ヴェルファイア車中泊のフルフラット術!段差を埋めるマット選び
こんにちは。アルヴェル&ハイエース完全ガイド 運営者の「ホシ」です。
ヴェルファイアで車中泊をする際、フルフラット時の段差を埋めるマット選びは大切ですね。
豪華な2列目と3列目を倒しても座面に凸凹が残るため、そのまま寝ると腰を痛める原因になるでしょう。
今回は部品プロの視点から大人2人が熟睡できるシート操作と専用マット選びを解説します。
この記事でわかること
- 2列目と3列目を倒した際の就寝スペース寸法と段差の正体
- 新型40系と先代30系のシート構造の違いとフラット化手順
- 凸凹を埋める専用段差クッションと厚手マットの選び方
- 目隠し断熱サンシェードと1500W電源を活用した快適車中泊術
ヴェルファイア車中泊のフルフラット段差とマット基本
広大な室内空間と静粛性を誇るヴェルファイアを手に入れたら、「週末は宿の予約に縛られず、夫婦や家族で気の向くままに車中泊の旅へ出かけたい」とワクワクしている方も多いですね。

しかし、いざヴェルファイアの2列目と3列目シートを後ろへ倒してみると、豪華なキャプテンシートならではの深い凹凸や隙間が現れ、「この上にどうやってマットを敷けば平らになるのだろう」と戸惑ってしまう方が後を絶ちません。
まずは自動車部品メーカーのセールスとして東京と山梨を往復しながら車中泊テストを重ねている私の実測データをもとに、ヴェルファイアの就寝スペース寸法と段差の正体、そして大人2人が足を伸ばして眠れる基本アレンジから順番に見ていきましょう。
2列目と3列目を倒して作る就寝スペースの実測寸法
最初に把握しておきたいのが、ヴェルファイアの2列目シートと3列目シートをフルリクライニングさせて繋げたときに、実際にどれくらいの縦幅と横幅(ベッド寸法)が確保できるのかという正確な数字です。
結論から言うと、1列目の運転席と助手席を一番前までスライドさせ、2列目と3列目を倒して連結した場合、ベッドの縦の長さ(全長)は新型40系で「約205cm〜210cm」、先代30系では「約210cm〜218cm」という大人2人が余裕で足を伸ばせる長さが確保できますよ。
一般的な家庭用シングルベッドやダブルベッドの縦の長さが「195cm」ですから、身長180cmを超える大柄な男性であっても、頭や足先が前後のパネルにぶつかることなく真っ直ぐ体を伸ばして横になれる広さがあるのですね。
一方で、マット選びで絶対に注意しなければならないのが「ベッドの横幅(有効内寸)」であり、3列目シート部分は「約140cm〜148cm」とダブルベッド並みに広いのに対し、2列目のエグゼクティブパワーシート部分は左右の固定式アームレストに挟まれるため有効幅が「約105cm〜115cm前後」に絞られるという点です。
つまり、ヴェルファイアの車中泊スペースを上から見ると、足元側(または頭側)となる3列目部分は幅約145cmと広く、中央の2列目部分だけが左右のアームレストによって幅約110cm前後へくびれた形状になっていますよ。
この「2列目アームレスト間の横幅が約110cm前後である」という実測寸法を知らずに、横幅140cmの硬い1枚物マットレスを買ってしまうと、2列目の肘掛けの上にマットが乗り上げて斜めに浮いてしまうため注意が必要でしょう。
大人2人が肩を並べてゆったり眠るためには、この「全長205cm以上・2列目内寸約110cm・3列目幅約145cm」というヴェルファイア固有の空間サイズにぴったり合わせたマット構成を選ぶことが最初の成功法則になりますね。
シートを倒した際に生まれる凸凹と腰痛の原因と構造
では、なぜヴェルファイアのシートをフルフラット状態に倒しただけでは、一晩ぐっすり眠ることができず背中や腰が痛くなってしまうのでしょうか。
その理由は非常にシンプルで、走行中に乗員の体を包み込んで支えるために立体成型された豪華なシート構造が、フルフラット時には「最大10cm〜15cmにも及ぶ3箇所の深い谷間(段差)」へと変わってしまうからです。
そのまま寝ると腰を痛める!「フルフラット時に発生する3大段差ポイント」
段差ポイント1:2列目シートの「座面のくぼみと背もたれの境界」(高低差:約10〜12cm)
太もも裏を支える座面先端が高く盛り上がっているため、お尻部分が深く落ち込むV字の谷間ができる
段差ポイント2:倒した「2列目背もたれと3列目座面のつなぎ目」(高低差:約8〜15cm)
2列目の分厚い背もたれ上部と3列目座面の間に階段状の段差が生まれ、背中や腰に角が強く当たる
段差ポイント3:3列目シートの「座面と背もたれ&シートベルト金具」(高低差:約5〜8cm)
3列目の座面奥にも傾斜があり、さらに硬いシートベルトバックルの突起が脇腹や背骨を圧迫する
図解の通り、ヴェルファイアの2列目キャプテンシートは、普通に座っているときはファーストクラスのように快適ですが、いざ背もたれを倒すと「座面の高いフチ」と「深く彫り込まれたお尻部分」の間に約10cm〜12cmものV字型の落差が生まれますね。
さらに、倒した2列目の背もたれと3列目の座面がぶつかる部分にも約8cm〜15cmの階段状の段差ができるため、この凹凸を埋めないまま薄いマットを敷いて寝ると、人間の体で最も重い「腰とお尻」が谷底へ落ち込んで背骨が弓なりに曲がってしまうのです。
また、2列目シートが左右独立している7人乗り仕様では、左右のシートの真ん中に「約10cm〜15cmの中央通路の隙間(ウォークスルー空間)」が空いているため、ここを上からしっかり橋渡しできる剛性の高いマットが欠かせません。
「シートの谷間をくさび形のクッションで平らに埋めること」と「その上に分厚い高反発マットを敷いて隙間と金具の突起を消すこと」の2つをセットで行うのが、腰痛ゼロのフルフラットを作る絶対条件ですよ。
40系と30系グレード別シート構造と段差の違い比較
さらに押さえておきたいのが、あなたが乗っている(または購入を検討している)ヴェルファイアが「新型40系か先代30系か」、そして「どのグレードのシートか」によって、フルフラット時の段差の大きさとマットの敷き方が少しずつ異なるという点です。
まず新型40系ヴェルファイア(Z PremierおよびExecutive Lounge)は、全グレードが「固定式アームレスト付きの7人乗りキャプテンシート」となっており、先代30系に比べてシート内部のウレタンとフレーム剛性が大幅に高められているため、倒した際の段差が約10cm〜15cmとやや深めに出る特徴があります。
この新型40系におけるエグゼクティブパワーシート(Z Premier標準)およびエグゼクティブラウンジシート(Executive Lounge標準)の電動リクライニング・電動オットマン機構やシート配置の正確な仕様については、トヨタ自動車公式のヴェルファイア主要諸元表・主要装備一覧表PDFにて公式データが詳細に公開されていますね。
とくに最上級の『Executive Lounge』は、アームレスト内に格納式テーブルやマルチオペレーションパネル(集中操作タッチパネル)が組み込まれていて肘掛けの幅が太いため、2列目部分の左右内寸が約100cm〜105cmと少しタイトになる点を覚えておきましょう。
一方、先代30系ヴェルファイアの場合は、上位の『2.5Z Gエディション』や『エグゼクティブラウンジ』は40系と同じく固定式アームレスト付きのシートですが、売れ筋の『2.5Z(7人乗りリラックスキャプテンシート)』や『8人乗り6:4分割チップアップシート』では肘掛けを上に跳ね上げることができます。
そのため、30系のリラックスキャプテンシートや8人乗り仕様であれば、2列目部分も横幅約135cm〜145cmまでワイドに使うことができ、段差自体も約8cm〜10cmと比較的浅いため、フルフラット化が最も容易な構造になっていますよ。
「固定式アームレストの40系や30系上位グレードなら幅60cm前後のシングルマット2枚連結」「アームレストが跳ね上がる30系リラックスキャプテンや8人乗りならダブルサイズマットやシングル2枚連結」と使い分ければ、どのグレードでも快適なベッドが作れるでしょう。
大人2人が足を伸ばして眠れるシートアレンジの手順
ここからは、実際にヴェルファイアの2列目と3列目を操作して、シート同士の隙間やガタつきを最小限に抑えながら「大人2人が足を伸ばして眠れるフルフラット土台」を作る5つの実践ステップを解説します。

手順の1つ目は「2列目と3列目のヘッドレスト(枕)をすべて引き抜いて外すこと」、そして2つ目は「1列目の運転席と助手席を一番前までスライドさせ、背もたれを前へ起こして作業スペースを広く空けること」です。
ヘッドレストを付けたまま2列目の背もたれを倒そうとすると、3列目の座面にヘッドレストがぶつかって最後までフラットに倒れきらないため、最初に4個すべてのヘッドレストを外して助手席の足元などに置いておくのが鉄則ですね。
手順の3つ目は「2列目の電動オットマンを完全に格納(下げた状態に)し、3列目シートを一番後ろまでスライドさせてから背もたれを倒すこと」、そして4つ目は「2列目の背もたれを一番後ろまで倒し、3列目の座面先端に隙間なくピタッと密着させる位置まで2列目を前後スライド調整すること」になります。
このとき、2列目のオットマンを上げたままその上に乗ってしまうと、電動モーターやリンク機構に過度な負荷がかかって故障の原因になりますので、オットマンは必ず収納するか、下にハードクーラーボックス等を置いて下から支えるようにしましょう。
そして最後の5つ目の手順として、2列目座面のくぼみと3列目座面のくぼみの計4箇所に『くさび形の段差解消クッション』を配置し、外したヘッドレストを2列目座面の前側の隙間に並べれば、全長2m超の水平な土台があっという間に完成しますよ。
なお、寝る向きについては「横幅が約145cmと広い3列目(車両後方)側に頭を向け、2列目側に足を伸ばして寝る向き」にすると、肩まわりが広々として圧迫感なく熟睡できるためおすすめです(駐車場が前上がりに傾斜している場合のみ、頭が高くなる車両前方へ頭を向けて調整してください)。
車中泊マットの種類別厚みと段差解消力の徹底比較表
シートアレンジの手順が分かったところで、「ヴェルファイアの段差を埋める車中泊マットにはどんな種類があり、結局どれを選ぶのが一番賢いのか」を一目で比較できる一覧表にまとめました。
それぞれの段差解消力、大人2人での寝心地、設営・収納のしやすさ、そして導入コストの違いを照らし合わせてみてください。
| マット種類の比較項目 | ①段差クッション+8〜10cm厚マット | ②車種専用フレーム式ベッドキット | ③薄手マット(3〜5cm)・エアベッド |
|---|---|---|---|
| ①段差解消力・水平度 | 極めて高い(12cm段差が完全に消える) | 最高レベル(完全な平面ボードになる) | 低い(シートの凹凸や谷間が残る) |
| ②大人2人の熟睡度 | 高反発ウレタンで揺れず朝まで快適 | 揺れはゼロだが天井との距離が狭まる | 底付き感やフワフワした揺れで疲れる |
| ③設営・片付けの手間 | 約5分〜8分(バルブを開けて敷くだけ) | 約15分〜25分(重いフレーム組立が必要) | 約3分〜10分(エア注入はポンプ音が響く) |
| ④普段乗りの収納性 | 丸めて荷室や床下へ積載したまま走れる | 普段7人乗る際は自宅に降ろす必要がある | 非常にコンパクトに畳める |
| ⑤導入コストの目安 | 約25,000円〜45,000円前後(最も優秀) | 約120,000円〜250,000円前後(高価) | 約6,000円〜18,000円前後 |
比較表から一目瞭然の通り、ヴェルファイアで普段の7人乗りの快適性と休日の熟睡車中泊を両立するなら、「①くさび形段差解消クッション+厚さ8cm〜10cmのインフレータブルマット」の組み合わせが費用対効果・寝心地・収納性のすべてにおいて断トツのベストアンサーになります。
もちろん②の金属フレーム式ベッドキットも完全な平面が作れて魅力的ですが、価格が15万円以上と高額なうえ、シートの上にさらに高い台を組むため天井までの高さ(ヘッドクリアランス)が狭くなり、普段2列目・3列目に人を乗せるときに重いフレームを自宅へ降ろさなければならないという弱点があるのですね。
また③の「空気だけで膨らませる中空エアーベッド」は、隣に寝ているパートナーが寝返りを打つたびにトランポリンのように揺れが伝わって目が覚めてしまうため、中身にしっかりしたウレタンフォームが詰まった『インフレータブルマット(自動膨張式)』を選ぶのが鉄則ですよ。
ヴェルファイア車中泊でフルフラット段差とマット選び
ここまでの解説で、ヴェルファイアの2列目・3列目を倒した際の段差構造と、「段差解消クッション+厚手インフレータブルマット」の二層構造が最も合理的である理由がお分かりいただけたと思います。
では、実際にネット通販やカー用品店で車中泊マットや段差クッション、そして夜間のプライバシーを守るサンシェードを購入する際、具体的にどのサイズ・何cm厚・どんな仕様のものを選べば100%失敗しないのでしょうか。
ここからは、私が実際の車中泊で試行錯誤して辿り着いた「専用段差クッションと厚手マットの具体的なサイズ選び」から、「外からの視線と冷気を遮断する専用サンシェード選び」、そして「1500W電源と安全換気の活用術」まで実践的なノウハウを詳しくお伝えしていきます。
凸凹を埋める専用段差クッションと厚手マットの選び方
ヴェルファイアのシートの凹凸を完全に消し去り、大人2人が朝まで一度も目を覚まさずに熟睡するための『段差解消クッション(下層)』と『厚手インフレータブルマット(上層)』の失敗しないスペック基準をまとめました。

| 必要な車中泊アイテム | ヴェルファイアに最適なサイズ・厚み基準 | 選ぶ際の重要チェックポイント |
|---|---|---|
| ①2列目用の段差クッション | 最高部厚さ10cm〜12cm×2個(幅約53〜58cm) | 深い座面の谷間を埋める高硬度ウレタン製を選ぶ |
| ②3列目用の段差クッション | 最高部厚さ6cm〜10cm×2個(幅約53〜58cm) | 3列目座面の傾斜をフラットにしベルト金具を隠す |
| ③上層のインフレータブルマット | 厚さ8cm〜10cm・幅60〜65cm×長さ195cmを2枚 | 2列目アームレスト間に収まる2枚連結式が必須 |
| ④仕上げの敷きパッド・シーツ | 家庭用のセミダブル〜ダブル用ボックスシーツ | 2枚のマットを上から包むと中央の隙間が消える |
まず下層に置く『くさび形・段差解消クッション(くるマットやLevolva等の車中泊専用段差マット)』は、段差が深い2列目座面には「厚さ10cm〜12cmタイプ(Lサイズ等)を2個」、段差が中程度の3列目座面には「厚さ6cm〜10cmタイプ(M/Lサイズ)を2個」の合計4個セットで揃えるのが黄金バランスです。
柔らかい低反発スポンジのクッションだと大人の体重が乗った瞬間にペチャンコに潰れて段差が現れてしまいますので、必ず「手で押しても簡単に沈まない高密度・高硬度の硬質ウレタンフォーム製」を選んでくださいね。
そして、その上から敷く『インフレータブルマット(自動膨張式マット)』は、5cm厚ではまだシートの継ぎ目を感じることがあるため、必ず「厚さ8cmまたは10cm」の極厚モデルを、幅60cm〜65cmのシングルサイズで2枚揃えて横並びにスナップボタンで連結する方式を選びましょう。
さらにプロの裏技として、連結した2枚のインフレータブルマットの上から「自宅で使っているセミダブルまたはダブルサイズの敷きパッド(またはボックスシーツ)」を1枚ガバッと被せてあげると、2枚のマットの境目が完全に一体化し、肌触りもホテルのベッドそのものへと進化しますよ。
外からの視線と冷気を遮断する専用サンシェード選び
フルフラットのベッド環境が整ったら、次に絶対欠かせないのが、夜間の車中泊で外からの視線や街灯の眩しい光を遮り、さらに窓ガラスから忍び寄る冷気や熱気を防ぐ『目隠し断熱サンシェード』の準備です。

新型40系ヴェルファイアには、トヨタ初の「下降式パワーサイドサンシェード(後席・荷室横)」と「左右独立ムーンルーフ電動シェード」が標準装備されていますが、これらは日除けのメッシュ・ロールスクリーン構造のため、車中泊では必ず『ヴェルファイア専用設計の多層キルティングサンシェード(全窓フルセット)』を追加で用意する必要がありますね。
この新型40系ヴェルファイアに採用された下降式パワーサイドサンシェードや広大な室内空間(室内長3,005mm・室内幅1,660mm)の公式設計データについては、トヨタ自動車公式ニュースルームの新型ヴェルファイア発売発表ページでも詳しく解説されています。
なぜ純正のロールサンシェードだけでは足りないかというと、夜間にお車の室内灯やスマホの画面をつけるとメッシュの隙間から車内の様子が外へ透けて見えてしまううえ、巨大なフロントガラスや運転席・助手席の窓ガラスには純正シェードが付いていないからです。
さらに冬の車中泊では、外気でキンキンに冷やされた窓ガラスから冷たい空気が滝のように流れ落ちてくる「コールドドラフト現象」が発生し、ガラス面を断熱シェードで覆っていないと車内の温度が一気に奪われてしまいます。
そこで、まず窓ガラスに直接『車種専用設計の5層構造キルティングサンシェード(フロント+サイド+リアの全窓セット)』を吸盤やマグネットで隙間なく貼り付け、さらにその後ろから40系純正の電動サイドサンシェードとルーフシェードを閉める「二重遮光・二重断熱」を行えば、真冬の富士山麓や標高の高い高原でも驚くほど暖かく静かな個室空間が完成しますよ。
車種専用設計のサンシェードは窓枠の曲線に1ミリ単位でフィットするため光漏れが一切なく、専用収納袋に入れればラゲッジ横の隙間にコンパクトに常備しておけるのも嬉しいポイントですね。
1500W電源と安全換気を活用した快適車中泊の鉄則
最後に、ヴェルファイアでの車中泊を単なる「仮眠」から「安全で贅沢なホテルステイ」へと引き上げる『AC100V・1500W電源の活用術』と『命を守る安全換気・防犯マナー』を解説します。
安心・快適に眠るための!「ヴェルファイア車中泊の電源&安全3大ルール」
ルール1:就寝中の「エンジンかけっぱなし(アイドリング)」は絶対に避ける
周囲への騒音マナー違反になるだけでなく、積雪時はマフラー閉塞による一酸化炭素中毒の危険がある
ルール2:冬場の暖房は「ポータブル電源+電気毛布(約50W)」で無音かつ安全に温める
1000Whクラスのポータブル電源があれば、電気毛布2枚を一晩中稼働させても電力に余裕がある
ルール3:防虫ネット(バグネット)を装着し、左右の窓を「2〜3cm開けて換気」する
大人2人の呼吸で出る約500mlの水蒸気と二酸化炭素を逃がし、朝の息苦しさとガラスの結露を防ぐ
まず車中泊の絶対ルールとして、道の駅やサービスエリア、RVパークで眠る際は「一晩中エンジンをかけっぱなしにするアイドリング車中泊」は騒音トラブルや一酸化炭素中毒事故の原因となるため厳禁です。
その代わりに活躍するのが、新型40系ヴェルファイアおよび30系ハイブリッド車に備わる『AC100V・1500Wコンセント』と、エンジンを停止したまま安全に家電が使える『リン酸鉄ポータブル電源(1000Whクラス)』ですね。
たとえば走行中にヴェルファイアの1500Wコンセントからポータブル電源を満充電にしておき、夜はエンジンを切ってポータブル電源に家庭用の『電気毛布(消費電力1枚約40W〜50W)』を繋いで厚手マットの上に敷けば、無音で朝までポカポカのまま熟睡できますよ。
また、密閉性の高いヴェルファイアで大人2人が一晩眠ると、呼気からペットボトル1本分(約500ml)もの水蒸気と二酸化炭素が出るため、窓を完全に閉め切っていると朝方に空気が重くなり、ガラスの内側が結露で濡れてしまいます。
必ずスライドドアの窓枠に車種専用の『防虫ネット(ウィンドウバグネット)』をはめ込み、左右の窓を2cm〜3cmだけ開けて空気の通り道を作るとともに、就寝前には運転席の集中ドアロックで全ドアを施錠して防犯対策も徹底しましょう。
ヴェルファイアの車中泊やマット選びでよくある質問
ここでは、ヴェルファイアでのフルフラット車中泊や段差マット選びに関して、オーナーの方からよくいただく4つの疑問にお答えします。
とくに「大人2人と子供での就寝可否」「3列目跳ね上げアレンジとの違い」「普段のマット収納場所」は事前に知っておくと役立つポイントです。
実際の車中泊テストで得た知見をもとにQ&A形式でまとめましたので、装備を揃える前にぜひチェックしておいてくださいね。
Q1. ヴェルファイアのフルフラット空間で、大人2人と子供の「家族3人〜4人」で寝ることはできますか?
A. 大人2人と小さなお子様1人(計3人)なら、横幅約145cmある3列目側に3人並んで頭を向けて寝ることが可能です。4人になる場合は、1列目シート上に渡す『フロントシート用エアーマット(キッズベッド)』を追加するか、前後に互い違いで寝る工夫をおすすめします。
Q2. 「2列目と3列目を繋げる方法」と「3列目を左右に跳ね上げて荷室に寝る方法」はどちらが快適ですか?
A. 7人乗りのヴェルファイアでは『2列目と3列目を倒して繋げる方法』が断然快適です。2列目キャプテンシートは座面を前へチップアップ(折りたたみ)できないため、3列目を跳ね上げても床面の奥行きが約145cmしか取れず、大人が足を伸ばして寝るには長さが足りないからです。
Q3. 車中泊で使った段差解消クッション(4個)と厚手インフレータブルマット(2枚)は、普段どこに収納できますか?
A. インフレータブルマットは空気を抜いて丸めれば円筒状になり、段差クッションと一緒に3列目後ろのラゲッジおよび大容量床下収納(ラゲッジアンダーボックス)へスッキリ収まります。普段の7人乗車時でも車内に積んだまま走行可能です。
Q4. 新型40系ヴェルファイアの2列目アームレストにある「タッチパネル」に寝返りで足が当たって誤作動しませんか?
A. 就寝中にパネルへ足や布団が触れてシートや照明が動くのを防ぐため、40系で車中泊をする際は就寝前に脱着式のタッチパネル(リアマルチオペレーションパネル)をホルダーから外して画面オフにするか、タオル等で上面を保護しておくと安心です。
Q1〜Q4でも確認した通り、ヴェルファイアのシート構造とラゲッジ床下収納の特性を正しく活かせば、普段のラグジュアリーな7人乗り仕様を一切犠牲にすることなく、必要なときだけ5分で極上の車中泊ベッドを展開できるようになりますよ。
ヴェルファイア車中泊のフルフラット段差とマット総括

ここまで、『ヴェルファイアの車中泊で大人2人が足を伸ばして熟睡するためのフルフラット・シートアレンジ手順と、シートの段差を完全に埋める専用マット・目隠しサンシェード選び』について詳しく解説してきました。
あらためて全体の結論をお伝えすると、ヴェルファイアの立体的なシート段差(約10cm〜15cm)を解消して腰痛ゼロで朝まで熟睡するには、薄いマット1枚で済ませず『下層のくさび形段差クッション4個+上層の厚さ8〜10cmインフレータブルマット2枚連結』の二層構造で作るのが唯一無二の正解だからです。
最後に、あなたがヴェルファイアで快適な車中泊を実現するための4つの重要ポイントを振り返っておきましょう。
1つ目は、2列目と3列目のヘッドレストをすべて外し、電動オットマンを格納してシート同士を隙間なく密着させれば、全長約205cm〜215cmという大柄な大人2人でもゆったり足を伸ばして横になれる就寝スペースが作れることです。
2つ目は、7人乗りキャプテンシート車は2列目の固定式アームレスト間の内寸が「約105cm〜115cm」に絞られるため、上層のマットは1枚の巨大サイズではなく『幅60cm〜65cm×厚さ8〜10cmのシングルサイズ2枚連結タイプ』を選ぶのが失敗しない鉄則だということですね。
3つ目は、車種専用設計の『多層キルティング断熱サンシェード(全窓セット)』と40系純正の電動シェードを併用することで、外からの視線・街灯の光・冬場の窓からの冷気をシャットアウトできることでしょう。
そして4つ目は、就寝中のエンジンかけっぱなし(アイドリング)は避け、走行中に1500Wコンセントで充電したポータブル電源+電気毛布と防虫ネット換気を組み合わせれば、静かで安全な車中泊が楽しめるという点です。
ぜひ今回のガイドを参考にぴったりの段差解消マットとサンシェードを揃え、あなたの愛車ヴェルファイアで自由で贅沢な車中泊の旅へ出かけてみてくださいね。



