソリン代の差額だけで35万円の価格差を回収するには『約3万2,000キロ〜3万5,000キロ(年間1万キロ走行なら3年半以上)』走る必要があるという損益分岐点を知っておくと冷静に判断できるはずです。
Zプレミアの装備価値と数年後のリセールバリュー
さらに、車を「消費」ではなく「資産価値の高い自己投資」として捉える当ブログの視点から絶対に外せないのが、40系ヴェルファイア Z Premier(2.4Lターボ)が持つ『豪華標準装備のコストパフォーマンス』と『海外輸出需要に支えられた抜群のリセールバリュー(再販価値)』でしょう。
まず装備面を見ると、ヴェルファイアのZ Premierは、アルファードのZグレードではオプション扱い(または設定なし)となる『プレミアムナッパ本革シート』『19インチブラックスパッタリングアルミホイール』『左右独立ムーンルーフ』『カラーヘッドアップディスプレイ』などが最初からすべて標準装備されています。
これだけの最上級装備と専用フロントパフォーマンスブレース、そして279馬力の2.4Lターボエンジンをすべて詰め込んで『655万円(2WD)』という価格設定は、装備内容を一つずつ換算すると実はアルファードのZグレード以上に割安でお買い得なパッケージングなのですね。
そして売却時のリセールバリュー(残価率)において、なぜハイブリッド車よりも純ガソリンの2.4Lターボ車が中古車買取市場で驚くほどの高値で取引されているかご存じでしょうか。
その最大の理由は、アルファード・ヴェルファイアの最大の輸出先であるマレーシアなどの東南アジア諸国において、関税が跳ね上がる境目が「排気量2,500cc以下」となっており、2,393ccで279馬力を誇る純ガソリンターボのZ Premierが現地富裕層から熱狂的な指名買いを受けているからです。
海外の高温多湿な地域では、将来的に駆動用バッテリーの交換が必要になるハイブリッド車よりも、構造がシンプルでパワフルに走れる純ガソリン車のほうが好まれる傾向にあります。
つまり「新車を買う時はハイブリッドより35万円安く買えて、3年後や5年後に売却する時は輸出需要のおかげでハイブリッドと同等以上の高い買取額が期待できる」ため、休日のドライブを中心に年間5,000〜1万キロ前後走る方にとっては、2.4Lターボがトータル収支でもっとも賢い選択になるわけですよ。
2.4Lターボの加速や維持費に関するよくある質問
ここでは、40系ヴェルファイアの2.4Lターボの加速評価や日常の使い勝手に関して、読者のあなたからよく寄せられる4つの質問へお答えしていきましょう。
緊急時にレギュラーガソリンを入れた場合の影響や、2WDと4WDの加速感の違い・オイル管理のコツをまとめましたので参考にしてみてください。
Q1. 40系ヴェルファイアの2.4Lターボは2WD(FF)と4WDのどちらが加速評価や安定性に優れていますか?
A. 舗装路の高速道路や街乗りがメインなら、約60kg軽い2WDでも十分パワフルで軽快な加速を味わえます。一方、雨の日の急坂で430N・mの大トルクを路面に伝えたい方や、冬場に雪道へ行く方には、前後駆動力を最適配分する4WDがおすすめです。
Q2. ハイオク指定の2.4Lターボに、間違えてレギュラーガソリンを入れても故障しませんか?
A. 緊急時に一時的にレギュラーを入れても直ちに故障はしませんが、ノッキング防止制御で本来の279馬力・430N・mの加速性能が低下し、エンジン音も大きくなります。ターボ本来の加速と耐久性を守るため、日頃は必ずハイオクを給油してください。
Q3. ヴェルファイアの専用サスペンションと19インチタイヤは、2列目に乗る家族から「硬い」と不満が出ませんか?
A. 新車から走行2,000km頃までは少し引き締まった硬さを感じることがありますが、3,000kmを超えると周波数感応型ダンパーが馴染み、角の取れた上質な乗り心地に落ち着きます。揺れ返しがないため「車酔いしにくい」と喜ばれるケースが多いです。
Q4. 2.4L直噴ターボ(T24A-FTS)の快調な加速を10万キロ先まで維持するメンテナンスのコツはありますか?
A. 高出力ターボ車は熱負荷が高いため、エンジンオイル(0W-20・API SP規格)を「5,000kmまたは半年ごと」に交換することが最大の秘訣です。また、高速登坂や山道を走った直後は、タービン保護のため約1分間のアイドリングを行ってから停止してください。
とくにQ4でお伝えした通り、430N・mの分厚いトルクを支えるタービンシャフトは毎分10万回転以上で回り続けているため、5,000キロごとの新鮮なSP規格オイル交換を続けるだけで新車時の鋭い加速レスポンスをいつまでも維持できるようになりますよ。
40系ヴェルファイアのターボ加速評価と選び方まとめ

ここまで、新型40系ヴェルファイア専用の2.4Lターボエンジン(T24A-FTS)の加速評価から、先代3.5L V6やアルファード・ハイブリッド車との走りの違い、そして実燃費やリセールバリューまで詳しく解説してきました。
あらためて結論をお伝えすると、40系ヴェルファイアの2.4Lターボは、わずか1,700回転から湧き出る430N・mの大トルクとDirect Shift-8ATの直結感、そして専用フロントパフォーマンスブレースが融合した「ミニバン界最高峰のドライバーズカー」であるということです。
最後に、あなたが「2.4Lターボ」と「2.5Lハイブリッド(またはアルファード)」のどちらを選ぶべきか、後悔しないための4つの判断基準を振り返っておきましょう。
1つ目は、高速道路の合流や追い越し、山道の登坂でエンジンを唸らせることなく、右足を少し踏み込むだけでシートに背中が押し付けられる豪快な加速感を求めるなら、迷わず2.4Lターボを選ぶことです。
2つ目は、CVT特有のラバーバンドフィールが苦手で、8速有段ATのリズミカルなシフトアップやパドルシフトを使った意のままの加減速、そしてブレース補強によるビシッとした接地感を楽しみたい方にも2.4Lターボがぴったり合います。
3つ目は、街乗りの極低速発進でわずかな過給ラグが気になる場面では「エコドライブモード」を活用することで、同乗者にも優しい滑らかな発進と豪快な高速性能を1台で両立できることでしょう。
そして4つ目は、年間走行距離が1万キロ前後以下の方や、3年〜5年後の海外輸出需要を見据えた高いリセールバリューと初期費用35万円安のメリットを活かしたい方にとっても、2.4Lターボは抜群のコストパフォーマンスを発揮してくれます。
反対に、年間1万5,000キロ〜2万キロ以上の長距離を走り、モーターによる無音の発進とレギュラーガソリンの経済性を最優先したい方には2.5Lハイブリッドが最適ですよ。
ぜひ今回の加速評価と比較データを参考に、あなたの走行スタイルにぴったりの40系ヴェルファイアを選んで、ご家族と一緒に心躍る最高のドライブを楽しんでくださいね。



